アミネキシルが配合されている通販商品
アミネキシルの働きと効果
- 効能・効果
- 抜け毛の進行予防および育毛
一般名:アミネキシル
育毛をサポートする抜け毛防止成分です。
アミネキシルは、別名「コペキシル」または「ジアミノピリミジンオキシド」とも呼ばれています。
頭皮の環境を整えて脱毛を予防します。アミネキシルを頭皮に塗布することで、脱毛の原因となる頭皮の硬化が和らぎます。頭皮を柔軟に保ち、毛根への血流を促します。育毛に必要な酸素や栄養素が毛根まで行き渡ることで、強く抜けにくい毛髪の成長がサポートされます。
アミネキシルは、発毛剤のミノキシジルと似た構造をしています。ミノキシジルに比べて発毛効果は劣りますが、副作用のリスクが少ない安全な育毛剤です。
育毛剤としてはミノキシジルと併せて使用されます。アミネキシルとミノキシジルは分子構造が似ているものの、作用は異なります。毛髪に対して別々のメカニズムで働きかけるため、影響しあうことはなく安全に併用できます。アミネキシルを添加することで、ミノキシジルとの相乗効果によって単剤よりも優れた発毛作用が期待できます。
アミネキシルはフランスの化粧品会社ロレアルグループにより開発され、世界各国でヘアケア用品に使用されています。臨床研究のデータが少なく、アミネキシルは医薬品として認可は得られていません。その一方でアミネキシルの有効性を示唆する研究結果が得られています。研究によっては、医薬品であるミノキシジルと同等の効果がみられたケースもあります。
アミネキシルがコラーゲンの硬化を防いで毛の成長を助けます。
アミネキシルはリシルヒドロキナーゼという酵素を阻害する働きがあります。リシルヒドロキナーゼはコラーゲンの成熟や硬化に関わっています。脱毛症では、毛包周囲のコラーゲンが硬くなることで成長しきっていない毛髪が抜けてしまいます。コラーゲンの硬化を防いで弾力性が改善されれば、毛包への血流が増加して髪の成長が活発になります。
販売前のユーザーテストから明確な有効性が確認されています。
アミネキシルの脱毛予防効果は、ユーザーテストによって検証されています。テストはアミネキシルを主成分とする脱毛防止トリートメントの販売にあたって実施されました。
テストでは102名の男女を対象として、アミネキシル1.5%を含有するトリートメントの使用を求めました。その結果、対象者の95%が毛髪が抜けづらくなったと感じました。使用から6週後には、対象者の86%がより強い効果を実感しました。
また対象者の90%においては、アミネキシルの使用を終了してから3週間後まで効き目が認められました。
日本人を対象としたユーザーテストも行われています。
ロレアル社では、日本でも製品化に向けたユーザーテストを行っています。
105名の日本人女性を対象としたテストでは、アミネキシルを含んだ薬剤を6週間使用してもらいました。使用中のアンケートでは、使用者の57%が「髪のボリュームが出てきた」と回答しました。また、66%が「ハリ・コシが感じられる」と回答しました。いずれの回答も時間の経過とともに増え、半数以上が効果を実感しました。
テストは中程度の脱毛が認められる男性においても同様に行われました。232名に対して行われたテストでは、使用3ヶ月後に休止期の毛包の割合が、非使用の場合に比べて明確に下がりました。使用1.5ヶ月後は休止期の毛包が増える季節であったにも関わらず割合が減少しました。
105名に対して行われた別のテストでは、非使用の場合に比べて毛髪の密度が6%も増加しました。
以上の結果から、アミネキシルはAGA・薄毛の治療薬の有効な成分として配合されています。
アミネキシルの副作用
副作用
発疹、かゆみ、発赤、頭痛などが生じることがあります。
アミネキシルは肌への刺激が少ない成分ですが、まれに皮膚症状が確認されています。主な副作用として皮膚表面に見られる赤み、かゆみなどが報告されています。
開発元であるヴィシーラボラトリーズで実施された安全性テストでは、敏感な頭皮に対するアミネキシルの低アレルギー性が示されています。
アミネキシルの副作用の発症頻度は極めて稀であると考えられています。ただし副作用の発症率を明示する臨床データがありませんので、具体的な発現頻度は不明です。
- アミネキシルと関連する成分
- ミノキシジル
血管拡張作用によって頭皮の血行を促進する成分です。毛根を活性化して、新しく生えてくる毛髪の発育を早めます。毛髪を太くして成長期を延長させます。AGA外用薬として用いられます。