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タミフルの飲み方「期間と間隔、48時間以内の服用」について

タミフルの飲み方は、治療を目的に飲むか、予防を目的に飲むかで、服用の回数や期間が異なります。目的に応じたタミフルの飲み方を理解することで、適切な治療と確実な予防の効果に期待ができます。

一方で、タミフルを正しく飲まなければ、確実な回復、全快は望めません。
なぜなら、タミフルを服用して発熱が治まった、回復したように見えても、インフルエンザウイルス自体は体内に残ることがあるからです。
インフルエンザウイルスの放出が続くことで、咳やくしゃみによって周囲に感染を拡げてしまいます。
その結果、家庭内などでの二次感染の危険性はもちろん、体内に残ったインフルエンザウイルスが薬に対する抵抗力(耐性ウイルス)を持ってしまい、今後はタミフルが効きにくくなることも考えられるのです。

そうならないためにも、タミフルの正しい飲み方や服用の注意点を理解して、適切な治療の知識を身につけましょう。

この点を踏まえて、初めてタミフルを服用する方にもわかりやすく、飲み方のポイントをまとめて紹介します。

タミフルの飲み方(用量・用法)

下記の用量を守って、食前もしくは食後30分以内に水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

インフルエンザを治療する用法・用量
服用開始のタイミング 発症後48時間以内
1回の用量 1カプセル
(オセルタミビルとして75mg)
1日の服用回数 2回
服用間隔 12時間
服用期間 5日間
タミフルの注意事項
<使用禁忌>
下記に該当する方は使用しないでください。
オセルタミビルに対して過敏症がある
<使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
重度の腎機能障害
<併用禁忌薬>
特にありません。

1カプセルを1日2回飲んでください。

成人がタミフルを服用する際の飲み方は、1回1カプセルを1日2回が用量となります。自己判断で薬の用量や回数を増やしたりしないでください。薬が食道や胃の粘膜に触れることによる刺激を避けるためにも、たっぷりの水またはぬるま湯で服用しましょう。

誤って多く飲んでしまったら

1日3回飲んでしまった、間違えて2錠飲んでしまったなど、用量を超えてタミフルを服用してしまった場合には、副作用が発生しやすくなる可能性があります。日本国外の臨床試験では1回200mgを摂取したグループにおいて、吐き気や嘔吐、めまいなどの副作用の発現が報告されています。副作用と思われる症状が出た場合は服用を中止して医師に相談してください。

5日間の服用期間は必ず飲みきることが大切です。

タミフルの服用期間は5日間です。仮に途中で熱が下がったとしても、ウイルスの放出は続いています。咳やくしゃみなどで周囲の人にうつしてしまう可能性がありますので、服用期間中は必ず最後までタミフルを飲みきってください。
体内のインフルエンザウイルスの量は感染後2〜3日でピークとなり、およそ5日後まではウイルスの排泄が続く事が確認されています。

途中でやめるとどうなるか

タミフルの服用を途中でやめると、ウイルスが薬に対する耐性を獲得するリスクがあります。耐性化したウイルスには、タミフルが効きかないため非常に厄介です。耐性ウイルスを周りの人にうつしてしまわないためにも、途中でやめることなく用量・用法のとおりに服薬してください。但し、副作用がつらいなど服薬を続けることが困難である場合は、医師の判断により服用を途中でやめることがあります。

発症から48時間以内に服薬を開始します。

タミフルはインフルエンザ発症から2日(48時間)以内に飲み始める必要があります。タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑制することで効果をあらわすため、ウイルスの増殖がピークになる発症から48時間後までに飲まなければいけません。症状発現から48時間以上経ってから服用した際の有効性は確認されていません。

次の服用は何時間あけるのか

2回目以降はできるだけ12時間の服用間隔を空けて飲むようにしましょう。例えば、最初の服用時間が朝の7時であれば、次は夜の7時に飲むのが適切です。とはいえ、服用間隔は厳密に決められているわけではありません。最初に飲んだタイミングの12時間後が深夜であるなどの場合、2回目を多少早めに飲んでしまっても問題はありません。最低でも4時間ほどの服用間隔を保つよう意識して、臨機応変に対応しましょう。

食後のタイミングで服用するのがベスト

タミフルは食事により受ける影響が少なく、食前・食後に関係なく服薬できます。但し、空腹時よりも食後に飲んだ方が食欲不振や腹痛など消化器系の副作用が出にくいと考えられています。

予防投与における飲み方

下記の用量を守って、食前もしくは食後30分以内に水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

インフルエンザを予防する用法・用量
服用開始のタイミング 感染者と接触後48時間以内
1回の用量 1カプセル
(オセルタミビルとして75mg)
1日の服用回数 1回
服用間隔 24時間
服用期間 7〜10日間

タミフルを予防投与する場合の飲み方は、インフルエンザ患者に接触してから48時間以内に開始します。1日1回1カプセルを7〜10日間飲み続けることで、服薬期間中のインフルエンザ発症を予防します。
原則として、インフルエンザ患者の同居家族または共同生活者であり、発症すると重症化するおそれがある高齢者や持病を持っている方が予防投与の対象となります。

予防投与を始める前にウイルスに感染していた場合、予防投与の用量では増殖を抑えきれず症状が発現することがあります。タミフルの予防投与中にインフルエンザを発症した際には、予防投与の期間に関係なく服用回数を1日2回に増量して5日間飲んでください。

飲み合わせや飲み忘れなど飲み方に関する注意点

一部の薬では飲み合わせに注意が必要です。

タミフルには、飲み合わせを禁忌とする薬が特にないとされています。栄養ドリンクやビタミン剤はもちろんのこと、低用量ピルなどの日常的に飲んでいる薬とも問題なく併用できます。
但し、発熱などの症状を抑えるために解熱鎮痛剤(カロナールやバファリンなど)、市販の風邪薬(ルルなど)、咳止め(ホクナリンテープなど)を自己判断で使うのは止めましょう。これらはかえってインフルエンザの治りを遅くする可能性がありますので、医師に相談してください。

同系統のインフルエンザの薬は併用できません。

リレンザやイナビル、ラピアクタなどの同じ抗インフルエンザウイルス薬とタミフルの併用は、原則的に避けるべきとされています。特にタミフルとリレンザを併用した場合には、タミフル単独よりも効果が落ちるとの報告があります。

お酒はインフルエンザが完全に治るまで控えましょう。

タミフルとアルコールの併用は禁忌とされているわけではありません。しかし、アルコールは利尿作用によって脱水症状を引き起こすことから、薬の成分濃度に影響を与えて思わぬ副作用の発現を招く可能性があります。加えてインフルエンザ感染によって肝臓の働きが弱っていることも考えられますので、治療期間中には飲酒を控えるようにしましょう。

飲み忘れたら気付いた時にすぐ飲みます。

タミフルを飲み忘れたとしても、完全に効果が途切れてしまうわけではありません。気が付いた時点でなるべく早く飲んで、服用を続行してください。次に服薬する時間が近い場合(およそ4時間以内)は、飲み忘れに気がついた時点で飲むようにして、次の1回分は飛ばしてください。2回分を1度に飲んではいけません。

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