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アダラートCRの副作用「頭痛、便秘、眠気」について

アダラートCRの主な副作用

アダラートCRは、血管拡張作用によって血圧を低下させる薬です。有効成分として配合されているニフェジピンが速やかに血圧を低下させますので、服用初期にはめまいや動機などの副作用が出現することがあります。

アダラートCRの錠剤は、有効成分の溶出がゆっくりになるように工夫されている薬です。血中濃度が緩やかに上昇するため副作用が出づらくなっています。

アダラートCRの副作用は、女性の方が男性よりも出やすいとされています。女性2,561名と男性2,482名を対象にして副作用発現率を調査したところ、女性は12.5%、男性は8.2%であったと報告されています。年齢や投与量による発現率に違いはありません。

<主な副作用>
頭痛、顔のほてり、潮紅、動悸、浮腫など。

頭痛やほてりなど血管拡張作用による副作用について

アダラートCRのよくある副作用は、頭痛や顔のほてりです。血管拡張作用によって生じると考えられています。

低下した血圧を戻そうとして動機が起こったり、急に血圧が下がって貧血になることもあります。頻度は低いものの、発疹やかゆみといった皮膚症状も出現します。アダラートCRの副作用は、大半は軽度であり徐々に慣れていきます。

副作用 例数 発現率
頭痛 122 2.12%
顔面潮紅 93 1.62%
動機 74 1.29%
めまい 42 0.73%
顔のほてり 37 0.64%
ふらつき 21 0.37%
貧血 9 0.16%
浮腫 6 0.1%
発疹 3 0.05%
かゆみ 2 0.03%

浮腫(むくみ)の副作用は、手のひらや下肢などの部位に出現します。長期的にアダラートCRを使用していると、足の甲がむくんだり歯肉が腫れることもあります。歯肉の腫れは、毛がやわらかい歯ブラシでブラッシングすることで改善できることがあります。

便秘や下痢など消化器症状の副作用について

アダラートCRによる消化器症状の副作用は、出現頻度が比較的少ないものばかりです。症状としては、下痢や便秘、嘔気(吐き気)、胸やけ、胃の不快感などが報告されています。

臨床試験や承認後の調査などで確認されている消化器に関する副作用は、いずれも発現率が0.3%未満です。消化器症状の中では出現頻度が高い便秘や吐き気の副作用でも、報告されている出現率は0.2%前後とそれほど高くありません。

副作用 例数 発現率
便秘 12 0.21%
嘔気 11 0.19%
胸やけ 6 0.1%
胃不快感 5 0.09%
下痢 3 0.05%

眠気や頻尿などのその他の副作用について

アダラートCRの副作用として、眠気などの精神障害や頻尿などの泌尿器系障害が現れることもあります。眠気と頻尿の発現率は、どちらも0.1%未満と比較的出現しづらい副作用です。眠気よりも低い頻度で不眠症の副作用も報告されています。

まれに起こるアダラートCRの副作用

ごくまれに現れる下記の副作用は、重症化してしまう可能性があります。疑われる症状が確認された場合には、すぐにアダラートCRの服用を中止して医療機関を受診してください。

<まれに起こる副作用>
紅皮症(剥脱性皮膚炎)、無顆粒球症、血小板減少、肝機能障害、黄疸、意識障害

紅皮症になると全身の皮膚が赤くなって剥がれ落ちてしまいます。かゆみや寒気、倦怠感などの症状に注意して、紅皮症の可能性があれば適切な治療が必要になります。

無顆粒球症は、風邪のような発熱や倦怠感、のどの痛みなどの症状が出現します。無顆粒球症を放置していると細菌に感染しやすくなりますので、早めに治療を開始してください。

血液を固める作用がある血小板が減少すると、初めに皮膚の内出血や打ち身によるあざが広がりやすくなります。また、歯ぐきからの出血や血液を含んだ尿・便が出ることもあります。女性の場合は月経の出血が増えるといった症例も確認されています。

肝機能障害や黄疸は、ASTやALTなどの肝機能検査値の上昇を伴いますので、定期的な血液検査を行うことが大切です。肝臓が悪くなると、倦怠感や食欲不振、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色になるといった症状が現れます。

アダラートCRでは確認されていませんが、有効成分ニフェジピンが配合されている他の医薬品で意識障害が確認されています。ニフェジピン製剤による意識障害は、血圧低下に伴う一時的なものだと考えられています。

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