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ケトコナゾールが配合されている通販商品

ケトコナゾールの禁忌事項

下記に該当する方はケトコナゾールを使用しないでください。

  • ケトコナゾールに対して過敏症を起こしたことがある

過去にケトコナゾールを使用した際にアレルギーなどの過敏症を起こした経験のある方は使うことができません。

ケトコナゾールの働きと効果

効能・効果
白癬(足部白癬、体部白癬、股部白癬)、皮膚カンジダ症(指間びらん症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑)、癜風、脂漏性皮膚炎、フケ
(1) 塗布面において真菌の細胞膜の機能を低下させます。
(2) 頭皮ではフケの発生を予防します。
(3) 薄毛の進行予防、育毛にも有効です。

一般名:ケトコナゾール

水虫(白癬)、皮膚カンジダ症、癜風(でんぷう)などの治療に使われる真菌症治療剤です。
病原体となる真菌(カビ)を殺菌することで、痒みや水ぶくれといった皮膚症状を改善します。ケトコナゾールの塗布を続けることで、足や手、爪周辺、股、頭皮を含む様々な部位に生じる真菌症を治療することができます。

角質層への高い浸透力と患部に長く留まる特性を有しており、1日1回の塗布で優れた治療効果を発揮します。真菌全般に共通するエルゴステロールの合成阻害作用を有することから、カンジダ菌や白癬菌、癜風菌など複数の真菌に殺菌効果を発揮します。

ケトコナゾールは、脂漏性皮膚炎に対する適応が日本で唯一認められている外用抗真菌薬です。ケトコナゾールを1日2回患部に塗布し続けることで脂漏性皮膚炎を治療できます。
一般的に使用されているクリームタイプの他、頭皮の脂漏性皮膚炎に使いやすいローション、シャンプー、石鹸タイプの薬もあります。ケトコナゾール配合シャンプーでは、 1〜2週間に1回の頻度で使うことによってフケやべたつきの予防を行うこともでき、頭皮を清潔に保つ効果があります。

ケトコナゾールは、1976年にベルギーのヤンセン社で開発されたイミダゾール系の抗真菌薬です。元々は内服薬としても利用されていましたが、現在使われているのは外用薬のみとなっています。

ケトコナゾールがエルゴステロールの生合成を阻止して真菌の細胞膜に障害を起こします。

ケトコナゾールは、真菌の細胞膜を主に構成しているエルゴステロールの生合成を阻害します。エルゴステロールが生合成される過程には、前駆体であるラノステロールという成分が脱メチル化を行う必要があります。脱メチル化には、ラノステロールがシトクロムP450という酵素と結合する必要があります。シトクロムP450の結合部位をケトコナゾールが遮断することで、エルゴステロールの生合成を妨げます。エルゴステロールが欠乏すると細胞膜の機能に障害が生じて、真菌の発育が阻止されます。

ケトコナゾール外用薬の臨床成績では、ほとんどの疾患で80%を超える有効率が報告されました。

ケトコナゾール外用薬の効果は、水虫を含む真菌感染症を有する393名の患者を対象に実施された臨床試験*1で証明されました。臨床試験では、ケトコナゾール2%配合のクリーム剤を使用して、1日1回(脂漏性皮膚炎は1日2回)塗布を行い、2~8週間で疾患ごとに指定された期間、経過を観察しました。ほとんどの疾患で80%を超える有効率が臨床成績によって確認されました。

真菌感染症への有効率(外用)
疾患 有効率 症例数
脂漏性皮膚炎 79.1% 117/148
足の水虫 71.4% 65/91
体の水虫(ぜにたむし) 80.9% 38/47
股の水虫(いんきんたむし) 94.6% 35/37
カンジダ性間擦疹 93.8% 15/16
カンジダ性指間糜爛症 91.7% 11/12
癜風 97.1% 33/34

足の水虫の中には外用薬が効きづらい角質増殖型水虫の症例も含まれていることから、他と比べて有効率が若干低くなっています。この臨床試験の結果からケトコナゾールは、水虫などの疾患に有効な抗真菌薬であることが証明されました。

※出典 1:リンク先、販売名:ニゾラールクリーム2%のインタビューフォームを参照

ケトコナゾールは、ニゾラールクリームを先発薬とした水虫の治療薬の有効成分として配合されています。

ケトコナゾールが配合された水虫の治療薬
先発薬:ニゾラールクリーム(ヤンセンファーマ)
後発薬:デノンソープ(ジードラッグス)

脂漏性皮膚炎に対するケトコナゾールシャンプーの効果は、575名を対象とした臨床試験*2で証明されています。ケトコナゾール配合シャンプーを毎週2回、2〜4週間のあいだ利用し、脂漏性皮膚炎および脂漏性皮膚炎に伴うフケの改善を検証しました。
臨床試験の結果、全体の88%にあたる506名に十分な症状の改善が確認されました。この臨床試験では、治療後に週1回ケトコナゾール配合シャンプーを利用すれば脂漏性皮膚炎の再発を防げることもわかり、頭皮環境を清潔に維持するケトコナゾールの有効性が実証されました。

※出典 2:Peter, R., & Richarz-Barthauer, U. (1995). Successful treatment and prophylaxis of scalp seborrhoeic dermatitis and dandruff with 2% ketoconazole shampoo: results of a multicentre, double‐blind, placebo‐controlled trial. British Journal of Dermatology, 132,

ケトコナゾールが配合されたシャンプー
先発薬:ニゾラールシャンプー(ヤンセンファーマ)
後発薬:デノンシャンプー(ジードラッグス)

ケトコナゾールの副作用

副作用
かぶれ、発赤、刺激感、紅斑、ただれ、かゆみなどが生じることがあります。

以下はニゾラールクリームのインタビューフォーム*1に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状 発現数 発現率
接触性皮膚炎 97例 1.53%
かゆみ 55例 0.87%
投与部発赤 43例 0.68%
投与部位刺激感 30例 0.47%
紅斑 25例 0.39%

ケトコナゾール配合クリームの臨床試験で検証された副作用の発現率は3.53%です。6,346例中、224例の患者に何らかの副作用の発現が確認されました。臨床試験で報告されたケトコナゾールの主な副作用は、薬が皮膚についた部分に生じる接触性皮膚炎やかゆみです。

ほとんどの場合が軽度な皮膚症状ではありますが、皮膚の赤みやかぶれが酷い場合にはケトコナゾールの使用を中止して医師に報告してください。ただちに使用を中止する必要がある重大な副作用は報告されていません。

使用上の注意
外用ケトコナゾールを使用する際には、角膜や結膜に薬が入らないように注意してください。傷で皮膚の下の粘膜が露出している部分には使用しないでください。
使用に注意が必要な人
<妊娠中の女性>
ケトコナゾールを使用した場合の安全性が確立していません。治療のメリットがリスクを上回ると医師が判断した場合にのみ投与されます。
併用注意薬
特にありません。
ケトコナゾールと関連する成分
クロトリマゾール
カンジダや水虫などの真菌が原因で起こる感染症の治療に効果的です。皮膚疾患にはクリーム薬、膣カンジダ症には直接患部に届く膣錠が有効です。
テルビナフィン
白癬菌、カンジダ菌、癜風菌などに有効な真菌症治療剤です。足や股部の水虫・たむし、皮膚カンジダ症の治療に用いられます。
イトラコナゾール
体内に留まりやすい特性がある真菌症治療剤です。主に水虫、皮膚カンジダ症、癜風の治療に使われます。外用薬ではなかなか治らない爪水虫などに有効です。
フルコナゾール
真菌を殺菌する作用がある治療薬です。膣カンジダの治療効果に優れており、深在性真菌症の予防にも用いられます。カンジダに起因する膣炎および外陰膣炎の症状改善に有効です。
ミコナゾール
白癬(水虫)、カンジダ、癜風など、真菌を原因とした感染症の治療に用いられる薬です。一般的に使われる外用薬のほか、経口内服薬、注射剤の有効成分として配合されています。
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