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フリバンセリンが配合されている通販商品

フリバンセリンの禁忌事項

下記に該当する方はフリバンセリンを使用しないでください。

  • アルコールを摂取した状態である
  • 肝機能障害がある
  • 閉経後の女性
  • 小児
  • 男性

アルコールとフリバンセリンを飲み合わせた場合、急激な低血圧やそれに伴う失神が生じる危険があります。フリバンセリンの代謝がアルコールに阻害されて、血中の成分濃度が過剰に高くなるためです。命に関わる重篤な状態に陥るおそれもあるため、フリバンセリンを服用中の飲酒は絶対に控えてください。
肝臓に障害のある方でもフリバンセリンの代謝が低下している可能性があるため、同様に血中濃度上昇の危険があります。

フリバンセリンは、閉経前女性の性的欲求低下障害の治療を目的とした薬です。閉経後の女性や小児、男性の使用は適していません。効果や安全性を示す報告がありませんので、服用しないでください。

フリバンセリンは下記の薬と併用できません。

  • 中等度または強力なCYP3A4阻害剤

上記に該当する薬剤としては、抗生物質、抗HIV薬、抗うつ薬、C型肝炎治療薬、狭心症の薬など様々な種類が存在します。これらの薬を併用すると、フリバンセリンの代謝が妨げられます。フリバンセリンの血中濃度が過度に上昇して、低血圧や失神の副作用が生じる危険があります。他に服用中の薬剤がある方は、フリバンセリンを飲む前に必ず医師に相談してください。

中等度のCYP3A4阻害剤としては、アンプレナビル、アタザナビル、シプロフロキサシン、ジルチアゼム、エリスロマイシン、フルコナゾール、ホスアンプレナビル、ベラパミル、グレープフルーツジュースなどが挙げられます。

強力なCYP3A4阻害剤としては、ケトコナゾール、イトラコナゾール、ポサコナゾール、クラリスロマイシン、ネファゾドン、リトナビル、サキナビル、ネルフィナビル、インジナビル、ボセプレビル、テラプレビル、テリトロマイシン、コニバプタンなどが挙げられます。

フリバンセリンの働きと効果

効能・効果
後天性・広汎性の性的欲求低下障害
(1) 閉経前の女性の性行為への興味や欲求を回復させる効果があります。

一般名:フリバンセリン

不感症の治療に使われる性的欲求低下障害治療剤です。
脳内の神経伝達物質のバランスを整えて性交に対する意欲を促します。継続して服用することで、徐々に性交への意欲と満足度が高められていきます。

フリバンセリンは、あくまでも女性の性的欲求低下障害を治療する目的で開発された有効成分です。服用によって極端に性交がしたくなる、エクスタシーに達しやすくなるといった媚薬的効果はありません。
フリバンセリンの効果は、ストレスや不安、抑うつ、パートナーとの関係などの問題によって生じる性欲減退の改善に対して有効です。

フリバンセリンは、女性の性的健康を改善させる効果が明確に示されている世界初にして唯一の性的欲求低下障害治療薬です。
フリバンセリンが登場する以前の性的欲求低下障害における治療方法といえば、民間療法や医薬品の適応外使用などといった科学的根拠の伴わないものでした。フリバンセリンは度重なる研究の結果、後天性・広汎性の性的欲求低下障害(HSDD)に対する一定の有効性が認められ、2015年にアメリカ食品医薬品局(FDA)において認可を受けました。

フリバンセリンは脳内の神経伝達物質のバランスを調整します。

フリバンセリンの作用イメージ

フリバンセリンはセロトニン受容体(5-HT1A受容体および5-HT2A受容体)に作用して脳内の神経伝達物質のバランスを整えます。

5-HT1A受容体は、性的興奮を減退させるセロトニンの放出を抑制する働きがあります。5-HT1A受容体に対して作動的に作用し、抑制する働きを活性化させて、セロトニンの分泌量を低下させます。
5-HT2A受容体は、性的興奮に関わるドーパミンの放出を抑制する働きがあります。5-HT2A受容体に対して、拮抗的に作用し、抑制する働きを阻害して、ドーパミンの放出を促します。

興奮を落ち着かせるセロトニンに対して、興奮を高めるドーパミンが優位になることにより、性的欲求が刺激されて意欲の向上が期待できます。

臨床成績からプラセボよりも優れた有効性が確認されています。

フリバンセリンの有効性については、性的欲求低下障害(HSDD)を発症している19~55歳の女性を対象とした臨床試験*が実施されています。臨床試験では、フリバンセリンが投与された患者532例と、効果の無いプラセボ薬が投与された患者536例で効果の比較がされました。

28日間のうちに性行為や自慰などで満足できた回数の頻度を比較した結果、プラセボ群では平均1.5回の増加が確認されたのに対して、フリバンセリン投与群では平均2.5回の増加が確認されました。プラセボとの結果に有意な差が見られたことにより、フリバンセリンの有効性が認められました。

※出典:ADDYI (flibanserin) tablets LABEL - accessdata.fda.gov(PDF:1.44MB)

フリバンセリンは、アディを先発薬とした不感症の治療薬の有効成分として配合されています。

フリバンセリンが配合されている不感症の治療薬
先発薬:アディ(スプラウト・ファーマシューティカルズ)
後発薬:フリバン(センチュリオンラボラトリーズ)

フリバンセリンの副作用

副作用
眠気、吐き気、倦怠感(疲れ)、不眠、口の渇きなどが生じることがあります。

以下はアディの添付文書*に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状 発現率
めまい 11.4%
眠気 11.2%
吐き気 10.4%
疲労 9.2%
不眠症 4.9%
口渇 2.4%

フリバンセリンは、上記の主な副作用の他には不安や便秘、腹痛、発疹などの症状が低頻度ながら確認されています。一時的な軽い症状である場合が多く、重症化することはまれですが、フリバンセリンを使用したことにより身体の異常を感じた際は医師の診断を受けてください。

アルコールは副作用を誘発する恐れがあるため、フリバンセリンとアルコールの併用は禁忌とされています。アルコールは血管拡張作用に加えて、フリバンセリンの代謝を遅らせて過度に血中濃度を上昇させてしまいます。重度の低血圧や失神のリスクが高まりますので、フリバンセリンの服用中はアルコールの摂取を控えるようにしてください。

使用に注意が必要な人
<うつ病や他の中枢神経系疾患をおこしたことがある>
上記に該当する場合、中枢神経系障害が増悪するおそれがあります。フリバンセリンでは、傾眠や鎮静などの中枢神経系に影響を及ぼす副作用が確認されています。
<低血圧または低血圧を起こす可能性がある>
低血圧症の方がフリバンセリンを服用した場合、症状の悪化や失神が生じるリスクがあります。フリバンセリンを使うことで得られる治療上の有益性が、危険性を上回ると医師に判断された患者にのみ用いられます。痩せ型で体力がない患者や、両親が低血圧症である患者など低血圧症が発症する素因がある方でも同様です。
<妊娠しているまたは妊娠する予定がある>
妊婦に対するフリバンセリンの安全性は確認されていません。母体に体重増加や鎮静作用の低下などの影響があった際には、胎児にも有害な影響が出る可能性が否定できません。
<母乳育児を行っているまたは計画している>
フリバンセリンは授乳中に移行する可能性があります。母乳育児への影響は不明とされていますが、有害反応を引き起こすおそれがあるため、上記患者のフリバンセリンの使用は推奨されていません。
<アルコールまたは薬物依存の病歴がある>
上記に該当する場合には、フリバンセリンの使用は推奨されません。アルコールの摂取は低血圧や失神のリスクを高めることから、フリバンセリンの禁忌事項に設定されています。過去の病歴から服用期間中に飲酒したい欲求を抑えることが困難であると医師に判断された場合、フリバンセリンの使用が禁止されます。
併用注意薬
<他の中枢神経系抑制薬>
ジフェンヒドラミン、オピオイド、催眠薬、ベンゾジアゼピンなど。
鎮痛や催眠などさまざまな用途で使用されます。上記薬剤とフリバンセリンを併用すると、傾眠などの中枢神経系症状の発生リスクが高くなる可能性があります。
<P糖たんぱく質基質>
ジゴキシン、シロリムスなど。
うっ血性心不全やリンパ脈管筋腫症などに使われます。上記薬剤の血中濃度上昇による副作用の発現が生じるおそれがあります。ジゴキシンやシロリムスは、P-糖たんぱく質という成分に運ばれて尿から排泄されます。P-糖たんぱく質阻害作用のあるフリバンセリンと服用することで、排泄が妨げられて血中からの消失が遅延します。
<強力なCYP2C19阻害剤>
プロトンポンプ阻害薬、選択的セロトニン再取り込み阻害薬など。
胃腸薬や抗うつ薬が含まれます。併用時にフリバンセリンの吸収量が増加して、低血圧や失神、中枢神経系症状などの副作用が生じるおそれがあります。
<弱いCYP3A4阻害剤>
経口避妊薬、シメチジン、フルオキセチン、ラニチジンなど。
上記薬剤を複数同時に併用した場合、フリバンセリンの血中濃度が過度に上昇して副作用が生じるおそれがあります。中等度以上の作用のある薬剤では、単剤でも併用禁忌となります。
<CYP3A4誘導薬>
カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、リファブチン、リファンピン、リファペチンなど。
上記薬剤を併用した場合、フリバンセリンの代謝が促進されて血中からの消失が早くなります。フリバンセリンの吸収量が低下して、性的欲求低下障害の改善に十分な効果が発揮されない可能性があります。
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