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ヘルペスの予防「再発を抑える食べ物と生活習慣・抑制治療」

ヘルペス予防に役立つ栄養素を含む食べ物

単純ヘルペスウイルス感染症の再発を防ぐためには、食生活の見直しが重要なポイントです。疲労回復や免疫力の向上に有用な栄養分が予防を助けます。これらを積極的に摂り、再発が起こりにくい体を維持しましょう。

リジンを含む肉類・魚類・大豆・乳製品など

ヘルペスの再発予防に役立つ栄養素として、リジンが挙げられます。リジンは体内で作ることができない必須アミノ酸の一種です。疲労回復のサポートに優れており、ヘルペスが発症しづらい身体づくりに役立ちます。

特にリジンが優れているのは、ヘルペスを誘発する「アルギニン」を抑制する働きです。アルギニンは、ヘルペスウイルスのエサになる栄養素です。リジンはアルギニンとの拮抗作用によって、ウイルスの増殖を防ぎます。

リジンの働き

大切なのは、リジンとアルギニンの摂取量を4:1くらいで保つことです。ヘルペスの発症を招くアルギニンですが、健康維持に欠かせないアミノ酸でもあります。アルギニン摂取量を減らすのはよくありません。普段のアルギニンの摂取量はそのままに、リジンを多く摂ることを意識しましょう。

リジンが多く含まれている食べ物としては、以下が挙げられます。

  • 肉類や魚類(特にあじ、さば、かつお)
  • 大豆食品(特に納豆、きな粉)
  • 乳製品(特に牛乳、チーズ、ヨーグルト)

リジンは野菜や炭水化物にはあまり含まれていません。食事からだけでは摂取量が不足しがちです。通常の食生活で必要な摂取量を維持するのは簡単ではありません。対策として、リジンのサプリメントを継続して飲めば手軽に必要量を補給できます。

ビタミンACEを含む緑黄色野菜や果物など

ヘルペス予防において重要な役割を果たすビタミンはA・C・Eの3つ(ビタミンACEとも)です。
これらのビタミンはいずれも抗酸化作用によって免疫力を高める働きがあります。ビタミンA・C・Eは抗酸化ビタミンとも呼ばれています。
中でもビタミンCは、ヘルペスウイルスを不活性化させる働きが臨床データで示されています。

抗酸化ビタミンは緑黄色野菜や果物に多く含まれています。

  • ビタミンA(人参、モロヘイヤ、ほうれん草など)
  • ビタミンC(ピーマン、じゃがいも、果物など)
  • ビタミンE(アーモンド、アボカド、大豆など)

食事のメニューを気にせず効率的にビタミンを摂取したい場合には、サプリメントが便利です。抗酸化ビタミン(A、C、E)を含むマルチビタミンサプリとして「ビカデキサミン」が挙げられます。ビカデキサミンには、11種類のビタミン・ミネラルがバランスよく含まれています。

再発を抑えるために気を付けたい生活習慣

単純ヘルペスウイルス感染症(性器ヘルペス・口唇ヘルペス)は一度感染すると根治させることができず、生涯にわたって再発を繰り返します。
ヘルペスウイルスは感染力が強いので、周囲の人にうつしてしまうリスクも高くなります。

ヘルペス患者は再発を抑えるとともに他人への感染を防ぎ、病気とうまく付き合っていくことが大切です。
再発予防は長期的に行う必要があります。きちんと対策をすれば再発の頻度を減らして、症状を軽度に抑えられます。

規則正しい生活と紫外線対策が必要

単純ヘルペスウイルス感染症の再発は、免疫力が低下した時に引き起こされます。疲労やストレスが溜まった時、風邪・発熱など体調を崩した時に再発しやすくなります。

心身が健康な状態を維持することが、再発予防につながります。十分な睡眠をとって規則正しい生活を送り、ストレスを溜め込まないようにしましょう。あまり落ち込まず、できるだけ前向きな気持ちでいるよう心がけてください。

口唇ヘルペスの場合、強い紫外線が患部にあたると免疫力が低下します。マスクをするなど対策をして、直射日光を避けましょう。

他人への感染を予防することも大切

ヘルペスは水ぶくれの中に多量のウイルスが潜んでおり、感染力が非常に強い疾患です。家族やパートナーにうつさないためにも、感染予防をしっかり行うことが大切です。

症状が再発した時は、周囲の人が患部に接触しないよう注意しましょう。特に、手に傷や湿疹がある人は抵抗力が低下しており、より感染しやすくなりますので要注意です。
患者本人も薬を塗るとき以外は患部に触らないようにしましょう。触ってしまった場合はすぐに手を洗ってください。
物を介して間接的に感染する場合もあります。症状が出ているときは、タオルや食器は共有せずに別々に使いましょう。

性器ヘルペスであれば症状が出ている間は性交渉を控えましょう。臀部に発症した場合、トイレで便座に座ったら消毒してください。
口唇ヘルペスであれば、キスやオーラルセックスを避けてマスクを着用しましょう。

ヘルペスウイルスは母子感染する恐れがあります。新生児に対しても同様に感染対策を行ってください。患部に触った手で新生児に触らないようにし、キスや頬ずりなどは避けましょう。

再発の予防(抑制)に使われる薬

頻繁に再発を繰り返す場合や食事・サプリメントで再発を防ぎきれないような場合には、抗ヘルペス薬が有効です。抗ヘルペス薬には病院で処方されている内服薬、市販されている軟膏があります。
発症部位(性器・口唇)や再発の頻度、症状の程度によってこれらを適切に使い分ける必要があります。

抗ヘルペス薬の他にも、ヘルペスの再発抑制に有用な漢方薬がいくつかあります。

再発を繰り返す性器ヘルペスには内服薬を使った再発抑制療法が有効

性器ヘルペスにおいて年6回以上再発を繰り返すような場合には、処方薬を使った再発抑制療法が有効です。
再発抑制療法とは、内服薬のバルトレックスを毎日のみ続けて再発を予防する治療法です。再発抑制療法を行えば、およそ60〜70%の方が再発を予防できます。長期服用によって体内のヘルペスウイルスを減少させれば、体質的に再発しにくくする効果も期待できます。

再発抑制療法に使われるバルトレックスは、単純ヘルペス感染症の第一選択薬として、最も処方されている代表的な抗ヘルペス薬です。ヘルペスの治療において、95.9%という優れた有効性が示されています。

軽度の口唇ヘルペスは市販の軟膏で再発抑制が可能

口唇ヘルペスにおいては、原則は内服薬の服用ですが、場合によっては市販の軟膏も使えます。症状が軽い場合や治りかけの場合であれば、軟膏が有効です。再発のきざし(ピリピリ・チクチク感)が現れた時に塗ることで、症状を抑えられます。
薬局で購入できる口唇ヘルペスの軟膏として、アラセナ軟膏やアクチビア軟膏、ヘルペシア軟膏などがあります。

市販の軟膏は医師から口唇ヘルペスと診断された患者の再発抑制に対してのみ使用できます。該当しない場合は医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

ヘルペスの再発予防に役立つ漢方薬

長期間にわたって再発を繰り返す難治性のヘルペスにおいては、漢方薬を用いた再発予防も有用です。
漢方医療は専門医の診療に基づいて、患者一人一人に違う組み合わせの生薬が処方されます。

市販されている漢方薬としては、主に以下の製品がヘルペスの再発予防に用いられます。

ツムラ
補中益気湯(ほっちゅうえっきとう)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)
茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)
イスクラ
瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)
五行草茶(ごぎょうそうちゃ)

特に補中益気湯においては、難治性の性器ヘルペスに対して奏功した症例が報告されています。

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