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アレグラの副作用「眠気、頭痛、太る」について

アレグラの副作用には頭痛、眠気、嘔気、腹痛、めまい、倦怠感がありますが、眠気が最も多く報告されています。しかし、眠くなる頻度は2.4%と低く、車の運転に制限はありません。重篤な副作用は非常にまれです。

アレグラの主な副作用

アレグラは、花粉症などのアレルギー性疾患の治療および予防に使用される第二世代抗ヒスタミン薬です。第一世代と比較して眠気などの副作用が抑えられています。アレグラの主な副作用としては、精神神経系や消化器系の症状がみられます。

<主な副作用>
頭痛、眠気、嘔気、腹痛、めまい、倦怠感など。

眠気が副作用が最も多い

眠気の副作用は、アレグラのような抗ヒスタミン薬に共通する代表的な症状です。有効成分が脳内に移行して作用することで眠くなると考えられています。アレグラを含む第二世代抗ヒスタミン薬は、第一世代よりも眠気の副作用を起こしづらいようにと開発された経緯があります。

車の運転が制限されない軽度なレベル

服用しても眠くなりづらいアレグラは、注意事項として車の運転や機械の操作に制限が設けられていません。アレグラを服用していても、いつも通りに車を運転できます。

アレグラと薬効成分を含まないプラセボでは、成人を対象とした臨床試験から眠気の発生頻度に差がないことが分かっています。シミュレーターを使用した自動車運転能力試験、ワープロ入力試験などにおいても、眠気によるパフォーマンスの低下が認められていません。

眠くなる頻度は2.4%と低め

日本国内の成人(4,367症例)を対象に実施された調査では、アレグラ服用後に傾眠の副作用が発生する頻度は2.38%であることがわかっています。傾眠とは刺激されれば容易に覚醒するが、放置すれば眠りに落ちてしまうような状態です。眠くてうとうとしている状態に似ています。

副作用の症状 発現数 発現率
傾眠 104件 2.38%

アレグラには有効成分としてフェキソフェナジンが配合されています。フェキソフェナジンは、局所的に作用して脳内には移行しづらい特性があります。アレルギー反応を示している部位にのみ薬効が働きますので、眠気などの精神神経系の副作用が生じづらくなっています。

頭痛など他の精神神経系の副作用について

アレグラの副作用として報告されている精神神経系の症状には、頭痛やめまい、倦怠感などがあります。臨床試験と使用成績調査において確認された精神神経系の副作用は以下の通りです。

副作用の症状 発現数 発現率
頭痛 24件 0.55%
倦怠感 24件 0.55%
浮動性めまい 5件 0.11%
錯感覚(しびれ) 2件 0.05%
不眠症 2件 0.05%
体位性めまい 1件 0.02%"

傾眠の次に発現率の高い精神神経系のアレグラの副作用は、頭痛と倦怠感です。その他には、めまいや体のしびれを感じたりすることがまれにあります。眠気の副作用と同じように、アレグラの有効成分が脳内で抗ヒスタミン作用を示すことで起こるとされています。

稀におこる精神神経系の副作用の中には、不眠症が含まれています。不眠症は、寝つきが悪くなったり睡眠の質が低下する睡眠障害です。浅い眠り(レム睡眠)の時間が増えることで、悪夢の頻度を増加させる一因になると考えられています。

口の渇きなど消化器の副作用について

口が渇く(口内乾燥)、下痢、腹痛、吐き気など、消化器の症状もアレグラの副作用として確認されています。臨床試験と使用成績調査を合わせた発現率では、口内乾燥と下痢が比較的多く確認されています。

副作用の症状 発現数 発現率
口内乾燥 21件 0.48%
下痢 21件 0.48%
上腹部痛 11件 0.25%
悪心 11件 0.25%
便秘 2件 0.05%

アレグラのような抗ヒスタミン薬を服用すると、だ液の分泌が減ることがあります。だ液の分泌量が減ると、口や喉が渇きやすくなるほか、口内炎を発症しやすくなります。アレグラは、抗ヒスタミン薬の中でも比較的に口や喉の渇きを招きづらい位置づけとなっています。

消化器に発症する副作用としては、便秘、腹部の張り、嘔吐なども確認されています。いずれの症状も発現率は0.1%未満と低めです。

重大な副作用と初期症状

アレグラの副作用として、ごくまれではありますが下記の症状が確認されています。それぞれの初期症状に注目して、異常があった際にはアレグラの服用を中止して適切な治療を受けてください。

<重篤な副作用>
ショック、アナフィラキシー、肝機能障害、黄疸、無顆粒球症、白血球減少、好中球減少

ショック・アナフィラキシーの初期症状

ショック・アナフィラキシーは、呼吸困難や血圧の低下などが初期症状として現れます。意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅などの症状が出た場合にもショック、アナフィラキシーである可能性があります。

肝機能障害・黄疸の初期症状

肝機能障害や黄疸は、肝機能検査値の異常がみられます。AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-P、LDH の上昇などがあれば、肝機能障害や黄疸の可能性がありますので医師に相談してください。

無顆粒球症、白血球減少、好中球減少の初期症状

無顆粒球症とは、血中の白血球の成分から顆粒球が減少する病気です。無顆粒球症になると、風邪のときのような発熱やのどの痛み、全身の倦怠感が初期症状として出現します。

アレグラの副作用で太る可能性は?

アレグラの臨床試験や使用成績調査では、体重増加の副作用は確認されていません。0.1%以下の低頻度で確認されている腹部膨満や末梢性浮腫によって太って見えることはあるかもしれません。また、1例(0.02%)だけ空腹の副作用が報告されています。食欲が増進して太る可能性が考えられはしますが、実際に起こる可能性は低いでしょう。

アレグラの副作用として報告されている症状には、食欲不振や食欲減退も含まれていますが発現することはまれです。よって、アレグラの体型や体重への影響はほぼないといえます。

アレグラの副作用まとめ

アレグラ、第二世代の抗ヒスタミン薬は、眠気、頭痛、嘔気などの副作用がありますが、これらは一般的に軽度です。特に眠気は、他の抗ヒスタミン薬に比べて発生しにくいですが、その発生率は2.38%とされています。

重大な副作用はショック、アナフィラキシー、肝機能障害などがありますが、これらは極めて稀です。服用後に異常を感じた場合は、すぐに服用を中止し、医師の診断を受けることが重要です。

体重増加に関する副作用はほぼ報告されていないため、アレグラが直接的に体重変化を引き起こす可能性は低いと言えます。

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