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リレンザの副作用「下痢、蕁麻疹、異常行動」について

リレンザの主な副作用

リレンザは、副作用の発現頻度が低く安全に使用できるインフルエンザ治療薬です。しかし、ときおり以下のような副作用が発現することがあります。

<主な副作用>
下痢、発疹、吐き気、嘔吐、嗅覚障害など。

下痢や吐き気などの消化器系の副作用について

リレンザは、0.5%ほどの頻度で消化器系に関係する副作用が現れます。リレンザの副作用の中で、下痢や吐き気の消化器症状は比較的出現しやすいとされています。

下痢や吐き気の他には、腹痛や嘔吐などの副作用も確認されています。報告されている発生頻度は0.1%未満ですので、リレンザの使用により下痢や吐き気以外の消化器症状が起こることはほとんどありません。

副作用の症状 発現率(%)
下痢 0.28%
悪心(吐き気) 0.11%
嘔吐 0.04%
下腹部痛 0.02%
上腹部痛 0.02

頭痛やめまいなどの神経系の副作用について

リレンザの神経系の副作用としては、頭痛や味覚異常、浮動性めまい、鎮静などの症状が出現することがあります。嗅覚や刺激に対する感覚の減退なども報告されています。

リレンザの副作用として確認されている浮動性めまいは、ふわふわ浮いているように感じる症状です。動揺性めまいと呼ばれることもあり、動くと体がふらつく感じがします。

リレンザに眠気の副作用は確認されていませんが、鎮静という眠っているような状態になることがあります。鎮静状態になるまでに感覚的に眠気を感じることはあるかもしれません。リレンザは、眠気とは反対の不眠症が副作用として現れることもあります。

副作用の症状 発現率(%)
嗅覚錯誤 0.11%
頭痛 0.09%
味覚異常 0.05%
感覚減退 0.04%
浮動性めまい 0.02%
鎮静 0.02%

発疹や蕁麻疹などの皮膚の副作用について

リレンザの副作用には、発疹や蕁麻疹、湿疹、多汗症といった皮膚および皮下組織障害がみられます。発生頻度はそれぞれ0.1%未満ですので、リレンザの使用によって皮膚の副作用が現れることはまれです。

副作用の症状 発現率(%)
発疹 0.07%
蕁麻疹 0.05%
湿疹 0.04%
多汗症 0.04%

低体温などのその他の副作用について

体温が35℃以下になる低体温や発熱といった全身障害がリレンザの副作用として現れることがあります。また、顔面や末梢の浮腫(むくみ)、口の渇き、胸痛なども報告されています。これらの副作用の発現頻度は、いずれも0.1%未満です。

副作用の症状 発現率(%)
顔面浮腫 0.07%
末梢性浮腫 0.05%
口渇 0.04%
低体温 0.02%
発熱 0.02%
胸痛 0.02%

まれにおこるリレンザの副作用

リレンザには、出現する頻度としては極めて低いものの、重症化してしまうおそれがある副作用があります。以下の副作用が考えられる症状が出たら、場合によってはリレンザの使用を中止して適切な処置が必要となります。

<まれに起こる副作用>
ショック、アナフィラキシー、気管支攣縮、呼吸困難、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、異常行動

ショック・アナフィラキシーの症状について

リレンザの有効成分ザナミビルに対して過敏症状が強く出ると、ショックやアナフィラキシーとなります。症状としては、血圧低下や呼吸困難、のどの浮腫などが現れます。ショックやアナフィラキシーはただちに治療を受ける必要がありますので、疑われる症状があったらすぐに医師に相談してください。

気管支攣縮・呼吸困難の症状について

インフルエンザウイルス感染症は気道が過敏になることがあり、リレンザ使用後に気管支攣縮や呼吸困難が現れたという報告があります。気管支攣縮とは、気管支が収縮して細くなることで息苦しくなるなど呼吸状態が悪化します。 気管支攣縮が起きた場合には、短時間で作用を発現するタイプの気管支拡張薬で対応できることがあります。

中毒性表皮壊死融解症・皮膚粘膜眼症候群・多形紅斑の症状について

中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)は、高熱や倦怠感に伴って全身に紅斑や水泡、びらんが出現する皮膚疾患です。皮膚が剥けた範囲が対表面積の10%以上の場合は中毒性表皮壊死融解症、10%未満の場合は皮膚粘膜眼症候群(スティーヴンス・ジョンソン症候群)と診断されます。

多形紅斑は、赤いふくらみが腕や脚、顔面などに突然現れます。赤くなった部分は軽い痛みがあったり、ヒリヒリすることがあります。治療しなくても治りますが、中毒性表皮壊死融解症や皮膚粘膜眼症候群との見分けが難しく、症状が現れた際には医師の診断を受けてください。

異常行動を起こすことはあるのか

異常行動は、リレンザのみならずインフルエンザ治療薬の副作用として問題視されています。現状、リレンザと異常行動の因果関係は分かっていませんが、インフルエンザ患者の中には急に走り出す・徘徊するといった異常行動をとることがあると報告されています。

インフルエンザ罹患時には異常行動を起こすことがある

リレンザの使用の有無に関わらず、インフルエンザの罹患中には異常行動がみられることがあります。インフルエンザによる異常行動は、未成年の男性に多く、発熱から2日以内に現れることが多いとされています。

異常行動の例として、突然立ち上がって部屋から出ようとする・自宅から外に出て話しかけても反応がない・突然笑い出して階段を駆け上がろうとするなどがあります。

望まぬ事故を防ぐために、発熱から少なくとも2日間は部屋の窓やドアを施錠する、ベランダに面していない部屋で寝るなどの対策をしましょう。

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