ちりめんじわはヒルドイドで治る?原因と対策を解説【画像あり】
- 公開日
- 2022年09月13日
- 更新日

ちりめんじわは、目元や口元などに生じる浅くて細かいしわです。皮膚の乾燥をきっかけに発症するため、20代~30代の若い世代に見られることもあります。眉間やおでこに生じる深いしわに比べると目立ちにくいですが、放置すると徐々に悪化することもある厄介な症状です。
ちりめんじわは、原因となる乾燥を避けることで予防できます。またスキンケアやメイクなどで、目立たなくすることも可能です。
このページでは、ちりめんじわの改善におすすめの医療用の塗り薬も紹介しています。高濃度ヒルドイドやヒトプラセンタ配合の薬など、通販で買える海外製品を扱っています。ちりめんじわの治療を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ちりめんじわは目元や頬にできやすい
ちりめんじわとは、皮膚の表面にできる小さく細かなしわのことを指します。細かい凹凸が特徴のちりめんという布生地が語源です。小さくて浅いしわではあるものの、肌に沢山の線が入るため、見た目に老けた印象を与えます。
いわゆる「小じわ」や「乾燥小じわ」などと呼ばれるしわと同じものです。
ちりめんじわができやすい部位として、目尻・目の下・口元・頬などが挙げられます。

目尻にできるちりめんじわ

口元にできるちりめんじわ

目の下にできるちりめんじわ
ちりめんじわができやすい場所は、いずれも乾燥しやすい部位です。中でも目や口の周囲は、皮膚が薄くて皮下脂肪も少ないので、水分不足になりがちです。意識的にケアしないと、保湿力が低下していきます。放置している期間が長くなると、段々としわが目立つようになります。
頬は目元や口元とは違い、皮膚に厚みがあるため、乾燥しやすいわけではありません。しかし、メイクやスキンケアの際に擦ったり叩いたりといった刺激を繰り返すことで、角質層が硬くなることがあります。結果的に肌のターンオーバーが乱れたり、化粧水や美容液が浸透しづらくなったりすることで、乾燥していきます。
主な原因は乾燥!肌の水分を奪う4つの要因

ちりめんじわができる最大の原因は乾燥といわれています。肌の表面が乾燥すると柔軟性が失われ、細かいしわができる原因となります。乾燥状態の肌にできたちりめんじわは、角層に潤いを与えることで目立たなくなります。
皮膚の最も外側を角層(角質層)といいます。角層の保湿機能とバリア機能は、肌を乾燥から守る役割があります。なんらかの理由で肌が乾燥すると、角層の機能が衰えて余計に乾燥しやすくなり、ちりめんじわができやすくなります。
肌の乾燥を招く要因として、空気の乾燥・紫外線・加齢・生活習慣の乱れの4つが挙げられます。
①冬場などの乾燥した空気が肌の水分を奪う

空気が乾燥していると、肌の水分が失われていって乾燥しやすくなります。特に空気中の水分が少ない冬場は乾燥しやすい季節です。加湿器を使うなどして、湿度を40~60%くらいに保つなどの対策が必要です。
また冬場でなくても、エアコンを長時間使うと空気が乾燥します。寝ている間はエアコンにタイマーをかける、風が直接当たらないようにするなどの工夫をしましょう。
②紫外線のダメージで肌のバリア機能が低下

紫外線は、肌にダメージを与えてバリア機能を低下させることが分かっています。バリア機能が低下した肌は、水分が逃げやすくなって乾燥しがちになります。日焼けやシミなどの原因にもなるので、美肌作りにおいては紫外線対策の徹底が必要です。
また紫外線は、真皮(肌の奥)において、コラーゲンやヒアルロン酸などの潤い成分の生成を阻害します。これらの成分を作っている繊維芽細胞に損傷を及ぼすのです。潤い成分が減少することで、肌からハリや弾力が失われて、しわができやすくなります。
③加齢に伴って乾燥肌になりやすくなる

人の肌はバリア機能によって潤いをキープしています。しかし、年齢を重ねていくとバリア機能の維持に必要な皮脂の分泌が低下します。加齢に伴って皮脂が減っていくと、水分の蒸発を防げなくなるのです。
また水分を皮膚に留める角層の機能も徐々に衰えていくので、高齢者ほど乾燥肌になりやすくなります。
④不規則な生活習慣が肌のターンオーバーを乱れさせる

不規則な生活習慣は、肌のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れに繋がります。肌の乾燥やちりめんじわを目立たせる要因となるので対策が必要です。
睡眠不足は肌のターンオーバーを乱します。皮膚の生まれ変わりが滞ることで、バリア機能が弱くなり、乾燥しやすくなります。
肌のバリア機能低下に繋がる生活習慣には、栄養バランスが偏っている食事や過度な飲酒なども含まれます。喫煙・運動不足・ストレスによっても肌が乾燥しやすくなる可能性があります。
ちりめんじわを目立たなくする3つの対策
ちりめんじわの対策としては、肌環境を改善する方法としわを隠す方法があります。根本的な改善を望むのであれば、スキンケアや食事から肌の調子を整えていきましょう。一時的に目立ちにくくしたいのであれば、メイクで上手に隠すのが良いでしょう。
①スキンケアで肌の潤いをキープ

スキンケアで重要なのは、ちりめんじわの最大の原因である肌の乾燥を防ぐことです。クレンジングや化粧水、乳液などを用いて肌を清潔に保ちながら保湿力を高めましょう。
スキンケアのポイントとしては、クレンジング・洗顔・化粧水・乳液・クリームが挙げられます。
クレンジングは、多めに使った方が肌の負担が少なくメイクを落とせます。洗顔は、36~37℃程度のぬるま湯で行いましょう。洗顔料をしっかりと泡立てたら肌を擦らないようになでるように洗うのがコツです。
化粧水を塗る際は、肌に化粧水がなじむように軽く手で抑えるようにしましょう。洗顔の時と同様、強く擦らないように注意します。乾燥が気になる目元には、たっぷり化粧水をしみこませたコットンを貼り付けて、2~3分ほど浸透させましょう。
化粧水が肌になじんだら、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎます。肌の状態に合わせて美容液や美容オイルを塗るのもいいでしょう。
スキンケアの仕上げには、医薬品の外用薬を使うとさらに効果的です。ダメージを受けて低下している肌の保水機能を修復する効果が期待できます。ヒルドイドやヒトプラセンタジェルなど、ちりめんじわの改善におすすめの医薬品はこちらで紹介しています。
②メイクでちりめんじわを隠す

ちりめんじわは、メイクで隠してしまうのも有効です。ここからは、ちりめんじわを隠すベースメイクの方法を説明します。
初めに、化粧水とクリームを使って肌に潤いを与えましょう。次に、リキッドペンなどで目元のくすみを補正することでファンデーションを厚塗りしなくて済みます。ファンデーションは、パウダータイプよりも肌に密着しやすいリキッドタイプの方がおすすめです。しわが気になるところに軽くタップするようにつけましょう。
フェイスパウダーはあまり色がなく粒子が細かいものを最低限の量にしましょう。広い範囲で使うと逆にしわが目立ってしまいます。ハイライトを使うと光が拡散してちりめんじわを隠してくれます。
③肌の乾燥防止に役立つ栄養を摂取する

ちりめんじわの改善に有効な栄養素として、コラーゲン・ビタミンC・ビタミンE・セラミド・オメガ3脂肪酸などが挙げられます。これらの栄養素には、肌の調子を整えるさまざまな作用があります。継続的に摂取していれば、しわやたるみを防いできれいな肌を作ることができます。
ちりめんじわの改善に役立つ栄養を豊富に含んでいる食べ物として、以下が挙げられます。
- コラーゲン
- 鶏皮、手羽先、牛筋、すっぽん、フカヒレ、カレイ、エビなど
- ビタミンC
- 赤ピーマン、レモン、ブロッコリー、キウイフルーツなど
- ビタミンE
- 卵、アボカド、納豆、ごま、かぼちゃ、アーモンドなど
- セラミド
- こんにゃく、大豆、牛乳、ヨーグルト、黒ごま、ひじきなど
- オメガ3脂肪酸
- イワシ、サンマ、サバ、くるみ、えごま油など
また栄養を効率的に摂取するうえでは、サプリメントの活用も効果的です。食事からでは補いきれない栄養を、毎日欠かさずに摂取し続けることができます。
ちりめんじわの改善におすすめのサプリとして「アマラキ」が挙げられます。コラーゲンやビタミンなど、肌の潤いの維持に役立つ栄養素を丸ごと摂取できます。
ちりめんじわの治療方法
ちりめんじわの治療には、まず原因となる乾燥への対策が重要です。スキンケアでは、保湿効果の高い化粧水やクリームを用い、肌の水分をしっかりと補給し、蒸発を防ぎましょう。
特に「ヒルドイド」や「プラセントレックス」のような医薬品は、保水力を高め、肌のバリア機能を修復する効果があるため、ちりめんじわの治療におすすめです。
また、トレチノイン配合の外用薬を使用すると、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲン生成をサポートしてしわの改善が期待できます。
美容皮膚科で受けられるしわ取り治療
美容皮膚科では、日々のスキンケアよりも短期間でちりめんじわを改善できる治療を受けられます。
専門医による的確な判断のもとで安心して治療を受けられることもメリットです。
美容皮膚科で受けられるしわ取り治療は、レーザー治療、注射治療、医薬品を使ったマッサージ治療などがあります。
レーザー治療
レーザー治療は、レーザーによる刺激によって肌を引き締めることで、しわや開いた毛穴の改善、肌のキメを整える効果があります。
レーザーを肌に照射することで、真皮層に微細な刺激を与えると、コラーゲンの生成が促進されます。これにより、肌にハリと弾力が生まれ、しわが目立ちにくくなります。
しわの深さや肌の状態に応じて、医師が適切な出力で施術を行ってくれるので初めての治療でも安心です。
注射治療
注射治療は、肌の内側から潤いを補給し、しわを目立たなくする効果が期待できる治療方法です。
ヒアルロン酸注射では、しわの気になる部分に直接ヒアルロン酸を注入することで、肌にボリュームを与え、ハリと弾力を取り戻します。
ボトックス注射は、筋肉の動きを抑制することで、ちりめんじわを目立たなくします。
注射治療の魅力は、施術が短時間で終わり、即効性もあることです。ちりめんじわの治療にあまり時間を使いたくない人にもおすすめできます。
マッサージピール
マッサージピールは、「PRX-T33」という薬剤をマッサージによって肌に浸透させる治療方法です。コラーゲンの生成を促進し、肌にハリや弾力をもたらします。
PRX-T33には、高濃度のトリクロロ酢酸、過酸化水素、コウジ酸が配合されています。この3つの作用を組み合わせることで、肌の炎症を抑えながらピーリング作用を発揮し、美白効果も期待できます。
【高濃度ヒルドイドなど】ちりめんじわの改善におすすめの治療薬

ちりめんじわの改善には、肌環境を根本から治癒する医薬品がおすすめです。潤いを維持する肌本来の機能を改善することで、乾燥によるしわが起こりにくい肌環境が整います。ちりめんじわの改善におすすめの医薬品としては、以下が挙げられます。
- ヒルドイドフォルテシリーズ
- 角質層の保水力を高めるヘパリン類似物質を配合。日本で使われている「ヒルドイド」の1.5倍にあたる高濃度。血行促進や抗炎症作用もある。
- プラセントレックスシリーズ
- 人間の胎盤由来のヒトプラセンタを配合。肌の細胞分裂を促す成長因子を豊富に含んでおり、アンチエイジングや美白など、肌の悩みをトータルケアする。
- トレチノイン配合薬
- 肌のターンオーバーを爆発的に高めるトレチノインを配合。シミの除去に効果的なピーリング作用に加えて、コラーゲンを作り出す細胞を活性化させてしわを改善する効果もある。
これらはドラッグストアなどで市販されていない医療用の薬です。皮膚科などで処方されることの多い有効成分を配合しています。個人輸入という形で通販購入できる海外製品なので、病院に行かずにちりめんじわを改善したいという方におすすめです。
ヒルドイドフォルテシリーズ

ヒルドイドフォルテシリーズは、日本で使用されている「ヒルドイド」の1.5倍にあたる成分濃度を誇る医薬品です。有効成分であるヘパリン類似物質が、0.445%の高濃度で配合されています(日本では0.3%まで)。より優れた保水効果をお求めの方におすすめです。
ヘパリン類似物質の主な作用は、角質層における保水力の向上です。外気の乾燥や肌荒れなどによってダメージを受けた皮膚の構造を修復して、水分を留める角質層の働きを高めます。肌自体に潤いが与えられることで、ちりめんじわの最大の原因である乾燥を対策できます。
ヒルドイドフォルテクリーム
ヒルドイドフォルテクリームは、肌によく馴染むクリーム剤です。べたつきがなく、しっとりとした使い心地で皮膚を潤します。一般的なヒルドイドクリームの1.5倍にあたる量のヘパリン類似物質が配合されているので、優れた保水効果が期待できます。
ヒルドイドフォルテジェル
ヒルドイドフォルテジェルは、さらさらとしており、塗布後にさっぱりとする使用感が特徴です。汗がべたつく夏場などの使用がおすすめです。クリームとジェルで効果に差はありません。
プラセントレックスシリーズ

プラセントレックスシリーズは、ヒトプラセンタを配合した医薬品です。日本で市販されているプラセンタ製剤は、いずれも豚や馬などの動物由来の成分です。医療機関でのみ用いられている人間由来のプラセンタエキスの効果を手軽に試せるのは、プラセントレックスシリーズだけです。
ヒトプラセンタには、細胞分裂を促す成長因子が豊富に含まれています。ターンオーバーに関わる上皮細胞や、コラーゲンなどを生み出す線維芽細胞の増殖に役立ちます。これらの細胞が活性化することで、肌にハリや潤いがもたらされます。
プラセントレックスジェル
プラセントレックスジェルは「ヒトプラセンタジェル」という名前でも知られる人気の商品です。しわや皮膚のたるみ、シミ、肌荒れ、ニキビなど、あらゆる肌トラブルの改善に用いられています。優れた美容効果とアンチエイジング効果によって美しい肌を作ります。
プラセントレックスクリーム
ヒトプラセンタエキス配合のクリーム剤です。ジェルに比べて保湿力に優れているため、乾燥しやすい冬場での使用におすすめです。
トレチノイン配合薬

肌のターンオーバーを促進するトレチノインという成分を配合しています。トレチノインは、ターンオーバーを爆発的に高めて、古い角質をピーリングする作用がある成分です。美容皮膚科では、ニキビやシミの治療でも頻繁に使用されています。
またトレチノインには、肌の弾力を維持するコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す効果もあります。これらの成分を産み出している線維芽細胞を活性化する働きがあるのです。トレチノインの作用でコラーゲンやヒアルロン酸が増えることで、肌にハリがもたらされて、ちりめんじわが薄くなります。
Aレットジェル
Aレットジェルは、当サイトでも最安値のトレチノイン配合薬です。トレチノインの配合量を0.025%・0.05%・0.1%の3種類の中から選べます。マイルドな効き目を求める方には低濃度、強力な効き目を求める方には高濃度がおすすめです。最高濃度である0.1%が選べるのは、Aレットジェルだけです。
レチノAクリーム
レチノAクリームは、0.025%・0.05%の2種類から選べるトレチノイン配合薬です。Aレットジェルと比べて値段がやや割高ですが、クリーム製剤の方が好みという方にはおすすめです。
ヒルドイドなどで乾燥を防ぐことが大切

ちりめんじわの原因や対策、おすすめの医薬品について紹介しました。小さく細かいちりめんじわですが、目元や口元に老けた印象を与えるため、改善したいと悩んでいる方は多いです。
ちりめんじわの対策では乾燥のケアが重要です。スキンケアや生活習慣の改善を通して、肌に潤いを与えて乾燥しにくいようにすれば、徐々にしわが目立たなくなっていきます。メイクで隠してしまうのも手軽に行えるしわ対策です。
またちりめんじわのケアには、肌の保水力を高める医薬品の使用もおすすめです。高濃度のヒルドイドやヒトプラセンタ配合の薬など、日本では扱われていない海外製品を紹介しました。
ちりめんじわの他、肌の「くすみ」や「シミ」にもお悩みであれば、トレチノイン配合の薬とハイドロキノンの併用がおすすめです。当サイトではトレチノインとハイドロキノンを同時配合した薬を扱っています。

ピーリング作用のあるトレチノインと、美白作用のあるハイドロキノンを同時に配合している薬を紹介。しわやくすみ、シミにお悩みの方におすすめ。