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秋に抜け毛が増える5つの原因!進行性が疑われる脱毛の特徴も解説

公開日
2023年09月22日
更新日

気温の変わりやすいこの季節、抜け毛が増えたと感じることはありませんか?

あまり気にならないという人もいるかもしれませんが、秋には実際に抜け毛が増えることを裏付けるデータもあります。

今回の記事では、秋に抜け毛が増える主な5つの原因に焦点を当てて解説します。

あわせて、季節の変わり目におこりやすい頭皮環境の悪化を防ぐための対策として、適切なシャンプーの選び方や積極的に摂取すべき栄養などの情報も紹介します。

また、抜け毛が単なる季節性の変化だけの影響でない場合も考えられます。毛根の形が変化したり、髪が細くなったりするような症状が見られる場合には、速やかな対策が必要です。

髪と頭皮の健康は、自分の自信にも関わる大切な要素です。当記事を参考に、適切なヘアケアを実践してみてください。

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実際に秋は抜け毛が増えやすい!

人間の髪の毛は約10万本生えており、普通の人でも1日あたり50本~100本ほどの抜け毛があると考えられています。

秋にはその抜け毛の本数が3倍から4倍に増えるともいわれますが、実際のところはどうなのでしょうか?

実際に抜け毛の本数に季節性の変動があることを示した研究があります。

以下のグラフは、45歳の健常な女性を対象に、年間の抜け毛本数の変化が計測されたものです。

引用:服部道廣「養毛 ・育毛剤の評価法-人における新評価法-」1992年.順天堂医学 37(4) P.595~600

このグラフの横軸(経過日数)は、1月1日から始まっています。ちょうど秋の季節にあたる300日目の周辺(10月~11月くらい)で抜け毛の本数が急増していることが分かります。

また普段は50本~150本くらいの間で上下していますが、秋の季節には300本を超える日も確認できます。

当研究を行った医師は「全ての人に当てはまるかは不明」としたうえで「抜け毛の本数に季節性の変動があることを考慮する必要がある」とも言及しています。

夏に休止期の毛髪量が最大になったというデータもある

海外のある論文では「休止期」の毛髪の割合から、抜け毛の数には季節性の変動があることが言及されています。

毛髪の成長には、成長期、退行期、休止期からなる3つのフェーズがあります。

このうち休止期は、髪の成長が完全に止まった状態です。休止期を迎えた毛髪は、約3ヶ月後に抜け落ちます。

つまり、6月~8月の夏場に休止期を迎える毛髪の数が多いと、3ヶ月後にあたる9月~11月の秋頃に抜け毛が増加するということです。

論文では、6年間で823人の女性を対象に大規模な研究を行った結果、夏場に休止期を迎えた毛髪の割合が最も高くなる傾向が示されたとしています。

毛髪の自然なシステムとして、夏に休止期を迎える傾向があるならば、秋に抜け毛の数が増えるのも当然といえるのかもしれませんね。

毛髪の季節性変動の論文に関する参考サイト
Michael Kunz, et al. "Seasonality of hair shedding in healthy women complaining of hair loss"Dermatology. 2009;219(2):105-10.

なぜ?秋に抜け毛が増える5つの原因

秋に抜け毛が増える理由は、まだ完全には解明されていません。しかし、いくつかの可能性として考えられている要因があります。

  1. 冬毛に生え変わる換毛期のなごり
  2. 紫外線によるダメージ
  3. 気温の変化による自律神経の乱れ
  4. 汗や皮脂による頭皮環境の悪化
  5. 空調による乾燥

抜け毛は、毛髪と頭皮の健康、季節や生活環境、さらには個々の体調やストレスも影響する複雑な問題です。これらの要因は全員に該当するわけではないので、具体的な症状や悩みに応じて対策を考えることが重要です。それぞれの要因について詳しく見ていきましょう。

1.冬毛に生え変わる換毛期の名残

秋に起こる抜け毛の増加には、哺乳類の遺伝的特性が影響しているという説があります。

哺乳類の多くには、季節によって毛質が変わる換毛期があります。

一説によれば、猿だった頃の換毛期の名残が、現代の人間にも残っているのではないかと考えられているのです。

他の哺乳類、例えば犬が秋から冬にかけて抜け毛が増えるのと同じ理由で、人間も秋に抜け毛が増えているかもしれません。

この場合、増加する抜け毛は冬毛への適応や遺伝子への刷り込みが原因であるといえます。

2.紫外線によるダメージ

夏と秋に抜け毛が増える理由として、紫外線ダメージも大きな要因です。

紫外線は肌だけでなく、髪や頭皮にも悪影響を及ぼします。特に頭皮がダメージを受けると、乾燥によってフケやかゆみがおこります。

このような状態に陥ると、頭皮環境が悪化して髪が抜けやすくなります。

紫外線の影響はすぐにはおこらず、3~4ヶ月後に顕著になります。そのため、夏の紫外線によってダメージを受けた毛が、秋に抜け落ちてしまうのです。

特に、成長期から休止期に移行する毛髪が、次の成長期に遷移する力が弱まると、抜けやすくなります。

3.気温の変化による自律神経の乱れ

夏から秋への季節の変わり目は、気温の変化も激しく体調を崩しやすい時期です。

自律神経が乱れがちになり、血行が悪化します。その結果、頭皮に必要な栄養が運ばれにくくなり、髪が弱ってしまうのです。

その他、自律神経はストレスや睡眠不足などの影響もうけやすいため、思い当たる筋がある場合には要注意です。

4.汗や皮脂による頭皮環境の悪化

夏の高温と湿度は汗と皮脂の分泌を促し、頭皮環境を悪化させます。

特に、皮脂が毛穴に詰まると、炎症や菌の増殖が起こり、髪の成長が妨げられてしまう恐れがあります。

さらに、紫外線を浴びると皮脂が固まり、毛穴にくっついてしまいます。こうした頭皮環境の悪化と紫外線によるダメージの影響が、秋に抜け毛となってあらわれるのです。

5.空調による乾燥

秋に暖房や冷房などの空調を使うと、室内の乾燥が進みます。

空調は頭皮を乾燥させ、皮脂の分泌を乱れさせる可能性があります。

皮脂は本来、頭皮を保護する役割を持っています。しかし、過剰な分泌は頭皮に悪影響を及ぼします。

特に男性の場合、頭皮の乾燥が皮脂の過剰分泌を促し、それが抜け毛の原因になり得ます。さらに、この状態は脂漏性皮膚炎のリスクも高め、頭皮の健康を一層悪化させます。

室内の乾燥は頭皮の健康を損ね、抜け毛のリスクを高めることがあるため要注意です。

秋の頭皮環境の悪化を防ぐ4つの対策

上記したように、秋の抜け毛には季節の変わり目におきる頭皮環境の悪化が影響している場合もあります。

特に頭皮の乾燥やフケ、かゆみなどの症状がみられる場合、頭皮環境の悪化が考えられるため、適切な対策が必要です。

夏から秋の季節の変わり目に行うべき対策として、以下が挙げられます。

  1. 紫外線対策を徹底する
  2. 頭皮に合ったシャンプーを選ぶ
  3. ビオチンを摂取する
  4. ビタミンCを摂取する

頭皮環境の健康を保つために、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.紫外線対策を徹底する

こちらは夏のあいだに行うべき予防的な対策です。

夏は、髪の毛や頭皮にとって厳しい季節です。日焼けによる髪の乾燥やヘアカラーの色あせなど、紫外線の影響は避けては通れません。しかし、適切な対策を取ることで、そのダメージを最小限に抑えることができます。

  • 日焼け止めスプレー
  • しっかりと髪を乾かす
  • 帽子や日傘を活用
  • ヘアケア

家を出る前には、日焼け止めスプレーを使用してあらかじめ髪を保護しましょう。特に長時間外にいる場合は、SPF50以上のスプレーが有効です。

髪が濡れていると紫外線の吸収量が増すため、しっかりと乾かすことも重要です。

帽子や日傘は、物理的な防御として役立ちます。ツバの広い帽子や、UVカット加工された日傘は、顔と同時に髪も守ります。

最後に、ダメージを受けた髪にはアフターケアを行いましょう。低刺激のシャンプーと高保湿のトリートメントを使い、髪のケアを怠らないよう注意してください。

髪の成長もサポートする飲む日焼け止め

紫外線対策におすすめのサプリとして「PABA」が挙げられます。紫外線の有害作用を和らげるパラアミノ安息香酸を配合しています。

「飲む日焼け止め」と称されるPABAですが、実は育毛の用途でもおすすめです。

パラアミノ安息香酸には、赤血球やパントテン酸の活性を助ける働きもあります。

赤血球には全身に酸素を届ける役割があり、パントテン酸はタンパク質の合成に欠かせない成分です。

頭皮への酸素供給や、髪の材料となるタンパク質の生成が向上することは、強くてコシのある髪を作るうえで非常に効果的です。

2.頭皮に合ったシャンプーを選ぶ

季節や頭皮の状態に応じて適切なシャンプーを選ぶことは、健康な頭皮と美髪に必要不可欠です。

特に夏は皮脂が多く、洗浄力が強いシャンプーが求められます。しかし、秋になると皮脂が減り、頭皮と髪は乾燥しやすくなるため、シャンプーの選び方を変える必要があります。

乾燥が気になる場合、アミノ酸系のシャンプーがおすすめです。アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が穏やかで、皮脂を過度に洗い流さないため、髪と頭皮に潤いをもたらします。

成分表で「ココイルグルタミン酸TEA」や「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」が含まれているか確認しましょう。

これらの成分は肌にも優しく、頭皮と髪を自然にケアします。

シャンプー選びは毎日のケアに大きく影響します。季節や頭皮のコンディションに注意を払い、最適な製品を選びましょう。

脂性フケが多いなら抗真菌成分のシャンプーがおすすめ

ギトギトした大きいフケは、いわゆる「脂性フケ」と呼ばれるものです。

脂性フケが多い場合には、頭皮でマラセチア菌が繁殖している可能性があります。

マラセチア菌の対策には、抗真菌成分ケトコナゾールを配合した「ニゾラールシャンプー」などが有効です。マラセチア菌を抑制して頭皮を健康に保つ効果があります。

またニゾラールシャンプーは、1~2週間に1回の使用で薄毛予防にも転用できます。AGAの原因となる悪玉男性ホルモン(DHT)の産生を抑え、髪の成長サイクルを正常化する効果があるのです。

以下の記事では、脂性フケ対策や薄毛予防におすすめな抗真菌成分を配合したシャンプーを紹介しています。

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3.ビオチンを摂取する

ビオチンはビタミンB群に属する水溶性ビタミンです。アミノ酸、脂質、糖の代謝に関わっています。

体内でコラーゲンやケラチンの生成を促進することで、髪の健康に役立ちます。

ケラチンは髪の主成分です。ビオチンがアミノ酸の結合を強化することで、髪の成長が促されます。

過去の臨床データから、ビオチン不足は脱毛を引き起こし、その摂取によって症状が改善するということも分かっています。

ビオチンが豊富に含まれる食品として、卵黄、きのこ(しいたけ、きくらげ)、落花生やナッツ、そして魚のたらこが挙げられます。

これらを日常の食事に組み込むことで、髪の健康をサポートできます。

ビオチンはサプリからの摂取がおすすめ

ビオチンはサプリメントを利用して積極的に摂取するのがおすすめです。

水溶性ビタミンであるビオチンは、体内に蓄積されません。余分に摂取しても尿として排出されるため、過剰摂取の心配が少ないのが特徴です。

一方で、抗生物質の多用や不規則な生活などによって、ビオチンの不足が起こり得ることも確認されています。

ビオチン不足のリスクを回避するためにも、食事からだけでなくサプリメントを活用してビオチンを積極的に摂取しましょう。

4.ビタミンCを摂取する

ビタミンCは育毛に欠かせない栄養素です。ビタミンCがコラーゲン生成を促進することで、髪に弾力と力強さを与えます。

特に、紫外線によるダメージを受けやすい時期には役立つ成分です。

ビタミンCは優れた抗酸化作用を持っており、老化を遅らせ、毛細血管や毛母細胞の活性も高めます。

ビタミンCを多く含む食材として、さつまいもが挙げられます。

さつまいもは食物繊維が豊富で消化を助け、リンゴの約7倍の量のビタミンCが含まれています。さつまいも以外の食品なら、レモンがおすすめです。

レモンにも豊富なビタミンCが含まれています。冬場は紅茶などの温かいドリンクや料理にレモンを取り入れることで、手軽にビタミンCを摂取できます。

ビタミンCの効果を高めるサプリ

ビタミンCの摂取におすすめのサプリとして「アマラキ」が挙げられます。

アマラキは、ビタミンCとポリフェノールを豊富に含む、インド原産のサプリメントです。

インドでは「若返りのフルーツ」と称され、手軽なタブレット形式で販売されています。

ビタミンCとポリフェノールが同時に摂れるのが特長で、優れた抗酸化作用が期待できます。

抗酸化作用は細胞の老化を防ぎ、活性酸素を中和することで肌のハリと免疫力を維持します。アンチエイジングに興味がある方には特に魅力的な効果といえます。

加えて、ビタミンCはコラーゲン生成を促し、肌の弾力を高めます。また、メラニンの生成も抑制するので、シミやくすみを防ぐ効果もあります。

進行性かも?こんな抜け毛が見られる場合には要注意!

秋におきる抜け毛の増加は、基本的に一過性の現象です。過度に心配する必要はありません。髪の毛は一定の周期で生え変わるので、抜け毛が一時的に増えても自然に回復します。

しかし、抜け毛の状態によっては放置すべきではないケースもあります。その場合、早めに対処しなければ、どんどん薄毛が進行してしまいます。

放置すべきではない抜け毛の特徴として、以下が挙げられます。

要注意な抜け毛の特徴
  • 毛根部分が黒くて膨らみがない
  • 髪の毛が極端に細く短い

これらは進行性の脱毛症にみられる毛髪の特徴です。髪の成長期が短くなっている可能性があります。

また毎朝枕に大量の抜け毛が落ちている、すぐ排水溝に抜け毛が詰まる、といった現象が秋以降も続いている場合には、なおさら注意が必要です。

男性でこれらの症状が見られた場合、AGA(男性型脱毛症)が疑われます。

AGAは遺伝的な要素が強く、生活習慣の改善だけでは対処が難しい疾患です。改善には「フィナステリド」などの医薬品を用いた早期治療が重要です。

秋の抜け毛に関するQ&A

  • 秋の抜け毛はいつまで続きますか?
    秋に抜け毛が増えるのは、夏に休止期に入った毛髪が抜け落ちるからです。休止期は約3ヶ月続くため、夏の終わりから数えて約3ヶ月後、すなわち秋の初めから10月にかけて抜け毛が多くなるとされています。12月に入る頃には抜け毛も多少落ち着きます。
  • 秋の抜け毛は何本くらい抜けますか?
    通常、人は一日に50本~100本程度の抜け毛がありますが、それが秋になると200本~300本に増える場合があります。抜け毛の量が普段の3~4倍になるので、体感的にも増えたように感じることでしょう。とはいえ、季節変動による抜け毛の増加を検証したデータは少なく、全ての人に当てはまるのかは不明です。
  • 秋に抜けた髪は回復しますか?
    髪が抜けた同じ毛根からは、2~3ヶ月するとまた新しい髪が生えてきます。季節性の脱毛は、主に髪の成長サイクルの自然な進行によって生じていると考えられています。真冬から春先までには、新しい髪が生え揃う可能性が高いでしょう。ただし、秋以降も髪のボリュームが減り続けている場合には、AGAなど進行性の脱毛症が疑われます。その場合、治療なしでは回復が見込めません。
  • 抜け毛は何本までなら正常ですか?
    1日の抜け毛が100本程度までであれば正常です。季節や体調、年齢により変動することもありますが、過度な抜け毛が見られる場合には注意が必要です。AGAや円形脱毛症といった脱毛症のほか、膠原(こうげん)病や橋本病などの病気が潜んでいる可能性もあります。もし抜け毛の急激な増加や、頭皮の異常が見られる場合には、早急に医療機関を受診すべきです。
  • シャンプーで抜ける髪の本数はどれくらい?
    シャンプーのときに抜ける髪の毛の本数の目安は、30~60本程度です。個人差はありますが、1日に抜ける髪の本数のうち、6割程度にあたる量が洗髪時に抜けます。抜け毛の本数が気になる場合は、浴室の排水溝に「髪の毛取りシート」を設置してみましょう。この状態で洗髪を行えば、抜け毛をキャッチできるため、正確な本数を数えることができます。

薄毛が気になりだしたら早めのケアが大切

ここまで秋にみられる抜け毛の増加について解説してきました。

詳しい原因はまだ分かっていませんが、髪が生え変わるサイクルの一部と考えられており、過度な心配は不要です。

夏の間におきる頭皮環境の悪化が影響している可能性もありますが、紫外線対策や適切なシャンプー選び、ビタミン類の摂取といった対策をとることができます。

一方で、進行性の脱毛症が疑われる場合には、放置すべきではありません。

特に、毛根の形状が変わったり、髪が細くなったり、抜け毛が続いたりする場合は、AGA(男性型脱毛症)などの疾患である可能性が高いです。

AGAは早期治療で食い止めることができます。疑わしい症状がみられる場合には、薄毛外来を受診するなど早めの対処が重要です。

また当サイトでは、通販で買えるAGA治療薬を紹介しています。

フィナステリドやミノキシジルなど、医療機関で扱われている医薬品を取り扱っているので、通院に抵抗を感じる方や、まずは自分で対処してみたい方などは、ぜひ目を通してみてください。

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