ダイエット
リベルサスが痩せる!という書き込みを数多くネットで見たので私も飲んでみることにしました。約2か月間飲んでみた結果、見事に痩せました。激やせではありませんが、2か月で2キロは今まで落としたことがない数字なので私なりによく効いたと思っています。
リベルサスは、GLP-1というホルモンを補うことで血糖値を低下させる「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる2型糖尿病治療薬です。
GLP‐1受容体作動薬を利用したダイエットは「GLP‐1ダイエット」とも呼ばれており、近年、自由診療の美容クリニックなどで高い人気を集めています。
ただし、GLP‐1受容体作動薬の本来の用途はあくまで糖尿病の治療です。ダイエットを目的とした使用は日本で承認されていません。
ダイエットを目的としたリベルサスの処方は「適応外処方」という形で行われます。
適応外処方では、効果や安全性に関して国に承認されていない薬を患者が使用することになるため、通常よりも慎重な投与が必要です。
特にリベルサスは吐き気などの副作用を生じることが多く、急性膵炎などの重い副作用も報告されています。
リベルサスを使ったダイエットは、医師からリスクなどに関する十分な説明や用量などに関するアドバイスを受けながら行ってください。
リベルサスには食欲抑制作用があります。空腹感を感じづらくなるうえ、少ない量の食事で満足できるようになる効果が報告されています。
リベルサスが食欲を抑える仕組みには以下の2つの作用が関わっています。
リベルサスは、脳の視床下部という場所にある「満腹中枢」と呼ばれる部位に作用します。
満腹中枢が刺激されて満腹感が得られることで、いま以上に食べたいと思わなくなります。
通常、満腹中枢は血糖値の上昇によって刺激されます。しかし、リベルサスが満腹中枢に作用すると、摂食抑制神経が活性化して満腹感が与えられるのです。
また、脳の報酬系回路にも作用して食事による幸福感を減退させることで、食べすぎを抑える働きも期待できます。
リベルサスには、胃の動きを抑制することで、食べ物の吸収を遅らせる働きもあります。
消化した食べ物を胃から腸へと送り込む「ぜん動運動」という働きを緩やかにする作用があるのです。
食べ物が胃に残る時間が長くなるため、結果的に少ない食事でも満腹感を得られるようになります。
また消化がゆっくりになることで、食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、食事から摂取した糖分が脂肪として蓄積されづらくなります。
血糖値が急激に上昇すると、血中の糖をエネルギーに変換する「インスリン」が過剰に分泌されます。
インスリンには糖を脂肪として蓄積する作用もあるため、過剰に分泌されると、太りやすくなるのです。
リベルサスが血糖値の急上昇を防ぐことで、体に蓄えられる脂肪の量が減少して、太りづらくなります。
リベルサスと同じ仕組みで食欲抑制作用を発現する薬として「メトホルミン」が挙げられます。
リベルサスとはタイプの異なる糖尿病治療薬であり、糖分の排泄を促す働きや、脂肪の燃焼を促す働きも示唆されています。
優れた減量効果を示すデータが報告されており、肥満外来でも処方されています。
メトホルミンで痩せるって本当?-5.8kgのダイエット効果とは?
メトホルミンのダイエット効果の仕組みや実際に減量が確認されたデータ、飲み方などを紹介。海外の研究によると、メトホルミンには6ヶ月の治療で5.8kgの減量が確認されている。
リベルサスには、食欲低下作用の他に基礎代謝を向上させることによる体質改善効果もあります。脂肪が分解されやすくなって痩せやすい体質へと変化します。
脂肪細胞には「白色脂肪細胞」と「褐色(かっしょく)脂肪細胞」があります。
白色脂肪細胞は内蔵脂肪や皮下脂肪を指し、摂取したエネルギーを脂肪として蓄積する働きがあります。褐色脂肪細胞は蓄積された脂肪を分解し、熱を産生します。
GLP-1受容体作動薬はすでにある褐色脂肪細胞の熱産生を促進し、さらに白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変化させることで基礎代謝を上げます。
基礎代謝が向上すれば消費カロリーが増えて脂肪が燃えやすくなります。
リベルサスの減量効果は、有効成分セマグルチドとプラセボ(効果のない偽薬)の比較試験によって確認されました。
対象となったのは、食事や運動では血糖値がコントロールしきれなかった2型糖尿病患者です。
26週間の試験を行った結果、セマグルチドが投与された患者において減量効果が確認され、その減量幅は高用量であるほど大きく示されました。
薬剤 | 元の体重 | 治療後の体重 | 減量効果(プラセボとの差) |
---|---|---|---|
プラセボ(偽薬) | 88.6kg | 87.2kg(-1.4kg) | - |
セマグルチド3mg | 86.9kg | 85.4kg(-1.5kg) | -0.1kg |
セマグルチド7mg | 89.0kg | 86.4kg(-2.6kg) | -1.2kg |
セマグルチド14mg | 88.1kg | 84.1kg(-4.0kg) | -2.6kg |
セマグルチド14mgが投与されたグループでは、治療前と比べて平均で4kgの減量が確認されたことが分かります。
ただし、被験者は運動療法などの治療を平行していることもあり、プラセボが投与されたグループでも1.4kgの減量が確認されています。
よって、セマグルチド14mgの効果のみによって得られた体重減少量は、-2.6kg(4kg - 1.4kg = 2.6kg)であるといえます。
なおセマグルチドが投与されたグループにおける体重の減少は、治療開始4週目から確認されています。その減量幅は26週までの間に徐々に大きくなっていきました。
上記した体重減少量はあくまで平均であり、実際の減量効果には個人差があります。
同研究においては、体重5%以上の減量を達成した患者の割合も示されています。
当然ながら、セマグルチド14mgの達成率が最も高い割合を示しました。
ベースラインの体重(88.1kg)から5%の減少なので、平均値を上回る4.4kg以上の減量が約4割の被験者に見られたことになります。
セマグルチドは長期間の服用が可能です。1年間の長期服用を実施した研究では減量効果が変わらず持続することが確認されています。
治療期間 | セマグルチド14mg | プラセボ |
---|---|---|
1日目 | 68.0kg | 70.3kg |
26週後 | 65.6kg(-2.4kg) | 69.2kg(-1.1kg) |
52週後 | 65.4kg(-2.6kg) | 69.7kg(-0.6kg) |
セマグルチド14mgを26週間服用した場合と52週間服用した場合で減量効果はほとんど変わりません。つまり、服用を開始してから半年時点での体重を1年後まで維持できることになります。
ダイエットが長続きしない方でもリベルサスを服用するだけのGLP-1ダイエットなら長期間の減量が可能です。
リベルサスの効果による摂取カロリーの変化をプラセボと比較した研究データもあります。
試験では、被験者に昼食と夕食、おやつを自由に手に取れるビュッフェ形式で提供して、それぞれの摂取カロリーが12週間計測されたのです(朝食は同じ内容)。
内容 | セマグルチド | プラセボ |
---|---|---|
昼食 | 510kcal | 796kcal |
夕食 | 626kcal | 1087kcal |
おやつ | 774kcal | 1245kcal |
トータル | 1910kcal | 3128kcal |
セマグルチドが投与された被験者では、食事やおやつを口にする量が、プラセボと比べて明確に減少していることが示されました。
プラセボと比較しての減少量は、1日あたり1000kcal以上です。ごはん1杯(150g)が約250kcalなので、ごはん4杯分のカロリー摂取が削減されたことになります。
また同研究では、セマグルチドの食欲抑制作用は、脂っこい食事を摂った際により強く発現することが示唆されました。
朝食後の満腹感や空腹感を測定した結果、脂肪分の高いメニューのときにのみプラセボとの間に統計的な有意差が確認されたのです。
対して標準的なメニューの食後に行った測定では、満腹感や空腹感に明確な差が確認されませんでした。
つまり、セマグルチドによる減量効果は、脂っこい食事を多く摂りがちな人ほど有効的に発揮される可能性があります。
同研究では、セマグルチドを服用した患者において「食の好み」にも変化が生じる可能性が示唆されたのです。
試験では、自由に食べられるおやつの内容別に、セマグルチド服用者とプラセボ服用者の摂取カロリーが比較されました。
その結果、甘いものや脂肪分の高いものの摂取カロリーの減り方に統計的な有意差が確認されました。
おやつの内容 | セマグルチド | プラセボ | 統計的な有意差 |
---|---|---|---|
高脂肪 | 480kcal | 810kcal | あり |
低脂肪 | 294kcal | 435kcal | なし |
甘い | 557kcal | 870kcal | あり |
甘くない | 217kcal | 376kcal | なし |
甘くて高脂肪 | 342kcal | 559kcal | あり |
甘くないし低脂肪 | 79kcal | 124kcal | なし |
※統計的な有意差とは、数値の差が誤差の範囲では済まされない「意味のある差」であることが統計的に示されていることを意味します。
甘くないものや低脂肪のものにおいても摂取カロリーが減少していることが分かりますが、統計的な有意差は確認されませんでした。
つまり、セマグルチドが投与された被験者では、甘いものや高脂肪のものを避ける傾向が示されたのです。
糖分および脂肪分は高カロリーな栄養素です。糖分1gに4kcal、脂肪分1gに9calのカロリーが含まれています。糖分と脂肪分の摂取量を抑えることができれば太りづらく痩せやすくなるでしょう。
実際にリベルサスを購入された方の口コミのうち、ダイエット効果に関するものを集めました。
リベルサスが痩せる!という書き込みを数多くネットで見たので私も飲んでみることにしました。約2か月間飲んでみた結果、見事に痩せました。激やせではありませんが、2か月で2キロは今まで落としたことがない数字なので私なりによく効いたと思っています。
甘いものが欲しくてたまらなく、その欲望に負けて食べまくっていたら太ってしまいました。その改善として友人が進めてくれたこちらの薬を飲み始めたところ、バッチリ効いて甘いものが欲しくなくなりました。お陰で体重も2か月で3キロ低下。いい感じで効いてくれてます。
3ヶ月で2.5キロの減量に成功!こういう類の薬は初めて使ったのですが、確かに食欲が落ちますね。飲み始めの頃は副作用でけっこう気持ち悪かったんですが、飲んでいるうちに慣れて、今ではほぼ気になりません。
リベルサスの14mgを使っています。まだ3週間ほどですが、元の体重が60くらいだったのが、57~58くらいに減りました。食べている量が減っているので、当然といえば当然ですね。そろそろ買い足さなきゃなんですが、もう少し安くなりませんかねー。一旦中断するのもありかも。
リベルサスを服用しても痩せられない場合、下記の3つのような原因が考えられます。
確かな減量効果が報告されているリベルサスですが、誰でも確実に期待した効果が現れるとは言えません。これはリベルサスだけでなくどのようなダイエットでも同じです。
食べ過ぎや服用量が少ない場合は、上手く対処できればリベルサスの服用を継続できる可能性があります。
対して、もともと痩せている場合はリベルサスによるダイエットは向いていないので別のダイエット方法を探した方が良いかもしれません。
リベルサスのダイエット効果は、食欲抑制作用によって食事の摂取量が減少することで得られます。つまり、リベルサスを服用しても食事の量が減っていなければ痩せられません。
あくまで、リベルサスは食事制限によるダイエットをサポートするものだと考えてください。
リベルサスを服用したから痩せられるのではなく、リベルサスによって食欲が落ちて自然に食事の量を減らせるから痩せられるのです。
どうしても食欲が抑えられない場合には「オーリスタット(オルリスタット)」のようなタイプの薬がおすすめです。
オーリスタットは、食事から摂取した脂肪分を30%カットする効果が期待できる人気のダイエット薬です。
リベルサスの減量効果は用量依存です。3mgよりも7mg、7mgよりも14mgの方が高い減量効果が期待できます。
現在、低用量でリベルサスを服用して減量効果が得られていない場合は、増量することで改善する可能性があります。
ただし、リベルサスは1日1回14mgが最大用量と定められています。14mgを超えて服用しないように注意してください。
リベルサスは、糖質や脂質を摂りすぎていたり食べ過ぎてしまうことが多い方に向いているダイエットです。もともと痩せている方や普段から食事に気を付けている方にはあまり効果が期待できません。
BMIが大きいほど体重の減少量が多くなるという研究もあります。リベルサスを使用しても体重があまり変わらないという方は既に健康的な体型を維持できているのかもしれません。
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