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手汗を一瞬で止める方法!そもそも汗をかかない為の予防や治療も紹介

公開日
2023年10月16日
更新日

手汗がひどくて以下のようなことで悩んでいませんか?

  • 他人と手をつなぐことに抵抗がある
  • 手汗で嫌なことを言われて傷ついた
  • 大事な書類を濡らしてしまう
  • 電車やバスの吊り革が気になる
  • スマホの画面がうまく操作できない

長い間、誰にも相談できずに苦しんでいる方も少なくありません。

生活に支障が出るようなひどい手汗は、手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)という病気であり、保険適用で治療ができます。

このページでは、すぐに実践できる手汗の止め方のほか、予防策や治療法なども説明します。

通販で購入できる手汗の処方薬(塩化アルミニウム外用薬)も紹介しています。

手汗を止める強力な医療用制汗剤を、手軽に試してみたい方におすすめです。

すぐにできる!手汗を一瞬で止める方法7選

「今すぐ手汗を止めたい」「すぐに効く対策を知っておきたい」という方のために、即効性の高い手汗対策7選を紹介します。

  1. 手汗を拭き取って空気にさらす
  2. 腹式呼吸で自律神経を整える
  3. 手汗に効くツボを指圧する
  4. 制汗剤を塗る
  5. ベビーパウダーを塗る
  6. ミョウバン水を塗る
  7. 重曹スプレーを噴霧する

手軽にできる腹式呼吸やツボといった対策のほか、ミョウバンや重曹といった日用品を使った対策も紹介しています。

いずれも一時的な対症療法ではありますが、汗をピタッと止める即効性においては非常に優れています。

1.手汗を拭き取って空気にさらす

まず行うべき応急処置として、手汗を拭いたり、自然乾燥させたりすることが挙げられます。

汗の量が多い場合は手汗用タオル、少なめの場合はボディシートで拭くのがおすすめです。

アルコールが入ったボディシートであれば、一時的に温度を下げて清涼感を与えてくれます。

あとは手を広げたり振ったりして、手の平を空気にさらしましょう。

扇風機やハンディファンなどを吹き付けて風を当てるのも有効です。

2.腹式呼吸で自律神経を整える

手汗を止める方法として、いつでもどこでもすぐにできるのが腹式呼吸です。

腹式呼吸を行うと、心身をリラックスした状態へと導く「副交感神経」が優位になります。緊張やストレスがほぐれるため、発汗が止まります。

腹式呼吸の手順は以下の通りです。

  1. 肩の力を抜き、背筋を伸ばしてお腹に手を当てます。
  2. お腹を膨らませながら3~4秒ほどかけて鼻から息を吸い込みます。
  3. お腹をへこませながら6~8秒ほどかけて鼻から息を吐きます。
  4. 上記を10~15回ほど繰り返します。

吐く時は吸う時の倍ぐらいの時間をかけ、呼吸に意識を集中させましょう。

3.手汗に効くツボを指圧する

手の平にあるツボを指圧することで、自律神経が整い、手汗を防ぐことができます。

手汗に良いとされているツボを2つ紹介します。

労宮(ろうきゅう)
手の平の真ん中で、軽く握って中指が当たる部分です。労宮は副交感神経を優位にして、体をリラックスさせる働きがあります。主に不安や緊張による手汗に有効です。
合谷(ごうこく)
親指と人差指が交わる付け根にあるくぼみの部分(手の甲側)です。体の代謝や発汗機能を正常にする働きがあります。肩こりや眼精疲労、頭痛、生理痛などにも有効です。

5秒押し続けるのを1セットとし、5秒の間隔を空けて5セット行いましょう。

4.制汗剤を塗る

手間をかけたくない場合は、市販されている手汗用の制汗剤がおすすめです。

手汗の制汗剤には、効果が持続するクリームタイプや、サラッとしたつけ心地のローションタイプがあります。

制汗成分として主に使われているのは、クロルヒドロキシアルミニウムです。皮膚の奥で結晶化し、汗腺をブロックして汗を食い止めます。

他にも、製品によって殺菌成分や保湿成分、天然由来の植物エキスなどが含まれています。

市販の制汗剤はドラッグストアで購入できる利点がありますが「パースピレックスローション」などの医療用制汗剤に比べて効果は劣ります。

5.ベビーパウダーを塗る

ゲームや楽器演奏などの手汗対策として、よく使用されているのがベビーパウダーです。

ベビーパウダーは汗を吸い取ってくれるので、素手と同様の感覚がキープできます。

プレスト(固形)タイプと粉末タイプがあり、製品によって使用感や吸水性が異なります。

手汗には、コーンスターチを含んだ吸水性の高い粉末タイプがおすすめです。

6.ミョウバン水を塗る

ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)には汗腺をすぼめる収れん作用があります。

焼きミョウバンを溶かした「ミョウバン水」が有効です。

作り方は以下の通りです。

  1. ペットボトルなどの容器に水500mlを入れます。
  2. スーパーなどで売ってる焼きミョウバン約17gを容器に入れます。
  3. 容器をよく振り、日の当たらない涼しい所で2~3日ほど寝かせておきます。
  4. ミョウバンを溶かした水が透明になれば出来上がりです。

使用する際には、作った原液を水で10倍に薄めてから手に塗りましょう。効果を高めたい場合は、かぶれに注意しつつ、少しずつ濃度を上げてみてください。

冷蔵庫に保管し、原液は1ヶ月、薄めたミョウバン水は1週間で使い切りましょう。

7.重曹スプレーを噴霧する

日用品で手軽にできる手汗対策として「重曹スプレー」も有用です。

重曹に含まれる滑石という成分が、汗を吸い込んでくれるのです。

酸を中和するとともに雑菌の繁殖を抑えるので、消臭効果も期待できます。

作り方は以下の通りです。

  1. スプレータイプの容器に水道水100mlを入れます。
  2. スーパーなどで売ってる重曹を大さじ1杯、容器に加えます。
  3. お好みでアロマオイルを加えて出来上がりです。

日持ちしないので、涼しいところに保管して1~2週間で使い切って下さい。

手汗の主な原因はストレスや緊張

そもそも発汗には、精神性発汗、温熱性発汗、味覚性発汗の3種類があります。

精神性発汗はストレスや緊張、温熱性発汗は体温調節、味覚性発汗は刺激性の食べ物が関係しています。

このうち、手汗に最も深く関わっているのが精神性発汗です。

緊張すると交感神経が活発になり、神経伝達物質のアセチルコリンが分泌されます。

アセチルコリンは手の平にあるエクリン汗腺に働きかけて、発汗を促します。

緊張がおさまると、副交感神経によってこれらの働きが抑え込まれます。

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスをコントロールしています。

ストレスを溜め込んだりして自律神経が乱れると、副交感神経が交感神経を抑えきれなくなります。

結果として交感神経が優位な状態が続き、手汗を食い止めることができず発汗量が増えてしまうのです。

ストレス以外に考えられる原因

手汗は、ストレスによる精神性発汗の他にも以下のような原因があります。

ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンは、自律神経を整える働きがあります。

これらが不足すると自律神経が乱れ、ほてりや温熱性発汗が起こります。

男女共通の要因として更年期障害、女性特有の要因として生理や妊娠があります。

肥満

太っている人は汗っかきになりがちです。

体脂肪が多いと、体内の熱を外部に発散しにくくなります。

このため体温が上がりやすく、体温を下げようとする温熱性発汗が活発になるのです。

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生活習慣の乱れ

睡眠不足は自律神経が乱れる原因となります。

喫煙やカフェインの摂りすぎは、いずれも交感神経が活発になるため要注意です。

辛いものや熱いものを多く摂取する食生活は、味覚性発汗の原因となります。

遺伝

手汗そのものが遺伝性・先天性のものかどうかは分かっていません。

しかし、ストレスを溜め込みやすい性格や手の交感神経が活発な体質など、手汗になりやすい要因は遺伝します。

日常生活で行える手汗の予防法

手汗は日常生活の中で意識や行動を変えることで、事前に予防することができます。

思い当たる要因をできるだけ改善・回避し、手汗をかきにくい体質を目指しましょう。

日常生活の改善から行える手汗の予防法として、以下が挙げられます。

  1. ストレスケア
  2. 生活習慣の見直し
  3. 多めの水分補給
  4. 自律神経を整える漢方薬

それぞれ詳しく解説します。

1.ストレスケア

手汗対策として最も重要なのは、できるだけストレスを溜め込まないことです。

思い悩んだときは、ノートに気持ちを書き出したり、誰かに相談したりすると心が軽くなります。

ストレス解消にはヨガや瞑想、有酸素運動、ストレッチなどが有効です。

読書や映画、創作活動など、没頭できる趣味に打ち込むのも良いでしょう。

大切なのは、自身が無理なく行えるストレス解消法を選ぶことです。

ストレスの緩和に有用なサプリメントもあります。当サイトでは抗ストレス作用のあるハーブを原料とした「グドゥチ」を取り扱っています。

2.生活習慣の見直し

睡眠、運動、食生活、喫煙といった生活習慣を見直すことも、手汗予防に有効です。

睡眠の質を高めれば、副交感神経が優位になって自律神経を整えられます。入浴時はぬるま湯に浸かり、夕食は就寝の3時間前に済ませましょう。寝る前にカモミールティーなどの温かい飲み物を飲むのもおすすめです。

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、セロトニンを増やして睡眠の質を高めます。同時にストレス解消もできます。運動量の目安として、1週間で150分以上できれば効果的です。

多汗症に良いとされている食べ物は、きゅうりなどの瓜系の野菜、もやしなどの根野菜、大豆食品です。香辛料などの刺激のある食べ物や、コーヒーやお茶といったカフェイン飲料はできるだけ控えましょう。

喫煙は、ニコチンによって交感神経が活発になるため、発汗につながります。手汗を抑えたいのであれば、減煙や禁煙もご検討下さい。

3.多めの水分補給

水分を摂ると汗が多くなるのでは、と思われがちですがむしろ逆です。

水分を摂らないでいると「水分代謝」と呼ばれる体内での様々な循環が滞ります。

体内で水の流れが悪くなると、自律神経が乱れてしまうのです。

水分が停滞するため、むくみや血行不良なども起こります。

手汗だけでなく様々な諸症状にもつながりますので、こまめに水分を補給することが大切です。

4.自律神経を整える漢方薬

即効性はありませんが、手汗対策に有用な漢方薬を3つ紹介します。

四逆散(しぎゃくさん)
不安の緩和に使われる生薬「柴胡(さいこ)」が含まれています。胃酸過多や胃炎、過敏性腸症候群、鼻炎、気管支炎、腰痛などにも有効です。
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
ホルモンバランスの乱れでのぼせたり不安になったりする場合に用いられます。不眠症、神経症、更年期障害、胃炎、二日酔いなどにも有効です。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
柴胡が含まれており、ストレスや不安をともなう疲労に用いられます。口の渇き、不眠症、神経症、更年期障害、動悸、息切れなどにも有効です。

漢方薬は、人によって最適な薬が異なります。どれが良いか分からない場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

病院で受けられる手汗(手掌多汗症)の治療

ひどい手汗は「手掌多汗症」と呼ばれる病気に診断されます。

病院では、手掌多汗症の治療として、以下の治療法を行っています。

  1. 塩化アルミニウム外用薬
  2. イオントフォレーシス
  3. ボツリヌス注射
  4. 抗コリン内服薬(プロ・バンサイン)
  5. 抗コリン外用薬(アポハイドローション)
  6. 外科手術(交感神経遮断術)

それぞれに一長一短がありますが、手掌多汗症治療の指針となるガイドライン*では、治療の優先順位を定めています。

まず最初に、なるべく患者の肉体的負担や経済的負担が少ない治療法として、塩化アルミニウム外用薬を推奨しています。

塩化アルミニウム外用薬の効果が不十分であれば、イオントフォレーシス、ボツリヌス注射、抗コリン内服薬の順に治療が行われます。2023年6月からは抗コリン外用薬も選択肢となりました。

これらの治療で改善できないような重症の場合、最終手段として手術を行います。

※治療の優先順位に関する参考サイト
日本皮膚科学会ガイドライン「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023 年改訂版」(PDF:1.43 MB)

1.塩化アルミニウム外用薬

手汗治療の第一選択として使われているのが塩化アルミニウムの外用薬です。

手汗などの多汗症に対する効果が医学的に証明されています。

塩化アルミニウムは、汗の通り道である汗腺にふたをする働きがあります。

殺菌作用もあるため、雑菌による嫌な臭いも解消できます。

特徴として持続性に優れており、1回塗れば3~5日間にわたって汗を抑えられます。

塗布回数も週に2~3日で十分なので、利便性にも優れています。

海外では、塩化アルミニウムを製品化した「パースピレックスローション」が販売されています。

2.イオントフォレーシス

専用の機器を使った治療法で、保険適用となります。

水道水を入れた容器に手をひたし、微量の電流を加えます。

水が電気分解されて発生した水素イオンが、手の平の汗腺をブロックします。

所要時間は1回につき20~30分です。8~12回ほど繰り返すうちに汗が減ってきます。

週1回のペースで行いますので、定期的な通院が必要です。

自宅でできる家庭用のイオントフォレーシス機器も販売されています。

3.ボツリヌス注射

ボツリヌスとは食中毒を起こす嫌気性菌のこと。ボツリヌス菌には交感神経を麻痺させる性質があり、これを利用した治療法です。

体に害がないように加工したボツリヌス菌を、手の平に注射します。

交感神経を一時的に鎮め、1回の注射で数ヶ月ほど手汗を抑えます。

効かなくなったら再び通院する必要があります。

保険が適用されないため、治療費が高額になります。

4.抗コリン内服薬(プロ・バンサイン)

プロ・バンサインは、多汗症に適応のある内服タイプの抗コリン薬です。

上記の3つの治療で効果が得られなかった場合に用いられます。

日本国内で行われた臨床試験では、多汗症患者(手汗に限りません)の83.3%に制汗効果が認められました。*

プロ・バンサインには、交感神経から放出されるアセチルコリンをブロックする働きがあります。

アセチルコリンは発汗の指令を出す伝達物質です。抗コリン薬で抑え込めば手汗の量を減らせます。

プロ・バンサインの制汗効果は、1日3~4回の服用で発揮されます。

※プロ・バンサインの臨床成績に関する参考サイト
プロ・バンサイン錠15mg インタビューフォーム(PDF:1.32 MB)

5.抗コリン外用薬(アポハイドローション)

アポハイドローションは2023年6月に認可・保険適用された手汗(手掌多汗症)治療薬です。

外用タイプの抗コリン薬で、内服薬に比べて飲み合わせや副作用のリスクが軽減されています。

国内で行われたアポハイドローションの臨床試験では、手汗患者に4週間投与されました。結果、被験者の52.8%において発汗量が半分以下に減少しました。*

手汗への有効性が医学的に証明され、保険適用の処方薬として認可されたのです。

抗コリン薬として、アセチルコリンによる発汗の指令をストップさせます。

アポハイドローションは1日1回、就寝前に塗布します。

※アポハイドローションの臨床成績に関する参考サイト
アポハイドローション20%製品紹介 | 医療関係者向け情報サイト Hisamitsuサポートウェブ

6.外科手術(交感神経遮断術)

交感神経を強制的にストップさせる手術です。

胸の近くに数ミリの穴をあけ、そこから内視鏡を入れます。そのまま胸部にある交感神経を切断したり焼いたりします。

手術の時間は10~20分で、麻酔を入れても日帰りで行えます。

手術が終わった時点で、ほぼ確実に手汗を止めることができます。

デメリットとして、他の部位からの発汗量が増える「代償性発汗」が起こります。

重度の場合の最終手段として、医師とよく相談した上で行います。

通販で購入できる手汗の処方薬「パースピレックスローション」

パースピレックスローション

当サイトでは、通販(個人輸入)で購入できる医療用制汗剤として「パースピレックスローション」を取り扱っています。

ワキガなどの多汗症治療薬であるパースピレックスのローションタイプです。

医療用成分である塩化アルミニウムを高濃度で配合しており、皮膚が厚い手足の汗腺にもしっかりと浸透します。

週2〜3回の塗布で、手汗の分泌を強力にブロックし続けることが可能です。

塩化アルミニウムのデメリットとして、炎症やかぶれが起こりやすい点が挙げられます。パースピレックスは特許取得の独自技術によって炎症やかぶれを軽減しています。

優れた多汗症治療薬として、米国FDA(アメリカ食品医薬品局)でも認可されている商品です。

ひどい手汗は「手掌多汗症」という疾患なので治療が必要

このページでは、手汗を一瞬で止める方法および予防策・治療法を紹介しました。

「小さい頃からずっと手汗で悩んでいる」という方は少なくありません。

一方で、疾患(手掌多汗症)としての認知はまだまだ低いと考えられます。

手掌多汗症の治療には、様々な選択肢があります。

基本的には定期的な通院が必要ですが「パースピレックスローション」のように、通販で購入して自宅で治療できる医薬品もあります。

適切な対処や治療を行えば、ほとんど手汗を気にすることなく日常生活を送ることも可能です。

症状の程度に応じて、最も適した手段を選ぶことが大切です。

あれこれやっても手汗が解消しないような場合は、一人で悩まず医療機関を受診しましょう。

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