ジャーシリン

ジャーシリンの概要

ジャーシリンは早期梅毒を確実に完治させることができる抗菌薬

第1～2期梅毒に対して94.1％の有効率が示されています。

先発薬は世界初の広域ペニシリンです。

従来のペニシリンでは効きにくかったグラム陰性菌に対しても有効です。

ジャーシリンの適応症

• 梅毒

ジャーシリンの成分

• アンピシリン

ジャーシリンは、梅毒の治療効果に優れたビクシリンのジェネリック医薬品です。先発薬と同じアンピシシリンが含有されており、同等の抗菌効果が期待できます。臨床試験では、梅毒に対して94.1％の有効率が確認されています。German Remedies（ジャーマンレメディーズ）社より製造販売されています。

ジャーシリンのご購入について

ジャーシリンを安心してご購入いただくための取り組み

偽物が混入しない安全な流通ルートを確保するために、以下の対策を徹底しております。

(1) ご注文の取り次ぎ先となるサプライヤーが持つ医薬品の取り扱いライセンスを十分に吟味しております。
(2) 専門機関への成分鑑定依頼を定期的に行い、偽造品混入の予防に最大限努めております。

ジャーシリンの特徴

ジャーシリンは、日本の梅毒治療で第一選択されている薬の1つであるビクシリンのジェネリックです。有効成分であるアンピシリンには、第1〜2期にあたる早期の梅毒に対して極めて高い治療効果があることが確認されています。
ビクシリンに梅毒の適応が追加承認された際に行われた臨床試験では、早期潜伏梅毒患者17例に対してアンピシリンが1日に1.0〜2.0g投与されました。試験の結果、全体の94.1％にあたる16例の患者で有効な治療効果が確認されました。特に毎日2.0gの投与がされていた患者群では、100％の有効率が示されています。

ビクシリンのジェネリックであるジャーシリンでは、1錠の中に有効成分アンピシリンが250もしくは500mg含有されています。1日に2.0g（2000mg）のアンピシリンを摂取できるように調整してジャーシリンを服用することで、早期梅毒を確実に治癒することができます。

ジャーシリンは様々な細菌感染症に対して治療効果を発揮します。

ジャーシリンの有効成分アンピシリンは、世界初の広域ペニシリンです。従来のペニシリンでは効きにくかった大腸菌やインフルエンザ菌などの「グラム陰性菌」に対しても抗菌効果があります。これにより、細菌感染症に対する幅広い適応を獲得しています。

下記は臨床試験でアンピシリンの効果が実証されている疾患のうち、特に対象症例数が多かった疾患の有効率です。

その他にも呼吸器感染症や婦人科領域、耳鼻科領域などの疾患に対して膨大な臨床試験が行われています。全体の有効率は、73.0％（929/1,272例）という結果になりました。アンピシリンを含有しているジャーシリンにも同等の治療効果が期待できます。

ジャーシリンの効果

効能・効果

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、梅毒、腹膜炎、肝膿瘍、感染性腸炎、子宮内感染、眼瞼膿瘍、麦粒腫、角膜炎（角膜潰瘍を含む）、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、抜歯創・口腔手術創の二次感染、猩紅熱、炭疽、放線菌症

＜適応菌種＞
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、炭疽菌、放線菌、大腸菌、赤痢菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ

ジャーシリンは、細菌感染症を引き起こす様々な病原細菌に対して抗菌作用を発揮します。梅毒や扁桃炎、副鼻腔炎、歯周組織炎など幅広い細菌感染症に有効です。
梅毒の治療期間は、第1期では2〜4週間、第2期では4〜8週間となります。

有効成分アンピシリンが細菌の細胞膜を阻害します。

ジャーシリンは、病原細菌の細胞壁の主成分であるペプチドグリカンの合成を阻害します。ジャーシリンの有効成分アンピシリンは、ペプチドグリカンの合成に必須であるPBPという酵素と結合することでその活性を防ぎます。ペプチドグリカンの欠乏した細胞膜は細胞分裂の度に脆くなっていき、最終的には溶菌に至ります。

アンピシリンが配合されている通販商品と成分について

ジャーシリンの飲み方（用量・用法）

下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

1回の服用ごとに必ず4時間の服用間隔を空けてください。ジャーシリンを飲み忘れた場合には、気が付いた時点ですぐに飲みます。ただし次の服用までのタイミングが4時間を切っている場合には、1回分を飛ばしてください。

梅毒の治療にジャーシリンを用いる場合には、梅毒の病期の進行具合によって投与期間が変わります。自分の病期を確認した上で、ジャーシリンの投与期間を必ず守ってください。

ジャーシリンの注意事項

基本的な注意事項

ジャーシリンを使用する場合、耐性菌の発現等を防ぐために治療に必要な最小限の期間のみ使用してください。また、使用する時には必ず発症している症状にジャーシリンが有効であるかを確認してください。

使用する時にショックを起こす可能性があります。十分な問診を行って使用の可否をしっかりと確認してください。

無顆粒球症、溶血性貧血、性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあります。定期的に医師の検査を受けてください。

ジャーシリンの注意事項についての参考サイト

医療用医薬品 : ビクシリン(添付文書情報) - KEGG DRUG

ジャーシリンの相互作用

併用注意とはジャーシリンと飲み合わせの悪い薬です。併用すると（1）作用の減弱、（2）副作用の増強など、体に悪い影響がでるおそれがあります。注意しながら使うか、併用は避けることが望ましいでしょう。

併用禁忌とはジャーシリンと一緒に飲んではいけない薬です。該当する薬はありません。

併用禁忌

なし

併用注意

経口避妊薬

ジャーシリンの相互作用についての参考サイト

医療用医薬品 : ビクシリン(相互作用情報) - KEGG DRUG

Ampicillin Interactions Checker - Drugs.com

ジャーシリンの副作用

ジャーシリンの主な副作用は、発疹、蕁麻疹、発熱などのアレルギー症状です。梅毒に使用した場合には、急激に梅毒トレポネーマが破壊されることでおきるヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応に注意が必要です。

副作用に似た発熱や頭痛などの全身症状が見られますが、副作用ではありません（薬が正常に効いている証拠でもあります）ので自己判断で投与を中止してはいけません。

発症頻度：5％以上、または不明

発熱、発疹、蕁麻疹等

梅毒患者における、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応（発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の増悪）

発症頻度：0.1〜5％未満

下痢、悪心、食欲不振等

発症頻度：0.1％未満

好酸球増多、顆粒球減少、血小板減少、貧血

AST上昇

口内炎、カンジダ症

ビタミンK欠乏症状（低プロトロンビン血症、出血傾向等）、ビタミンB群欠乏症状（舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等）

ジャーシリンの副作用についての参考サイト

インタビューフォーム F1_F1_ビクシリンカプセル250mg／ビクシリンドライシロップ10％ - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構（PDF : 1.15MB）

Principen（Ampicillin）: Side Effects - RxList

ジャーシリンの保管方法

光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。

(1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。

ジャーシリンの評価・口コミ（0件の評価）

ジャーシリンの口コミ評価はまだありません。

性病・感染症の薬カテゴリー

• ヘルペス治療薬
• クラミジア治療薬
• コンジローマ治療薬
• トリコモナス治療薬
• カンジダ治療薬
• 梅毒の治療薬
• 淋病の治療薬
• エイズ治療薬
• 水虫の治療薬
• その他の感染症治療薬