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オセルタミビルが配合されている通販商品

オセルタミビルの禁忌事項

下記に該当する方はオセルタミビルを使用しないでください。

  • オセルタミビルに対して過敏症をおこしたことがある

オセルタミビルを使用してアレルギーやショック症状などの過敏症が出たことがある方は服用できません。過敏症の既往歴がある方は、オセルタミビルに対して反応する無用な抗体が体内で作られてしまっていることが予想されます。少量でもアナフィラキシーショックなどの重篤な症状を呈することがあるので注意が必要です。

オセルタミビルの働きと効果

効能・効果
A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療と予防

一般名:オセルタミビルリン酸塩

インフルエンザの治療および予防に使われるA型・B型インフルエンザ感染症治療剤です。
オセルタミビルが効果を発揮するのはA型およびB型インフルエンザであり、C型インフルエンザには効果がありません。インフルエンザウイルスの拡散を抑制することで症状の回復を早める効果があります。

ウイルス性疾患であるインフルエンザの治療では、原因ウイルスの働きを抑えることが重要です。オセルタミビルは、インフルエンザウイルスを感染細胞内に閉じ込めることで、体内で感染が広がるのを防ぎます。のどや気管支、肺などへのウイルスの拡散・増殖を防ぐことができるため、症状が軽度に抑えられます。

オセルタミビルには、インフルエンザを予防する効果もあります。ウイルス感染者と接触する機会があった場合、接触から48時間以内にオセルタミビルを服用することで発症リスクを抑えることができます。一時的な効果が期待できるオセルタミビルの予防投与は、同居人がインフルエンザに罹った場合などの緊急時に適しています。シーズンを通じた予防効果が期待できるワクチン予防の代わりになるものではないことを理解しておきましょう。

1997年2月にスイスのF. Hoffmann-La Roche社とアメリカのGilead Sciences社によってオセルタミビルの共同開発が開始されました。1999年にスイス・アメリカ・カナダ・ニュージーランドをはじめとした30カ国以上の国で承認され、日本では2000年12月にインフルエンザ治療薬として承認されました。

感染細胞にインフルエンザウイルスを閉じ込めて増殖を抑制します。

インフルエンザウイルスが細胞から細胞へと感染を拡げる際に必要となるノイラミニダーゼにオセルタミビルが結合して、その働きを阻害します。ウイルスは、宿主の細胞に感染したあと遺伝子の転写や複製を行って増殖します。十分に増殖したウイルスはノイラミニダーゼという酵素によって細胞から放出(遊離)されて、別の新しい細胞に感染してさらに数を増やします。

オセルタミビルによってウイルスは感染細胞から遊離できなくなり、細胞内に閉じ込められます。新たに増殖を行えなくなったウイルスは最終的に死滅に至ります。

オセルタミビルの臨床成績では最短2日でインフルエンザが改善しました。

先発薬タミフルの臨床試験*から、オセルタミビルにインフルエンザの治癒を早める効果があることが確認されています。以下の臨床試験ではオセルタミビル75mgと薬効を持たないプラセボ(偽薬)のインフルエンザに対する有効性を比較しています。

臨床試験は、体温が38℃以上かつ一般的なインフルエンザ症状(筋肉または関節痛、けん怠感または疲労感、頭痛、悪寒または発汗、鼻症状、のどの痛み、咳)を2つ以上有している発症36時間以内で16歳以上のA型またはB型インフルエンザウイルス感染症患者を対象に実施されました。

プラセボまたはオセルタミビルを1日2回朝夕食後に5日間投与しましたところ、オセルタミビルが投与された患者は54~86時間(およそ2日~3日半)ほどで全てのインフルエンザ症状が回復しました。一方、プラセボでは症状の回復に73~106時間(およそ3日~4日半)を要しました。よって、オセルタミビルはインフルエンザ改善に対する有効性が認められました。

症状別にみても、オセルタミビルが投与された患者はプラセボが投与された患者よりも短い期間で各症状が改善しています。患者の主観的な症状の程度はオセルタミビル投与時の方が軽症であり、体温の回復にかかる時間の短縮においても有効です。

インフルエンザ症状が回復するまでにかかる時間の比較
症状 オセルタミビル プラセボ
33.1時間 60.5時間
筋肉・関節痛 14.7時間 25.5時間
けん怠感・関節痛 23.5時間 30.5時間
頭痛 21.6時間 26.8時間
悪寒・発汗 11.1時間 24.4時間
鼻症状 40.7時間 56.0時間
喉の痛み 20.4時間 29.5時間
50.0時間 63.5時間

オセルタミビルはインフルエンザの発症を抑制する目的でも使用できます。
臨床試験では、308名の被験者のうち155名にオセルタミビル、153名にプラセボを42日間投与しました。結果としてオセルタミビルでは2名(1.3%)、プラセボでは13名(8.5%)がインフルエンザを発症したことで、発症率に6倍以上の差があることが分かりました。よって、オセルタミビルはインフルエンザの予防に有用であることが実証されました。

※出典:リンク先、販売名:タミフルカプセル75のインタビューフォームを参照

タミフルを先発薬としたインフルエンザ治療薬の有効成分として配合されています。

オセルタミビルが配合されているインフルエンザ治療薬
先発薬:タミフル(ロシュ)
後発薬:オセフル(ニューテックファーマ)
後発薬:エンフルビル(アタバイファーマ)

オセルタミビルの副作用

副作用
腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、腹部膨満、便の異常、口内炎、口内不快感、食欲不振、頭痛、傾眠、不眠症、めまい、背部痛、胸痛などが生じることがあります。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状、肺炎、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死融解症、精神・神経症状、出血性大腸炎、急性腎不全、血小板減少、虚血性大腸炎。

以下はタミフルカプセルのインタビューフォーム*に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状 発現数 発現率
下痢 41例 0.91%
悪心 24例 0.53%
腹痛 15例 0.33%
上腹部痛 11例 0.24%
嘔吐 11例 0.24%
発疹 9例 0.20%
頭痛 8例 0.18%
浮動性めまい 8例 0.18%
消化不良 6例 0.13%
低体温 6例 0.13%
不眠症 5例 0.11%

オセルタミビルの副作用には、下痢・腹痛・吐き気などがあります。臨床試験と製造販売後の調査をあわせて算出したオセルタミビルの副作用発生頻度によると下痢は約0.9%、腹痛(上腹部痛込み)は約0.6%、吐き気(悪心)は約0.5%という結果が出ています。

消化器系の症状以外には発疹、めまい、頭痛、不眠症、ALT(GPT)増加、蛋白尿、好酸球数増加、低体温がオセルタミビルの主な副作用です。いずれも0.1%以上の発生率があります。

オセルタミビルとの関連性が否定できない重篤な副作用として、ショック、アナフィラキシー、肺炎、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、急性腎障害、白血球減少、血小板減少、精神・神経症状、異常行動、出血性大腸炎、虚血性大腸炎があります。オセルタミビルの服用によって重大な副作用が現れることは非常にまれですが、重大な副作用があらわれた場合には、服用を中止して医師の診察を受けるなど適切な処置をしてください。

使用に注意が必要な人
<高度の腎機能障害患者>
腎機能障害患者ではオセルタミビル活性体の血中濃度が高くなる恐れがあります。腎機能の低下具合によって用量を調節することが推奨されています。
併用注意薬
併用禁忌薬と同様にオセルタミビルには併用注意薬が設定されていません。他の薬を使用中でオセルタミビルの服用を検討している方は医師もしくは薬剤師に相談すると安心して併用できるでしょう。
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