ザイバン

ザイバンの概要

ザイバンは世界初のニコチンを使用しない禁煙補助薬

吸わないときの吸いたい欲求が抑えられます。

禁煙時のタバコの禁断症状を緩和します。

ニコチン置換療法と違ってニコチンの補充をせずに禁煙します。

禁煙ガムなどで禁煙できなかった方に最適です。

ザイバンの成分

• ブプロピオン

ザイバンは、ニコチン依存症の禁断症状（禁煙時のイラつきや集中力の低下など）を緩和する禁煙補助薬です。有効成分としてブプロピオンが配合されています。タバコを吸うことで得られる多幸感と喫煙に対する欲求の両方を抑えます。Glaxo Smith Kline（グラクソスミスクライン）社より製造販売されています。

ザイバンの特徴

ザイバンは、世界で初めて承認されたニコチン不使用の禁煙補助薬です。
ニコチンガムやニコチンパッチなどを用いたニコチン置換療法が従来の禁煙治療の主流でしたが、有効成分ブプロピオンを配合したザイバンの誕生により、新たな選択肢が加わりました。タバコ以外の摂取方法でニコチンを補充するニコチン置換療法でタバコをやめられなかった方にザイバンは適しています。

従来の禁煙治療（ニコチン置換療法）は、ニコチンの摂取量を段階的に減らしていくことで禁煙を促すというものです。一方ザイバンは、強い喫煙欲求やイライラといった禁煙時の禁断症状を緩和します。禁煙で最も苦しい離脱症状を抑えることで、禁煙成功率を高めます。
ニコチンの摂取量を徐々に減らしてごまかすのではなく、ザイバンはニコチンの補充を行わずに禁煙をサポートします。禁煙の禁断症状を抑えつつ脱ニコチンできるニコチン依存症の画期的な治療法として利用されています。

ザイバンの入数は1箱あたり60錠です。1箱をお求めになった場合、約4週間ご利用になれます。ザイバンを使用したニコチン依存症の治療期間は最長12週間となり、禁煙治療が終わるまでにおよそ3箱という計算になります。

ザイバンの臨床試験では1日2錠を服用した場合の禁煙成功率が優れていました。

禁煙成功率を高めるザイバンの効果は、プラセボ（成分を含まない偽薬）との比較試験で実証されています。試験は、1日あたり15本以上タバコを吸うニコチン依存症の患者を対象に実施されました。7週間にわたってザイバンを投与し、最終日から遡って4週間（4～7週目）のあいだタバコを1本も吸わなかった患者の割合が測定されました。

臨床試験では1日1錠を服用した場合と、1日2錠を服用した場合の経過観察が行われました。いずれの場合もプラセボを服用したグループと比較して良好な結果が得られています。

ザイバンを服用したグループの禁煙成功率は、1日2錠を続けた場合に36.0％、1日1錠を続けた場合では27.0％となっています。プラセボを服用したグループの禁煙率17.0％と比較すると明白な差があります。臨床試験の結果から、ニコチン依存症の治療におけるザイバンの有効性が実証されました。

ザイバンの効果

効能・効果

ニコチン依存症

(1) 禁煙時の離脱症状を緩和します。

ザイバンはノルアドレナリンやドーパミンといった脳内物質の働きを高め、ニコチン依存症の禁断症状を緩和する効果があります。ニコチン切れによるイライラや集中力低下、気分の落ち込みといったつらい禁断症状をザイバンが緩和します。

ニコチン摂取によって分泌される脳内物質が、ザイバンの服用期間中には既に働いている状態になります。このため、タバコを吸っても多幸感が得られません。喫煙に伴う多幸感が得られなくなることで、次第にタバコを吸いたいという喫煙欲求そのものが減っていきます。

喫煙欲求の減少は服用開始から1週間ほどで実感できます。

禁煙を補助するザイバンの効果は、飲み続けることで徐々に強くなっていきます。ザイバンを飲み始めてから1週間ほどで、喫煙に対する欲求が抑えられているのを実感できるようになります。

ブプロピオンがニコチン依存症を招く2つの仕組みをブロックします。

ザイバンの主成分ブプロピオンは、ノルアドレナリンとドーパミンという2つの神経伝達物質に対して再取り込み阻害という作用をもった薬です。神経伝達物質は、神経細胞の末端からシナプスへと放出され、別の神経細胞にある受容体に取り込まれることで作用します。ただし、放出されたうちのいくつかは元の神経細胞に再取り込みされ、作用せずに再び放出されます。再取り込みを阻害すると、神経伝達物質はそのままシナプスに残ります。やがてすべての神経伝達物質が受容体に取り込まれるため、作用が増加します。

ブプロピオンは神経細胞のニコチン受容体を遮断し、ニコチンの取り込みを防ぐ作用もあります。
ニコチンの取り込みによるドーパミン放出を抑止し、喫煙時の快感を感じなくさせます。

ブプロピオンが配合されている通販商品と成分について

ザイバンの飲み方（用量・用法）

下記の用量を守って、食前または食後30分以内に水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

ザイバンは食前または食後30分以内に飲んでください。
飲み始めた日を含む最初の3日間は1日1錠を飲みます。4日目からは最低8時間の間隔をあけて1日2回飲みます。飲み始めてから7日目までは禁煙の準備期間となるため、タバコを吸っても構いません。
ザイバンを服用できる期間は最長で12週間とされています。

飲み始めてから8日目以降はタバコを吸わないでください。

ザイバンを服用開始して8日目からはタバコを吸わないでください。8日目以降もタバコを吸ってしまうと禁煙治療が困難になります。8日目を過ぎてもタバコを吸ってしまった場合は、ザイバンを飲むのをやめて禁煙治療を中止してください。

ザイバンの保管方法

光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。

(1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。

ザイバンの副作用

＜主な副作用＞
睡眠障害、口渇、眠気、便秘、吐き気、食欲の変化、体重の変化、頭痛、めまいなど。

主な副作用は、ドーパミンやノルアドレナリンの増加にともなう睡眠障害や口渇、便秘や吐き気といった消化器の症状などです。これらの副作用は、有効成分ブプロピオンが交感神経を刺激する作用によって起こります。服用をやめれば副作用の大半は治まりますが、症状が長引くようであれば医療機関で診断を受けてください。

ザイバンの注意事項

＜使用禁忌＞
下記に該当する方は使用しないでください。
てんかん、過食症、神経性食欲不振、MAO阻害薬の服用中止から14日以内、過度の飲酒やベンゾジアゼピン系の抗不安薬の服用を急に中止した、ブプロピオンに対して過敏症がある

＜使用注意＞
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
肝硬変などの肝機能障害、腎機能障害、摂食障害、頭部外傷、発作（けいれん等）があった、神経系（脳や脊椎）に腫瘍がある、心臓発作や心機能の問題、高血圧、インスリンなど血糖値をコントロールする薬を服用している糖尿病患者、酒を飲む、妊娠もしくは妊娠する予定、授乳中、相互作用を招く可能性のある薬を服用中または服用する予定がある（ニコチン置換薬、チクロピジンなど循環器系用薬、リトナビルなど抗ウイルス薬、カルバマゼピンなど精神神経系用薬、エリスロヒドロブプロピオン、スレオ水素ブプロピオン、ヒドロキシブプロピオン、β遮断薬、1C型抗不整脈薬）

＜併用禁忌薬＞
下記の薬品を服用中の方は使用前に医師に相談してください。
MAO阻害薬

ザイバンの評価・口コミ（7件の評価）

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