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テストステロンが配合されている通販商品

テストステロンの禁忌事項

下記に該当する方はテストステロンを使用しないでください。

テストステロンを含んだ薬で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある

過敏症はテストステロンに限らず、全ての医薬品において起こり得るアレルギー症状です。グローミンなどテストステロンを含んだ薬を使って過敏症を起こしたことがある方は、テストステロンを使用できません。該当する方が再度テストステロンを摂取すると、過敏症が重症化するおそれがあります。

薬が体に合わない

ご使用前に本剤を容器から5mm程度出し、内股などの皮膚のうすい所にすり込んで、試し塗り(パッチテスト)してください。翌日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、腫れなどの症状が現れた方は使用に適していません。

前立腺がんや乳がんなどアンドロゲンに関わるがん及びその疑いがある

本剤の使用により、がんが悪化する恐れがあります。

妊娠または妊娠している可能性がある

本剤の使用により、お腹の赤ちゃん(女の子)が男性化する恐れがあります。

排尿困難を伴う前立腺肥大がある

尿道周囲の前立腺が大きくなって尿道を圧迫する前立腺肥大の方は、本剤の使用により悪化する恐れがあります。

睡眠時無呼吸症候群の患者

睡眠中に呼吸が10秒以上止まる睡眠時無呼吸症候群の方は、本剤の使用により悪化する恐れがあります。

テストステロンの働きと効果

効能・効果
テストステロンの補充
(1) 男性ホルモン分泌不足による精力減退や勃起力減退などの諸症状を緩和します。

一般名:テストステロン

テストステロンは、男性の性機能や健康を保つうえで重要な働きをするホルモンです。性欲の維持、勃起機能のサポート、精子の生産、前立腺の健康維持など、さまざまな男性機能に深く関わっています。
加齢に伴ってテストステロンの分泌が減少すると、ED(勃起不全)や気分の落ち込み、筋力の低下といった症状が現れることがあり、これらは「男性更年期障害」と呼ばれます。

こうしたテストステロンの減少に対する治療法の一つが「テストステロン補充療法」です。不足しているホルモンを外部から補うことで、性機能や体調の改善を目指します。治療には、薬に加工されたテストステロンが用いられます。

テストステロンを薬として摂取することで、以下のような効果が期待されます。

  • 性欲(精力)の低下が改善され、意欲が向上する
  • 勃起しやすくなり、持続時間も長くなる
  • 筋力トレーニングによる筋肉の増強効果が高まる
  • 骨が強くなり骨折しにくくなる
  • 活力が高まり、意欲が湧きやすくなる

テストステロンを「そのまま」配合しているのは外用薬だけ

日本で使われているテストステロン製剤(薬)は、大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 外用薬(皮膚に塗る薬)
  • 内服薬(飲み薬)
  • 筋肉注射(注射で投与する薬)

このうち、本来のテストステロン(=体の中で自然に作られる形と同じもの)がそのまま使われているのは外用薬だけです。

製剤ごとの有効成分の違い
製剤の種類 主な成分名 特徴
外用薬 テストステロン 体内で作られる形と同じ。皮膚から吸収されて直接血中に入る。
内服薬 メチルテストステロン 肝臓で分解されにくくするために構造が少し変えられている。
筋肉注射 テストステロンエナント酸エステル 体内で徐々に分解されてテストステロンに変わるよう工夫されている。

なぜ成分が異なるのか?

テストステロンをそのまま飲んだり注射したりすると、すぐに肝臓で分解されてしまい、ほとんど効果が得られません。そのため、内服薬や注射薬では、体内に入ったあとでテストステロンに変わるような成分が使われています。内服薬では分解されにくい形に、注射薬では体内でゆっくりテストステロンに変わるように設計されており、最終的に体内で男性ホルモンとしての作用を発揮します。

外用薬は体にやさしい選択肢

テストステロンの外用薬は、肝臓への負担が少ないのが特徴です。皮膚から吸収されて直接血液に届くため、少量でも効率よく作用し、肝臓にかかる負担を抑えることができます。最終的には肝臓で分解されますが、通過する成分が少ないため影響は軽微です。肝機能に不安がある方や飲酒習慣のある方でも、比較的安全に使用できる製剤といえます。

男性ホルモンがさまざまな働きで男性機能を高める

テストステロン外用薬を皮膚に塗ると、薬に含まれるテストステロンが皮膚の毛細血管を通じて血液に吸収されます。血液に入ったテストステロンは、筋肉や脳、精巣など体のさまざまな器官に運ばれ、男性ホルモンとして働きます。

具体的には、体の各部位に以下のような影響を与えます。

脳(視床下部・下垂体)への影響
テストステロンは脳に働きかけ、性欲をコントロールする視床下部や下垂体といった部位を刺激して性欲を活性化させます。
血管への影響
テストステロンは血管を広げる作用があり、勃起に欠かせない陰茎への血流を増やします。
筋肉や骨への影響
テストステロンは筋肉や骨の生成を促し、筋肉が付きやすい体にして骨密度を上げます。
心身全体への影響
テストステロンは身体面での活力をつけて疲れを軽減するとともに、精神面での不調を改善します。

テストステロン濃度の向上が認められた研究データ

テストステロンを配合した外用薬には、男性更年期障害を改善する効果が示唆された研究があります。(14 CLINICAL STUDIES, TESTOSTERONE gel, DailyMed, [リンク])

この研究では、国際的な基準で「男性更年期障害」と診断されるレベルまでテストステロンの値が低下している(朝の計測で300ng/dL以下)中高年男性を対象に、テストステロン1%配合の外用薬が90日間にわたって使用されました。

その結果、被験者の約74%でテストステロン値が正常範囲(300~1,000ng/dL)まで回復したことが確認されています。

上記の臨床成績は、テストステロン外用薬が体内の不足を効果的に補い、男性更年期障害の改善に有用である可能性を示しています。

テストステロンが配合されている治療薬
先発薬(外用):グローミン(大東製薬)
後発薬(外用):セルノスジェル(サンファーマ)

テストステロンの副作用

副作用
塗布部位のかぶれ、頭痛、不眠症、気分の変動、嗅覚障害、味覚障害、自然な陰茎勃起などの副作用が報告されています。まれに食欲増進、ニキビ、乳首が敏感になる等の症状も起こりえます。

重大な副作用
自殺念慮を伴ううつ病、静脈血栓塞栓症、心筋梗塞、脳卒中、多血症。

副作用の発生頻度

以下はテストステロンジェルの添付文書(6 ADVERSE REACTIONS, TESTOSTERONE gel, DailyMed, [リンク])に記載されていた副作用の発現率です。

発症頻度:2~5%未満
皮膚 塗布部位のかぶれ
発症頻度:1~2%未満
循環器 血圧の上昇、ほてり
血液 ヘマトクリットおよびヘモグロビンの増加
精神・神経系 頭痛、不眠症、気分の変動
感覚器 嗅覚障害、味覚障害
泌尿器 自然な陰茎勃起
発症頻度:1%未満
血液 PT(プロトロンビン時間)およびAPTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)の延長、血中クレアチニンの増加
消化器 食欲増進
皮膚 ニキビ
その他 乳首が敏感になる
発症頻度:不明
精神・神経系 自殺念慮を伴ううつ病、気分変動
泌尿器 尿路感染症
循環器系 高血圧、静脈血栓塞栓症、心筋梗塞、脳卒中
血液系 多血症

主な副作用は塗布部位に発症するかぶれです。これはテストステロンに限らず、外用薬全般において起こりえます。薬が体に合っていない可能性もありますので、かゆみや湿疹などが出たら医師に相談しましょう。他にもまれに、血管を広げる働きによって、ほてりや頭痛、勃起しやすい等の症状が出ることがあります。ホルモンバランスの変化により、不眠症や気分の変動などが起こることもあります。

危険性が高い副作用として、臨床試験ではうつによる自殺願望が確認されています。さらに販売後に病院から報告された副作用として以下の重大な心血管疾患があります。

静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)
足から心臓へと血液を運ぶ静脈内で、血のかたまり(血栓)ができて静脈が詰まってしまう疾患
心筋梗塞(しんきんこうそく)
心臓に十分な血液が行き渡らなくなり、組織および器官が死に至る(壊死する)疾患
脳卒中(のうそっちゅう)
脳の血管が詰まったり破れたりして脳の働きが失われる疾患

使用していて心身に何らかの異常が出たら、医療機関を受診してください。

テストステロンの使用上の注意点

この項目では、テストステロンの使用に際して特に注意が必要な方や、併用に注意すべき薬について説明します。該当する方や併用薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

使用に注意が必要な人

PSA検査(前立腺腫瘍マーカー)の結果が2.0以上の方

本剤は前立腺がんを進行させる恐れがあります。特に50歳以上の男性は前立腺がんの発症リスクが高まるため、本剤のご使用前に前立腺検査を受ける必要があります。

肝臓や腎臓に障害のある方

これらの患者を対象とした臨床試験は実施されておらず、安全性が確認されていないため、慎重な判断が必要です。

高齢者

長期試験が行われていないため、心血管疾患および前立腺がんなどのリスクに対する安全性は確認されていません。

小児等

18歳未満のお子様におきましては、安全性および有効性が確立されていません。不適切な使用は、骨の成長に異常をきたす可能性があります。

併用に注意が必要な薬

インスリン

糖尿病の治療で使われるインスリンは、テストステロンのような男性ホルモン剤と一緒に使うと、体の反応が変わることがあります。特に、血糖値が下がりやすくなることがあるため、糖尿病の薬の用量調整が必要になる可能性があります。

血を固まりにくくする薬(抗凝固薬)
  • ワルファリン

ワルファリンを使っている方は、テストステロンのような男性ホルモン剤の影響で薬の効き方が変わることがあります。そのため、治療の開始時および終了時は、血液の状態をいつもよりこまめに確認する必要があります。

ステロイド系の薬(コルチコステロイド)
  • プレドニゾロン
  • デキサメタゾン
  • トリアムシノロン
  • ベタメタゾン
  • ベクロメタゾン
  • フルニソリド
  • フルチカゾンなど

ステロイド系の薬とテストステロンを一緒に使うと、体の水分がたまりやすくなることがあります。特に心臓、腎臓、肝臓に病気がある型は、体の変化をしっかりチェックする必要があります。

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