シラグラの副作用｜頭痛などの現れやすい症状・発現する原因について

シラグラの副作用

＜主な副作用＞

ほてり、潮紅（あから顔）、頭痛、口の渇き、鼻づまり、胸焼け、消化不良、下痢、動悸、眠気など。

シラグラを服用した後に上記のような副作用が起こる可能性があります。これらの症状はシラグラの有効成分シルデナフィルが陰茎以外に作用することで現れます。副作用の多くは、効果の持続時間が過ぎると軽快する一時的なものです。

ほてりや頭痛は血管拡張によって起こる副作用

シラグラの副作用の中で特に起こりやすい症状は、ほてりや潮紅、頭痛です。シラグラの先発薬であるバイアグラの臨床試験では、ほてり・潮紅は5.78％、頭痛は3.87％の割合で確認されています。

ほてりや潮紅の原因は、シラグラの薬効で生じる顔付近の血管拡張です。血管が広がることで顔が熱くなるように感じたり、皮膚が赤らんだりします。また口の渇きを伴うこともあります。

同じくシラグラの血管拡張作用によって起こる症状が頭痛です。脳の血管が広がり、周りの神経を刺激することで痛みが出ます。頭痛がひどい場合はロキソニンなどの鎮痛剤を併用することも可能です。

鼻づまりは、血管拡張によって起こる鼻粘膜の腫れが原因です。

その他の副作用（胸焼け・眠気など）

シラグラの副作用として胸焼けや消化不良といった胃腸の症状が現れることがあります。シラグラは平滑筋という筋肉を緩める働きがあります。主に陰茎の平滑筋に働きかけることで勃起を促しますが、平滑筋は消化器官にもあります。胃の消化物を食道に逆流させないようにしている平滑筋が緩むと、胸焼けや消化不良が起こります。そのほか、消化器官に関わる症状としては下痢が比較的現れやすいです。

動悸は、血管拡張に伴って血圧が低下することで起こりやすくなります。血圧が下がると、体内では血圧を元に戻そうとして脈拍を上げるため動悸が生じることがあります。

眠気も低血圧が原因と考えられる症状です。低血圧になると脳に送られる血液が少なくなります。十分な血液が届かなくなると脳が酸素不足を起こし、眠気を感じることがあります。

ごくまれに起こる持続勃起症や視力低下

＜ごくまれに起こる重大な副作用＞

持続勃起症、非動脈炎性前部虚血性視神経症（NAION）など。

シラグラなどのED治療薬（PDE5阻害薬）すべてにおいて起こりうる重篤な副作用として、ごくまれに持続勃起症が起こる可能性があります。持続勃起症は性的興奮とは無関係に勃起が続く状態で、痛みを伴います。万一、服用後に勃起が4時間以上続いた場合は医師の診察を受けましょう。適切な対処を行わないと陰茎の組織が損傷したり、勃起機能を損なうおそれがあります。

また、急激な視力の低下を感じた場合は、シラグラの服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。PDE5阻害薬を使用した後に、視力喪失の原因にもなり得る非動脈炎性前部虚血性視神経症（NAION）の発現が報告されています。

シラグラを服用した後に持続勃起症やNAIONが発現する頻度は非常に少ないです。とはいえ、安全にシラグラを使用するためには、これらの重大な副作用について把握しておくことも大切です。

口コミに寄せられたシラグラの副作用

実際にシラグラを購入された方の口コミのうち、副作用に関するものを集めました。

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