ドリクラーの概要
- ドリクラーはワキガや多汗症の悩みを解消してくれる医薬制汗剤
- 汗腺にフタをして強力に発汗をブロックします。
- ロールオンタイプなので手を汚さず使えます。
- 3日に1度程度の塗布で効果が持続します。
ドリクラーは有効成分の塩化アルミニウムを20%配合した制汗剤で、ワキガや多汗症に使用される医薬品です。発汗の少ない就寝前に塗布し、起床してから洗い流すだけで効果が発揮されます。Glaxo Smith Kline(グラクソスミスクライン)より製造販売されています。
ドリクラーの特徴
ドリクラーは多汗症やワキガに対して効果のある医療用の制汗剤です。有効成分である塩化アルミニウムは、汗腺にフタをすることで発汗を抑制します。汗の分泌が物理的にブロックされるため、強力な発汗抑制効果とワキガに対する防臭効果が期待できます。
ドリクラーは脇や手足などの局所性多汗症(手汗、脇汗など)に使いやすいロールオンタイプです。全身に汗をかいてしまう全身性多汗症への使用には不向きといえます。
ドリクラーは非常に優れた持続性を有する制汗剤です。使い始めの頃は1日1回程度の塗布が必要ですが、継続して使い続けることで3日に1回程度の塗布で十分になります。こまめに塗布を繰り返す必要がないところが、ドリクラーの大きな利点です。
有効成分塩化アルミニウムを高濃度で配合
ドリクラーの有効成分は塩化アルミニウムです。塩化アルミニウムは、制汗剤として長期にわたって使用され続けている実績があります。多汗症治療のガイドラインにおいても、使用が推奨されている成分です。
ドリクラーは有効成分である塩化アルミニウムが20%含まれた医薬制汗剤です。国内向けの制汗剤では、塩化アルミニウムの含有量は13%です。含有量が20%のドリクラーは、そのぶん制汗効果が高いと言えます。
殺菌効果によって強力にワキガを抑制
ドリクラーには、ワキガに対する消臭効果を高める殺菌作用もあります。
ワキガの原因はアポクリン腺から出る汗です。アポクリン腺から出る汗には、脂質やタンパク質が含まれています。それらを雑菌が分解することで、ワキガ独特の臭いになるのです。
ドリクラーは、汗そのものを抑制すると同時に、匂いを発生させる雑菌の繁殖を防ぎます。2つの作用から臭いをブロックするため、強力な消臭効果が期待できます。
使いやすさに優れた制汗剤
ドリクラーは就寝前に塗布して、起床時に洗い流します。日中に着用する衣類に薬液が付着することなく、安心して使用できます。
ドリクラーは香料不使用です。市販のデオドラント製品を併用しても、匂い混ざりが起きる心配はありません。併用する際には、必ずドリクラーを洗い流してから、デオドラント用品を塗布するようにしてください。
ドリクラーの効果
- 効能・効果
- 脇の多汗症、軽度の腋臭症(わきが)の抑制
- (1) 脇汗を抑制して、嫌な臭いの発生を抑えます。
ドリクラーはワキガや多汗症に効果のある医薬品です。就寝前に患部に塗布し、起床後に洗い流すことで汗腺にふたをしてくれます。洗い流しても効果は持続し、臭いや多量の汗を止めてくれます。
多汗症やワキガには、注射や手術などの治療法もあります。これらは決して少なくはない時間や費用を消費しますが、ドリクラーであれば塗布するだけで汗や臭いをブロックしてくれます。
ドリクラーの効果は3〜5日程度持続する
ドリクラーの制汗効果は、早ければ数日で実感できます。はじめは1日1回の塗布が必要ですが、効果が出始めたら徐々に間隔を空けて構いません。効果の持続時間は、最大で3〜5日程度です。手洗いやお風呂などで洗い流してもドリクラーの効果に影響はありません。
塩化アルミニウムが汗腺にフタを形成する
塩化アルミニウムを脇や手足などに塗布すると汗腺に入ります。汗腺にある水分(汗)と反応して、タンパク質(角栓)が形成されます。角栓が汗腺にフタをして、汗の出口をなくすことで、制汗効果が示されます。
あくまでも出口を塞ぐ効果なので、汗が全く作られなくなるわけではありません。ドリクラーの塗布を止めると、塩化アルミニウムが形成した角栓は徐々に排出されていきます。角栓が無くなることで、汗腺は再び活性化して、通常の発汗機能が蘇ります。
ドリクラー の飲み方・使い方(用量・用法)
下記の用量を守って、就寝前に塗布してください。
使用する箇所 | 脇の下、手のひら、足の裏 |
---|---|
1日の使用回数 | 1回まで |
塗布するタイミング | 就寝前 |
初めてドリクラーを使用する際は下記の手順でセットしてください。
- 本体を平らな場所に置き、中身がこぼれないように注意しながらキャップを開きます。
- ローラーボールを本体のボトルに入れ、軽く押し下げます。
- キャップを閉めるとローラーボールが固定され、使える状態になります。
患部が完全に乾いていることを確認してから、1日1回、就寝直前に塗布してください。汗が出にくい就寝中にドリクラーが汗腺を塞ぐことで、日中の発汗を効果的に抑えます。
起床後は患部に付着した薬剤を洗い流してください。洗い流すことができない場合には拭き取りましょう。薬剤を洗い流した後も汗腺にフタをした状態が続くため、再び塗布する必要はありません。
ドリクラーはデオドラント(臭いを抑える)製品ではなく香料は含まれていません。そのため塗布した後に、デオドラント製品を通常どおり使用できます。
ドリクラーの使用頻度について
ドリクラーは効果を実感できるまで毎日使用してください。
制汗効果の程度によって使用頻度を徐々に減らしていきます。
効果を実感しはじめたら2日に1度、日中の発汗が止まったら使用頻度を1週間で2回程度に減らすことが可能とされています。
ドリクラーの使用を忘れた場合
ドリクラーを塗り忘れた場合は、次の就寝直前まで使用を控えてください。気づいた時に使用してはいけません。
塗布する量は通常どおり1回分です。まとめて2回分の量を塗布しないでください。
- ドリクラー の保管方法
- 温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。
- (1) 子供の視界や手の届かない場所に保管してください。
(2) 有効期限が過ぎた場合はすぐに破棄をしてください。
(3) 25°C以下の涼しい場所に直立させて保管してください。
(4) 可燃性ですので、 火から遠ざけて保管してください。
- ドリクラー の副作用
- <主な副作用>
かゆみ、かぶれ、発赤、ヒリヒリ感など。 - ドリクラーを正しく使うことで、刺痛や刺激が軽減されることになります。副作用が起こる可能性は低く、重篤な副作用の報告はありません。副作用が起こった時点で使用を停止してください。様子を見て改善されない場合には、医師の診察をうけましょう。
- ドリクラーの注意事項
- <使用に関して>
(1)ドリクラーは肌のみ使用してください。目、唇、口に入れないでください。誤って触れてしまった場合、水でよく洗ってください。
(2)ドリクラーは脱毛や剃毛をした場合や、炎症を起こしている皮膚には塗布しないでください。副作用が起こりやすくなります。なお、脱毛の場合は、前後12時間は使用できません。剃毛の場合も、12時間以内は使用しないでください。
(3)ドリクラーが乾いていない状態で衣類を着用した場合、汚れる可能性があります。
(4)授乳中の人は授乳する前にドリクラーが乳房に付かないように注意が必要です。付いてしまった場合、しっかりと洗い流してから授乳をしてください。 - <使用禁忌>
(1)ドリクラーは有効成分が塩化アルミニウムのため、金属アレルギーの方は使用しないでください。
(2)ドリクラーは塩化アルミニウムの他にエチルアルコール(エタノール)が含まれています。アルコールにアレルギーがある場合も使用しないでください。
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