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クレストールの効果「血中のコレステロールを下げる働き」について

クレストールの効果と効能

効能・効果
高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症
(1) 血中コレステロールを減らして、動脈硬化に伴う合併症を予防します。

クレストールには血中のLDLコレステロール(LDL-C)を減少させる効果があります。有効成分として配合されているロスバスタチンが肝臓におけるコレステロール生成を阻害する作用を有しており、血中に送り出されるコレステロール量を減らします。

クレストールを服用すると、悪玉であるLDLコレステロール値は低下しますが、善玉のHDLコレステロール値は上昇します。血中の脂質が少なくなることで、血液がサラサラになって健康状態が良くなります。

LDLコレステロールを50%下げる効果があります。

高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症をまとめて脂質異常症と呼びます。クレストールは、LDL-Cが140mg/dLよりも上昇した状態を指す高LDLコレステロール血症の治療に優れた効果を示します。臨床試験からはLDL-Cの低下だけでなく、HDL-Cの上昇およびトリグリセリド(中性脂肪)の低下がクレストールの効果として確認されています。

一般的な高コレステロール血症では、6週間の服用でLDL-Cを半分程度にまで減少させることが可能です。この試験から日本人がクレストールを服用する場合、白人の1/2の用量で同等の効果が得られることが分かっています。
重症度が高い家族性高コレステロール血症に対する効果も実証されており、ロスバスタチン10mgまたは20mgの服薬でLDL-Cをおよそ50%低下させます。

クレストールによる血中脂質変化率
項目 2.5mg 5mg
LDL-コレステロール -44.9% -52.4%
HDL-コレステロール 7.6% 9.0%
総コレステロール -31.5% -36.4%
トリグリセリド -17.3% -23.5%

83.9%の患者が目標の脂質値に到達している

血液中の脂肪分を血清脂質といいます。血清脂質の基準値はLDL-Cが60〜119mg/dL、HDL-Cが40mg/dL以上、トリグリセリドが30〜149mg/dLです。これらの値が基準値外を示すと脂質異常症と診断されます。
脂質異常症の治療には、リスク区分に応じた脂質管理目標が設定されています。クレストールのLDL-C低下効果により、83.9%の患者が服用12週後には目標値までLDL-Cを減少させることに成功したというデータが得られています。

血液をサラサラにして動脈硬化を予防します。

クレストールによる脂質異常症の改善は、動脈硬化の予防にも繋がります。動脈硬化の発生に関わっているのが、血管を狭くするプラークです。プラークとは、余分なコレステロールが血管壁に蓄積して形成される塊です。ドロドロとした血液では、プラークが大きな塊と成長して血管を塞いでしまいます。

クレストールの効果で血中の総コレステロール値が低下することで、血液がサラサラになってプラークの形成を未然に防ぐことができます。長期的にクレストールを服用することで、既にあるプラークを小さくするとの報告もあります。

動脈硬化が進行すると、心疾患や脳梗塞が引き起こされます。アメリカ心臓協会(ACC/AHA)ガイドラインによれば、スタチンは脂質異常症による動脈硬化性心血管疾患の発症リスクを有意に減少させる効果が認められています。

他のスタチン系薬剤と比較して強い効果が期待できます。

クレストールはスタチン系に分類される薬です。クレストールはストロングスタチンと呼ばれ、スタチン系の中でも強力なコレステロール減少効果を発揮します。

スタチン系の薬は、コレステロール合成を抑えて血液中のLDL-Cを減らす効果を有しており、効果の強さから「ストロングスタチン」と「スタンダードスタチン」に分けられています。
比較試験でのスタンダードスタチンによるLDL-Cの変化率は、プラバスタチン20mgが-27.1%、シンバスタチン20mgが35.7%と、両剤ともにロスバスタチン(クレストール)の有効性よりも低い数値が確認されています。

クレストールは、ストロングスタチンの中でも肝臓に対する選択性に優れています。唯一の水溶性ストロングスタチンであり、膜透過性が低いことから、脳や臓器に取り込まれにくい特徴があります。余計な部位に作用することがないため、少ない用量で効率的に効果を発揮します。

クレストールに痩せる効果はあるか

血中の脂質を減らす効果があることから、クレストールを飲むだけで痩せられる、ダイエット効果があると思われがちです。脂質といっても体脂肪ではなく、血液中の脂肪分に対して有効に働く薬ですので、クレストールを飲んでもダイエット薬のような痩せる効果は得られません。

コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として使われます。余分なコレステロールはHDLによって回収され、体型や体重には影響しません。トリグリセリドは体脂肪として蓄えられて肥満の原因となりますが、クレストールの効果により減少するのは血中のトリグリセリドであり、体脂肪を減らす効果は期待できません。

痩せるのは食事の脂質をカットする薬
オーリスタットの働き

ダイエットにおすすめなのは、食事からの脂質の吸収を抑える「オーリスタット」配合の薬です。摂取する脂質の30%をカットします。食事制限なしで肥満予防を行える利点から、非常に高い人気を集めています。

オーリスタット配合剤「ゼニカル」について

服用をやめたら効果は消えるのか

クレストールの効果は服用を続けている期間中に発現して、血中コレステロール値を整えます。何も対処しないで服薬を中止すれば、血清脂質は元の値に戻ってしまいます。
急に服用を止めたとしても体に影響が出ることはほとんどありませんが、動脈硬化リスクが上昇することを考えると慎重な判断が求められます。食事療法や運動療法によりクレストールがなくてもコレステロール値を正常に維持できるようになれば、服用を中止しても問題ありません。

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