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グルコバイの効果「高血糖の抑制やダイエット効果」について

グルコバイの効果と効能

効能・効果
2型糖尿病
(1) 食事療法および運動療法で十分な効果が得られなかった場合に有効です。
(2) 経口血糖降下薬もしくはインスリン製剤の服用で十分な効果が得られなかった場合に有効です。

グルコバイは糖尿病治療の経口薬です。服用することで血糖値の安定が見込めます。

糖尿病の治療は、数種類ある治療薬のなかから、症状に合ったものを選びます。グルコバイは、α- グルコシダーゼ阻害薬と呼ばれるタイプです。糖の消化・吸収を抑える効果があり、特に食後の血糖値が大幅に上昇してしまうタイプの方に有効です。

小腸で糖分の吸収を遅らせる

グルコバイは、小腸にある酵素の働きを抑えることで、糖類の分解や吸収を遅らせます。

食べ物から摂取した炭水化物や糖は、そのままでは体内に吸収されません。腸内の酵素「α- グルコシダーゼ」の作用で細かく分解され、栄養として吸収されます。

グルコバイの主成分・アカルボースは、α- グルコシダーゼの働きを鈍らせる(阻害する)ことができます。分解を遅らせることで、体内へ吸収するスピードが落ち、食後の高血糖が抑えられます。

血糖値の変化は糖の種類で異なる

炭水化物は、食物繊維と糖質を合わせたものです。食物繊維は、血糖値の上昇を抑え、コレステロールの排泄を助ける働きをします。

糖質は体のエネルギー源となります。糖質は体内に入ると消化吸収され、血液の中のブドウ糖(血糖)になります。この値を血糖値といい、血糖値の上昇を引き起こす原因にもなるのです。糖質を摂りすぎると肥満につながります。

栄養学的な分類 代表例
炭水化物 糖質 糖類 単糖類 ブドウ糖、フルクトース、ガラクトース
二糖類 ショ糖(砂糖)、麦芽糖、乳糖
少糖類(オリゴ糖) イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖
糖アルコール キシリトール、ソルビトール、エリスリトール、グリセリン
多糖類 デンプン、グリコーゲン、デキストリン
その他 アスパルテーム、アセスルファムK、ステビア
食物繊維 水溶性食物繊維 ペクチン、海藻、多糖類
不溶性食物繊維 セルロース、ヘミセルロース

血糖値が最も上がりやすいのは、分子量が小さいブドウ糖などの単糖類や砂糖などの二糖類です。血糖値の上昇が緩やかなのは、オリゴ糖などの少糖類やデンプンなどの多糖類です。

下がらない血糖値をグルコバイで正常に

グルコバイで糖分の吸収をコントロールできます。

糖尿病の初期症状ともいわれるのが食後高血糖です。上がった血糖値が一定時間を経過しても下がらない状態を指します。健常な人の血糖値は、食事を摂取しはじめた時点で上がりだします。60分から90分後がピークで、2時間前後で食事前の数値に戻ります。糖尿病だと、食後2時間経っても血糖値は戻ることがなく、高い数値のままです。

グルコバイを服用することで、糖質の吸収を穏やかにできるため、急激な上昇も起こりにくくなるのです。

臨床試験で78.9%の改善効果

グルコバイはα- グルコシダーゼの働きを阻害することで、糖などの吸収が遅くなり、血糖値の上昇も緩やかになります。

臨床実験でも1日にグルコバイを150mg服用した場合に63.4%、300mg服用した場合に78.9%の改善効果が出ています。

グルコバイは薬と糖質が同時に消化することで吸収を遅らせる作用があります。食事の直前に服用することで上昇・降下が緩やかになります。血糖値が急激に上昇することはとてもハイリスクです。グルコバイを服用すると同時に摂取する食べ物にも十分注意をしていきましょう。

グルコバイで痩せた?ダイエット効果はあるの?

グルコバイ自体に脂肪を燃焼させるような効果はありません。しかし、血糖値のコントロールが安定すると太りにくく痩せやすい体になります。結果的に、ダイエットの効果も高まります。

インスリンは、血糖が上昇したときにすい臓から分泌されるホルモン物質です。インスリンは糖質をエネルギーに変えることで、血糖値を下げようとします。ここで厄介なのが、インスリンは、余った糖質をどんどん中性脂肪に変えてしまうところです。

脂肪を燃焼させるためには、インスリンの過剰分泌を避けることが大切です。グルコバイなどα-グルコシダーゼ阻害薬は、糖の吸収を遅らせる効果があるので、インスリンの過剰分泌を防ぎます。

血糖コントロールで合併症のリスク低減

糖尿病の怖さは合併症にあります。しっかり治療をしないと、三大合併症と呼ばれる末梢神経障害、腎臓病、網膜症が発症します。

これらの合併症は、細い血管に大きな負担をかけます。放置していると起きるのが、壊死による切断、人工透析、失明です。血糖値が高い状態が続けば、毛細血管だけではなく、普通の血管へもダメージが高まります。血管への負担は、心筋梗塞や脳梗塞といった大きな病気になる可能性も上がります。

糖尿病は、気づかないうちに悪化してしまう病気です。自覚症状がない状態が続いたり、喉の渇きや頻尿、疲労感など、普段も感じられる症状で、見過ごしてしまうためです。

糖尿病にかかってしまっても、食生活の改善や運動療法、グルコバイなどの治療薬で血糖値をコントロールすることが大切です。

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