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アダラートCRの飲み方「作用を維持するための正しい服用方法」について

アダラートCR錠の飲み方(用量・用法)

アダラートCR錠は水、またはぬるま湯と一緒に服用をしてください。

アダラートCR錠は症状の違いによって服用方法も変わります。高血圧症、腎実性高血圧症・腎血管性高血圧症、狭心症・異型狭心症のそれぞれに合った方法で服用してください。

アダラートCR錠には日本製と海外製があります。同じ有効成分が配合されていますが、含有量が異なります。日本製のアダラートCR錠は10mg・20mg・40mgの3種類で、海外製は30mg・60mgの2種類になります。

海外製の30mg・60mgを安全に使用するためには、日本国内でのニフェジピンの基本的な用法・容量をしっかりと把握しておかなければいけません。

高血圧症、腎実性高血圧症、腎血管性高血圧症を治療する服用方法

高血圧症の場合、日本で処方されるアダラートCR錠は有効成分ニフェジピンとして1日の量は20〜40mgです。1日1回の経口投与となり、必要に応じて徐々に増やしていきます。但し、1日40mgで十分な結果が得られない場合、1回40mgを1日2回まで増やすことが可能です。

腎実性高血圧症・腎血管性高血圧症の場合も、日本で処方されるアダラートCR錠は有効成分ニフェジピンとして1日の量は20〜40mgです。

いずれの場合においても服用開始時の推奨用量は1日10〜20mgであり、必要に応じて増量を検討するのが望ましいとされています。

海外製の30mg錠・60mg錠の使用について

高血圧症・腎実性高血圧症・腎血管性高血圧症の治療において、10mgや20mgの用量では効果が不十分で、さらに副作用も出ていない場合には、アダラートCR30mg錠を使用できます。

1回の用量 30mg錠の場合 … 1錠
(ニフェジピンとして30mg)
1日の服用回数 1回まで

アダラートCR錠は徐放剤という特性上、粉砕して服用することができません。そのため、アダラートCR60mg錠は、高血圧症・腎実性高血圧症・腎血管性高血圧症の治療に使用できません。

狭心症、異型狭心症を治療する服用方法

狭心症・異型狭心症の場合、日本で処方されるアダラートCR錠は有効成分ニフェジピンとして、1日1回で40mgを経口投与となります。但し、症状に応じてニフェジピンの量を増やすことは可能ですが、1日1回で最高用量は60mgまでとされています。

海外製の30mg錠・60mg錠の使用について

狭心症、異型狭心症の治療でアダラートCR30mg錠や60mg錠の使用できるのは、最大用量での服用が必要な場合のみです。

1回の用量 30mg錠の場合 … 2錠
60mg錠の場合 … 1錠
(ニフェジピンとして60mg)
1日の服用回数 1回まで

狭心症、異型狭心症の治療において、ニフェジピンの最大用量は1日1回60mgです。30mg錠だと1度に2錠を、60mg錠だと1錠を服用します。60mg錠を服用する際には、1錠で済む手軽さがあります。

アダラートCR錠は粉砕せずにそのまま服用

アダラートCR錠を服用する際に大切なのは粉砕せずに、そのまま飲むことです。

アダラートCR錠の一番の特徴は成分が溶けて体内に時間をかけて吸収されることです。ゆっくり吸収されることで体内での作用は長時間になります。粉砕してしまうと早く吸収されてしまうので、効果が続きません。

アダラートCR錠の作用は長時間のため、1日1回で飲み忘れることが少なくなります。

狭心症の治療薬でニトログリセリンがあります。ニトログリセリンは舌下錠と呼ばれ、舌の下に入れて服用する薬です。舌下に入れることで口腔内の粘膜から急速に成分を吸収する必要があるためです。狭心症でアダラートCR錠を服用する場合に、舌下錠と同じ方法と間違える人がいます。

治療薬は正しく指定された飲み方をすることで、正しく作用します。アダラートCRは粉砕しないことと、舌下に入れずに服用しましょう。

適応症によって用量を守ること

アダラートCR錠は適応症によって、用量に違いがあります。1日1回の服用であれば良いわけではありせんので、しっかりと守りましょう。

適応症によって有効成分ニフェジピンの量は変わってきますが、どの症状でも服用回数は1日1回です。ニフェジピンを粉砕しなくても、半分に分けての服用もしてはいけません。

CR錠にすることで長時間作用しますので、1日1回は必ず守りましょう。

アダラートCR錠の服用のタイミングと飲み合わせ

アダラートCR錠は服用の制約が少ない薬です。一日のどの時間帯に飲んでも、十分に作用します。食事との飲み合わせの注意点も、グレープフルーツの果実やジュースなどに限られています。

服用のタイミング

アダラートCR錠は、一日のうちどの時間帯に飲んでも、十分な作用を発揮します。

治療薬を服用するにあたって、飲むタイミングで一番多いのが食後です。アダラートCR錠の臨床試験の結果、空腹時と食後30分で服用した場合にほとんど変化がありません。約24時間程度は体内に成分が残りますので、服用回数は1日1回としてください。毎日ほぼ同時刻に服用するといいでしょう。

飲み忘れた場合には、2回分を服用してはいけません。飲み忘れに気付いた時点で1回分を服用しましょう。しかし、次に服用する時間帯が迫っているなら、その時間を待って1回分だけ飲みましょう。

食品との飲み合わせ・注意点

アダラートCR錠は服用のタイミングに問題がないように、食事での注意も多くありません。しかし、グレープフルーツの果実・ジュースの飲食はしてはいけません。

グレープフルーツの中のフラノクマリン(フロクマリン)が薬の作用を強めてしまう可能性が高く、高血圧症の場合は血圧が下がりすぎることがあります。フラノクマリンは体内に成分が長時間残ってしまうことから、アダラートCR錠を服用してる期間の飲食は避けましょう。

なお、グレープフルーツの他にフラクノマリンが含まれている果物は、スウィーティーや八朔、夏ミカン、ライム、文旦(ザボン)などです。果物以外はパセリやセロリなどです。こちらもグレープフルーツ同様に避けておくべき食品です。

問題なく食せる柑橘系も多くあります。どうしても食したい場合には、先に薬剤師に確認してからにしましょう。

牛乳は飲んでも問題はありません。アダラートCR錠はカルシウムに関係することから、牛乳を飲んではいけないと考えることが多くあります。しかし、カルシウムを摂取しなくなると血液中のカルシウムの濃度が高くなり、そこから血圧が上がってしまいます。

カルシウムを多く摂取する必要はありません。牛乳や乳製品、魚類などから一定の量は摂るようにしてください。

アダラートCR錠の服用の注意点

アダラートCR錠は、血圧が安定してきたからと自己判断で量の増減や服用を中止してはいけません。いきなり服用を中止した場合には、体が慣れていないために反応を起こし、症状が悪化することがあります。必ず医師の診察の元に、少しずつ量を減らしていきましょう。

高血圧は小児でも増えてきています。アダラートCR錠は小児が服用して安全であることが確立されていません。小児の服用はしないでください。

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