ニコテックス

ニコテックスの概要

ニコテックスは吸いたくなったら噛むニコレットのジェネリック

タバコが吸いたくなったら噛む禁煙ガムです。

ガムでニコチンを摂取することで禁煙中の禁断症状を緩和します。

少しずつ回数を減らしてニコチン依存を改善します。

ニコテックスは、少量のニコチンが配合されている禁煙補助ガムです。噛むと微量のニコチンが摂取でき、ニコチン置換療法による禁煙をサポートします。タバコを吸いたくなった際に噛むと、喫煙欲求を抑える効果があります。ニコレットのジェネリックです。Cipla（シプラ）社より製造販売されています。

ニコテックスの特徴

ニコテックスは、タバコを吸いたくなったら噛む禁煙ガムです。禁煙成功率を約2倍に高めるとされるニコチン置換療法の先駆けとなった禁煙補助薬ニコレットのジェネリックです。

ニコテックスを噛むと、口の粘膜から少量のニコチンが摂取でき、イライラや集中力低下などニコチン欠乏によるタバコの禁断症状（離脱症状）を和らげることができます。ニコチンの欠乏を補うガムですので、タールは含まれていません。

口さみしさからついついタバコに手を伸ばしてしまう「習慣化された喫煙」の防止にも効果的です。禁煙中は口さみしさを紛らわせるためにガムや飴を口にする方法があるように、タバコを吸わない口さみしさから吸ってしまうということもよくあります。ニコテックスはガムで口さみしさを紛らわせるだけでなく、ニコチンが摂取できるため、タバコを吸わずにいられるというメリットがあります。

禁煙開始から2週間で必要なニコテックスの個数について。

禁煙中に禁断症状が最も強くあらわれるのは、禁煙開始から2週間といわれています。この期間を乗り切るための必要量を以下に算出します。なお、2週間あたりで最低限必要とされている個数の目安は1日の喫煙本数に応じて異なります。

ご自身の1日あたりの喫煙本数を確認していただき、適量をご用意ください。ニコテックスは1シートに9粒が入っています。日本国内で推奨されている先発薬ニコレットは2mgとされておりますので、ニコテックス2mgであればそのまま、4mgの場合は半分にカットしてお使いください。

ある程度の余裕をもって2週間分を用意する場合、1日の喫煙本数が30本以下であれば、ニコテックス2mgの6箱セット（9個×12箱＝108個）が適しています。1日の喫煙本数が31本以上であれば、ニコテックス2mgの12箱セット（9個×24箱＝216個）が最適です。
ニコテックス4mgをお求めになる場合だと、1個を1/2にカットして使用することが推奨されるため、必要なセット数は2mgの半分になります。

ニコテックスの効果

効能・効果

ニコチン依存症

(1) 禁煙時の離脱症状を緩和します。

禁煙時のニコチン欠乏に伴う喫煙への欲求を軽くして、ニコチン依存症の改善を補助する効果があります。ニコテックスをゆっくり噛むことでニコチンが体内に吸収されると、ドーパミンなどの脳内物質の分泌が促されてタバコの禁断症状が緩和されます。

ニコテックスの使用量を段階的に減らしながら禁煙を続けていくことで、ニコチンへの依存度が徐々に減っていき体質の改善が促されます。

口の粘膜から摂取したニコチンが気分を落ち着けます。

ニコテックスに配合されたニコチンは、口の粘膜からゆっくりと吸収されて神経細胞のニコチン受容体に到達します。ニコテックで摂取したニコチンは、喫煙時に比べて遅いペースで時間をかけて受容体から取り込まれます。取り込まれたニコチンは、報酬回路（快感をコントロールする神経回路）にあるドーパミン作動性ニューロンに作用します。
ニコチンの作用によってドーパミン作動性ニューロンから快感物質ドーパミンが放出され、報酬回路が活性化して喫煙時と同様の快感がもたらされます。

ニコテックスの使い方

下記の用量を守って、禁煙開始後にタバコを吸いたくなったら使用してください。

ニコチンの過量摂取を招く可能性があるため、ニコテックスはニコチンパッチなど他のニコチン製剤とは併用できません。使用した直後の喫煙も控えてください。

ニコテックス2mgであれば1回1個、ニコテックス4mgであれば1回1/2個を以下の手順で使用します。1日に使用できる回数は24回が限度です。

1. ピリッとした味がするまで15回ほど噛んでください。
2. ほほと歯茎の間にガムを挟んで味がしなくなるまで（1分以上）そのままにします。
3. 1と2を30～60分間ほど繰り返します。
4. 飲み込まず、紙などに包んで捨ててください。

1ヶ月ほど経過したら1週間ごとに1日の使用回数を減らしていきましょう。

禁煙開始から1ヶ月ほど経過した後は、1週間ごとに1日あたりの使用回数を無理のない範囲で（1～2個ずつ）減らしていきます。1日の使用回数が1～2個で済むようになった段階で使用をやめてください。
ニコテックスは3ヶ月を目途に使用してください。

ニコテックスの保管方法

光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。

(1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。
(5) 分割した薬剤はなるべくお早めに使用してください。

ニコテックスの副作用

＜主な副作用＞
口内炎、のどの痛み、舌の荒れ、唾液増加、吐き気、腹痛、下痢、発汗、頭痛、めまい、聴覚障害、味覚異常、歯肉炎、あごの痛みなど。

主な副作用は、ニコチンが粘膜と接触することによる口や喉の炎症などです。使用中に分泌された唾液を飲みこむと、ニコチンの接触によって吐き気や腹痛などの胃腸障害が起こる可能性があります。これらの症状の大半は使用を中断することで治まります。仮に症状が長引くようであれば医師の診断を受けてください。

ニコテックスの注意事項

＜使用禁忌＞
下記に該当する方は使用しないでください。
非喫煙者、他のニコチン製剤を服用している、妊婦もしくは妊娠の疑いがある、急性期脳血管障害（脳梗塞,脳出血等）、うつ病、ニコチン製剤による過敏症、あごの関節の障害

＜使用注意＞
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
医師もしくは歯科医師の治療を受けている、他の薬を使用している、高齢者、20歳未満、本人もしくは家族がアレルギー体質、薬のアレルギー反応を起こしたことがある、腹痛、胸痛、口内炎、のどの痛みや腫れ、心臓疾患（心筋梗塞、狭心症、不整脈）、脳血管障害（脳梗塞、脳出血など）、バージャー病（末梢血管障害）、高血圧、甲状腺機能障害、褐色細胞腫、糖尿病（インスリン製剤を使用している）、咽頭炎、食道炎、胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、3ヶ月を超える継続使用を検討している

＜併用注意薬＞
下記の薬品を服用中の方は使用前に医師に相談してください。
テオフィリン、タクリン、クロザピン、ロピニロール

ニコテックスの評価・口コミ（13件の評価）

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