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リレンザの使い方「適切な吸入方法と吸入器の使用」について

リレンザの使い方(用量・用法)

リレンザの注意事項
<使用禁忌>
ザナミビルに対して過敏症がある
<使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
乳製品に対して過敏症がある、免疫機能が低下している、軽度または中程度の喘息、慢性呼吸器疾患
<併用禁忌薬>
特にありません。

吸入間隔や服用期間などの使い方は目的に応じて異なる

リレンザを使い始めるまでの時間制限や1日の吸入回数、次回使用までの間隔、服用期間は、インフルエンザの治療と予防のどちらが目的であるかによって異なります。

発症後の治療を目的とする場合

インフルエンザを治療する用法・用量
吸入開始のタイミング 発症後48時間以内
1回の用量 5mg×2ブリスター
(ザナミビルとして10mg)
1日の吸入回数 2回
吸入間隔 12時間
使用期間 5日間

インフルエンザの治療に使用する場合、発症してから48時間以内にリレンザを使用してください。1回あたりに吸入する有効成分ザナミビルの用量は、ブリスター2つ分に値する10mgです。リレンザの吸入を1日2回、5日間行うことでインフルエンザを治療できます。一度リレンザを吸入したら次の吸入までに12時間の間隔を空けてください。

発症の予防を目的とする場合

インフルエンザを予防する用法・用量
吸入開始のタイミング 感染者と接触後36時間以内
1回の用量 5mg×2ブリスター
(ザナミビルとして10mg)
1日の吸入回数 1回
吸入間隔 24時間
使用期間 10日間

リレンザをインフルエンザの予防に使用する際は、1回2ブリスターの吸入を1日1回、10日間行ってください。吸入の間隔は24時間となります。インフルエンザ感染者に接触してから36時間以内にリレンザの吸入を開始することで、インフルエンザの発症を予防できます。

リレンザを予防投与する対象となるのは、インフルエンザを発症している患者の同居家族や共同生活者のうち、高齢者や慢性心疾患の患者など、インフルエンザ予防の必要性が高い方です。

飲み忘れた場合の対処方法

リレンザを吸入し忘れてしまったら、気づいたときに1回分を吸入してください。次に吸入するタイミングが近い場合には、忘れた1回分をとばして、そのまま吸入を続けます。2回分を一度に吸入しないように気をつけましょう。

極端に短い服用間隔でリレンザを使用すると、適量以上の有効成分を1度に摂取することになり、副作用を招きやすくなります。発症後の治療が目的である場合は最低12時間以上、発症の予防が目的である場合は最低24時間という服用間隔の目安を守りながら安全に使用しましょう。

専用の吸入器を正しく使用する方法

リレンザは、4回分の薬剤が入ったディスクを専用の吸入器(ディスクヘラー)にセットして使用します。ディスクのふくらんでいる部分(ブリスター)には粉末状の薬剤が入っています。1つのディスクに4つのブリスターがあり、1回吸入するごとにブリスターを切り替えることで次の吸入が可能になります。

薬剤入りディスクを吸入器にセットする方法

リレンザの吸入器はカバー・スライドトレイ・本体の3つの部品で構成されています。カバーは青、スライドトレイは白、本体は茶と色分けされていますので、簡単に見分けられます。

はじめに、RELENZAと書かれた面を上にしてカバーを外します。次に、スライドトレイを動かなくなるところまで引き出してから、側面をつまみながら本体から取り外してください。取り出したスライドトレイの穴に収まるようにディスクの凸面を下にしてセットしたら、スライドトレイを本体に戻してください。カチッと音がするまでスライドトレイを押し込んだら、リレンザを吸入する準備は完了です。

セットした薬剤の適切な吸入方法

ディスクをセットできたら、吸入器を水平に持って本体のふたを垂直に立ててから元に戻します。すると、ディスクのブリスターに穴が開いて中の薬剤を吸入できるようになります。リレンザの吸入が終わるまで吸入器は水平に保ってください。

吸入器に息を吹き込まないように注意して息を吐きます。水平を維持しながら吸入器を口にくわえて勢いよく吸い込んでください。吸入器から口を離したら無理のない程度で3〜5秒ほど息を止めて、その後ゆっくりと鼻から息を吐きます。吸入後にうがいをする必要はありません。

ブリスターを切り替える方法

リレンザは、ブリスターを切り替えることでディスク1つにつき4回吸入できます。ブリスターの切り替えは、スライドトレイを限界まで引き出し、再びカチッと音がするまで戻すことで行えます。

リレンザのディスクには1日分の薬剤が入っています。ブリスターがすべて空になったら新しいディスクをセットして使用してください。

使用を途中で止めるとどうなるのか

一般的に、インフルエンザの治療を途中で止めると症状がぶり返したり、ウイルスが耐性を獲得して薬が効きづらくなったりするとされています。そのため、リレンザを治療目的で使用している際は、基本的に吸入を途中で止めないでください。

リレンザの予防効果は、連続して使用している期間中にのみ持続します。リレンザの吸入を途中で止めてしまうと、インフルエンザを予防できなくなってしまいます。

リレンザの使用中に症状が悪化した、副作用が出たなどの理由がない限り、途中で使用を止めないでください。副作用によっては、適切な処置を受ける必要がある場合があります。念のため、医師に相談したうえでリレンザの使用を止めるか検討してください。

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