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ロコイド軟膏とは|市販されてる?顔や陰部に使える?疑問を解説!

公開日
2022年06月10日
更新日

ロコイド軟膏は、優れた抗炎症作用がある外用副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)です。比較的安全性が高いことから、顔などのデリケートな部位にも使用できます。

このページでは、ロコイド軟膏の入手方法や効果、副作用などの情報を分かりやすく説明します。どんな症状に使えるのか?市販品はあるのか?などのロコイド軟膏に対する疑問が解消できます。

ロコイド軟膏ってどんな薬?

ロコイド軟膏は、皮膚の炎症を抑えるステロイド外用薬です。アトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん)をはじめとした湿疹・皮膚疾患の治療に使われます。有効成分が皮膚から吸収されて留まり、抗炎症作用を示します。

炎症性の皮膚疾患に対して広く使用されますが、細菌や真菌などの感染に伴う湿疹や皮膚炎には原則使用できません。

ロコイド軟膏の効能または効果
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、脂漏性皮膚炎を含む)、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、 乾癬、掌蹠膿疱症

ロコイド軟膏の添付文書に記載されている適応症は上記のとおりです。通常であれば1日に1回から数回、適量を塗布することで症状を治療します。1日の塗布する回数や量は、症状に合わせて調節する必要があります。

使いやすいミディアムクラスのステロイド塗り薬

ステロイドの塗り薬は、炎症を鎮める作用によってさまざまな皮膚疾患に改善効果が期待できます。塗布してから時間をかけずに皮膚の炎症を抑えるので、すみやかに赤みや腫れがとれて、かゆみや痛みをやわらげます。

ステロイドには薬効の強さを5段階に分けた指標があります。

ステロイドの分類
作用の強さ 代表的な商品名
strongest(最も強い) デルモベート、ジフラール
very strong(とても強い) フルメタ、アンテベート、トプシム、リンデロンDP
strong(強い) ベトネベート、メサデルム、ボアラ、フルコート
medium(普通) ロコイド、リドメックス、キンダベート、レダコート
weak(弱い) プレドニゾロン、コルテス

ロコイド軟膏は、5段階のうち、効き目が下から2番目のmedium(普通)に分類されます。同じクラスのステロイドには、リドメックスやキンダベートなどがあります。

ミディアムのステロイドは、比較的軽度な症状の改善に使用されます。
アトピー性皮膚炎でいうと、赤みや痒みによるひっかき傷が主な症状である段階です。皮膚に腫れやびらん、水ぶくれが多発しているような段階では、ストロング以上のステロイドが使用されます。

主成分はヒドロコルチゾン酪酸エステル

ロコイド軟膏の有効成分はヒドロコルチゾン酪酸エステルです。優れた抗炎症作用を有しており、炎症による腫れ・痛み・かゆみ・出血などの症状に効果があります。ステロイドの中でも比較的穏やかな効き目をしており、皮膚への刺激が少ない成分です。

皮膚の炎症は、身体を正常な状態に保つための免疫反応です。ヒドロコルチゾン酪酸エステルは、過剰な免疫反応を抑制することで炎症を鎮めます。また体内で抗炎症作用があるタンパク質の合成を促す作用もあります。

市販品はある?入手方法は?

ロコイド軟膏は医師の診断に基づいた使用が義務付けられている処方せん医薬品です。入手するためには、病院で医師の診察を受けたのち、処方せんを発行してもらう必要があります。

処方せん医薬品は、高い有効性が期待できる一方で、副作用が発生するリスクがあります。基本的には医師の診断にしたがって使用が許可されます。

市販薬は成分濃度が薄い

ロコイド軟膏と同じ有効成分(ヒドロコルチゾン酪酸エステル)を配合している薬は、ドラッグストアなどでも市販されています。

ただし、市販薬に配合できるヒドロコルチゾン酪酸エステル製品の濃度には、最高でも0.05%までという決まりがあります。0.05%という濃度は、ロコイド軟膏の半分にあたる配合量です。成分濃度が低いことで安全性には優れる反面、効き目についてはロコイド軟膏に比べてやや弱く感じる可能性があります。

ロコイド軟膏と同じ成分濃度の薬を購入する方法として「通販で買えるロコイド軟膏」という選択もあります。海外版のロコイド軟膏を個人輸入する形になるので、病院を受診することなく購入できます。
購入の手順は一般的な通販と同じであり、難しい手間は一切かかりません。

ロコイド軟膏と同じ成分が配合されている市販薬

  • セロナ軟膏
  • セロナクリーム
  • セロナQT軟膏
  • ロコイダン軟膏
  • ロコイダンクリーム
  • ロバックHi

いずれも湿疹や皮膚炎、かぶれなどの症状の改善を目的とする薬です。有効成分の配合量は0.5%であり、ロコイド軟膏の半分にあたる濃度になります。

市販薬には、主に軟膏とクリームの2つの剤形があります。
軟膏とクリームの大きな違いは、使用した際のべたつきです。軟膏は、べたつきが強くて塗布面にしっかりと吸着します。保湿力の高さと刺激が少ないのも特徴です。クリームは、軟膏に比べるとさらっとした使用感でべたつきません。刺激が強めで傷があったりする部位への使用は適していません。

顔や陰部にも使用できる低刺激なステロイド

ロコイド軟膏は、比較的刺激の少ないミディアムクラスのステロイドです。顔や陰部などのデリケートな部位にも安全に使用できます。

ただし、デリケート部位にロコイド軟膏を使用する場合は、副作用に注意が必要です。顔や陰部などの皮膚が薄い部分では、通常よりも薬効成分が吸収されやすくなります。必要以上に効き目が強く出たり、副作用が生じやすくなったりといったリスクがあります。

デリケートな部位に対しては、長期間の使用は避けましょう。使用中は十分に経過を観察して、問題があればすぐに医師に相談してください。これらのことが守れていれば、ロコイド軟膏を顔や陰部に使用しても問題ありません。

赤ちゃんへの使用が認められている

赤ちゃんの肌は、大人と比べてとてもデリケートです。外からの刺激に弱く汗やよだれで肌が荒れてしまうことがあります。また、股やおしりはおむつとの摩擦や排尿・排便時の刺激で湿疹ができることもあります。

このような赤ちゃんの皮膚炎や湿疹にもステロイドが使用されます。ステロイドを塗る前に保湿剤を広めに塗ってあげると赤ちゃんの肌を守りながら炎症を抑えられます。
大量にでなければ赤ちゃんがステロイドをなめてしまっても問題ありません。口の周りや手など赤ちゃんがなめてしまいそうな場所にも安心して塗布できます。

ロコイド軟膏は、臨床試験において乳児湿疹を含むアトピー性皮膚炎に87.1%の有効率が認められています[1]。アトピー性皮膚炎も子どもに多い疾患です。臨床試験では379例の乳児湿疹を含むアトピー性皮膚炎患者の中の330例に効果があり、優れた有効性が確認されました。

虫刺されやあせもに有効

かゆみが強く、赤みや腫れがある虫刺されには、ロコイド軟膏などのステロイドが有効です。ステロイドは抗炎症作用が強いものが多いので虫刺されによる炎症を強力に鎮めます。虫刺されの症状がかゆみだけの場合は、抗ヒスタミン薬やかゆみ止めが適しています。

あせもは、掻(か)いてしまうと悪化して治りにくくなります。あせもを掻く前にロコイド軟膏ですみやかに治してしまうのが理想です。掻いてしまった後でもクリーム剤よりも刺激が少ないロコイド軟膏による治療が有用です。

ニキビ治療には向いていない

ロコイド軟膏は、さまざまな皮膚炎や湿疹に効果がありますが、ニキビ治療には有効性がなく使用できません。むしろ、ロコイド軟膏を使用したことで、目に見えていなかったニキビが悪化して出てくることすらあります。顔や背中など、皮脂腺が多い部位にロコイド軟膏を使用する際にはニキビの発生に注意しましょう。

ステロイドとニキビは相性が悪い

ロコイド軟膏を含むステロイドは、過剰な免疫反応を抑制することで皮膚の炎症を抑えます。しかし、ニキビのような感染症による皮膚炎の治療では、アクネ菌などの病原体を抑える免疫反応の働きが不可欠です。ロコイド軟膏を使用すると、ニキビ治療に必要な免疫反応を邪魔してしまうことになり、かえってニキビが悪化する要因になります。

炎症性のニキビの改善には、外用の抗菌薬が適しています。炎症を鎮めるには、皮膚で過剰に増殖したアクネ菌を減らすことが大切です。抗菌薬を使ってアクネ菌を殺菌することで、肌の炎症は自然に治まっていきます。

当サイトでは、外用抗菌薬である「クリアウィン」を購入できます。クリアウィンは殺菌作用に加えて、美白作用がプラスされた薬です。炎症性のニキビを改善するのみならず、ニキビ跡の色素沈着を防ぎます。

塗布部の赤みやかゆみが主な副作用

ロコイド軟膏は副作用の心配が少ないステロイドとされています。仮に副作用が生じても、塗布の中止や用量の調節によって改善することがほとんどです。

ロコイド軟膏の主な副作用は、配合されている有効成分に対する過敏症(アレルギー)です。症状としては、赤み、かゆみ、刺激感、皮膚炎などが現れます。過敏症が起こるということは、ロコイド軟膏が体に合っていないということです。別のステロイドなどを使用するようにしましょう。

ロコイド軟膏をまぶたに塗布したケースにおいて、ごくまれに眼圧の上昇、緑内障、白内障を起こす可能性があります。目の周りにロコイド軟膏を使用する際は、さらに注意が必要です。なにか異変を感じた際には、すぐに医師に相談してください。

通販で買えるロコイド軟膏

当サイトでは、海外版のロコイド軟膏を購入できます。海外製品を個人輸入する手間を代行してお届けしますので、購入に際して難しい手間は一切かかりません。日本で処方されているロコイド軟膏と全く同じ成分含量(ヒドロコルチゾン酪酸エステル0.1%)の商品を入手したい方におすすめです。

ロコイド軟膏と同等の効き目が期待できる海外製品として「ロコダーム」が挙げられます。

ロコダーム(トルコ製)

ロコダーム

ロコダームは、トルコの製薬会社Santa Farma(サンタファーマ)が製造販売しているステロイド剤です。ロコイド軟膏と同様にヒドロコルチゾン酪酸エステルが0.1%の割合で配合されています。効き目が穏やかなステロイドであり、顔や陰部などのデリケートな部位の使用にも適しています。

ドラッグストアで販売されている市販薬よりもロコイド軟膏に近い効き目と使用感が得られることから、人気の高い商品です。

ロコイド軟膏を使用する際の注意事項

ロコイド軟膏の基本的注意
大量又は長期にわたる広範囲の使用
本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること
症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止すること

ロコイド軟膏を使用する際は、適量を適切な範囲で塗布することが大切です。また塗布したところをラップで覆う密封法で使用した場合、通常よりも副作用のリスクが高まるため要注意です。

長期間の使用は望ましくありません。ロコイド軟膏を使用しても症状に変化がみられない場合や、悪化してしまった場合には、使用を中止してください。また症状が治った後も使用し続けないように気を付けましょう。

ロコイド軟膏はデリケートな部位にも使える優しいステロイド

ロコイド軟膏は、皮膚感染を除くさまざまな湿疹・皮膚炎に対して高い有効性が認められている塗り薬です。虫刺されやあせもなどの日常で起こりやすい皮膚症状も抗炎症作用によってしっかりと治してくれます。

同系統の薬の中でも刺激が少なく安全に使用できることから顔や陰部などのデリケートな部位への塗布が適しています。子どものアトピーなどの治療にもよく使われます。

ロコイド軟膏には有効成分ヒドロコルチゾン酪酸エステルが0.1%の割合で配合されています。
同じ有効成分を配合している市販薬はいくつか販売されていますが、配合比率は最大で0.05%とロコイド軟膏の半分程度です。
当サイトでは、ロコイド軟膏と同じ成分、同じ配合量の塗り薬を通販で購入できます。ロコイド軟膏が欲しいけど病院に行くのは面倒…という場合には「通販で買えるロコイド軟膏」がおすすめです。

参考文献・参考サイト
[1]添付文書:ロコイド軟膏0.1%、ロコイドクリーム0.1%(2022年6月10日)
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