プロペシアの飲み方「飲む時間と期間、飲み忘れ」について
プロペシアの飲み方(用量・用法)
下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
1回の用量 | 1錠 (フィナステリドとして1mg) |
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1日の服用回数 | 1回 |
服用期間 | 最低6ヶ月 |
- プロペシアの注意事項
- <使用禁忌>
下記に該当する方は使用しないでください。
フィナステリドに過敏症がある、未成年者、女性、妊娠中、授乳中 - <使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
肝臓病、肝機能障害 - <併用禁忌薬>
特にありません。
1日に飲む回数は1回です。
1日1回、1錠を服用するのがプロペシアの正しい飲み方です。
用量を超えた使用によって薄毛改善の効き目が高まることはありません。むしろ副作用の発現を招くリスクが高くなります。1回につき2錠を服薬したり、1日の服用回数を増やすことは止めてください。
飲み忘れた場合はどうするか
プロペシアを飲み忘れてしまった場合、日付が変わっていないのであれば、気付いた時点で1錠を飲みましょう。 日付が変わっているのであれば、飲み忘れた分は1回飛ばして翌日分のみ服用して下さい。
プロペシアの服用回数は1日1回までが限度です。飲み忘れたからといって2錠をまとめて飲んではいけません。
2日に1回の服用でも効果は得られるのか
プロペシアを1日おきに服用した場合の有効性は確認されていません。薬の効果は、血中における成分濃度を一定に保つことで得られます。2日に1回のペースでは、プロペシアの効き目が途切れてしまいます。本来の薬効を発揮するためには、1日1回の正しい飲み方を守ることが大切です。
服用期間は最低でも6ヶ月間です。

プロペシアの飲み方における基本的なポイントは、最低6ヶ月にわたって毎日1錠を飲み続けることです。6ヶ月という服用期間は、プロペシアの明確な効き目が得られるまでの目安とされています。
早い方だと3ヶ月ほどで薄毛の遅延が認められる場合もありますが、少なくとも6ヶ月は飲み続けてから効果の有無を判断しましょう。
飲み続けることで発毛が安定する
プロペシアを6ヶ月以上にわたって飲み続ければ、正常なヘアサイクルが継続され症状の更なる改善が見込めます。薬効を維持するためにも、発毛が安定するまでは服用開始時からの飲み方を継続しましょう。
プロペシアを飲み続けることでAGAの進行が止まるのは、有効成分フィナステリドがヘアサイクルを乱す悪玉男性ホルモンの産生を抑えている証拠です。フィナステリドは、1回の服用につき約24時間にわたってヘアサイクルを乱す悪玉男性ホルモンの産生を抑えます。服用を中断してしまうと、再び症状が悪化しAGAが進行します。
飲むタイミング・飲む時間
飲む時間帯は朝でも夜でも大丈夫です。
プロペシアは1日1回飲むペースを守ってさえいれば、朝・昼・夜いずれも飲むタイミングを選びません。ご自身が飲みやすい時間帯に飲むようにしましょう。
意識すべきことは、毎日決まった時間に飲むということです。神経質になり過ぎる必要はありません。なるべく均等な間隔で服用した方が成分濃度の変動推移が一定に保たれ、プロペシアの薬効が安定します。起床時や寝る前など習慣化しやすい時間帯を選んだり、携帯電話や時計のアラームを毎日定時にセットしておくと良いでしょう。
食前・食後はどちらでも良い
プロペシアは成分の吸収に食事の影響を受けません。空腹時でも満腹時でも同様の薬効が得られます。飲むタイミングに関して、食前・食後を意識する必要はありません。飲み忘れを防ぐ目的で、朝食・昼食・夕食のいずれかに合わせて飲むことは有効です。
ミノキシジルと併用する場合の飲み方
ミノキシジル外用剤との併用で薄毛改善効果が高まります。
プロペシアの効果的な使い方として、ミノキシジル外用薬との併用が挙げられます。ミノキシジル外用薬は、AGAに対する有効性が認められた発毛剤です。プロペシアの服用によって乱れたヘアサイクルを整えると同時にミノキシジル外用薬で発毛を促進すれば、より効率的に薄毛を改善できます。
ミノキシジル外用薬は1日2回、12時間おきに頭皮に塗布しますので、朝か夜どちらかでミノキシジルを塗布するタイミングに合わせてプロペシアを飲むのが良いでしょう。