食欲が抑制される
食欲について悩んでいましたが、メトホルミンを飲むと食欲が収まってダイエットに本当に向いていると思います。続けて購入したい。

2型糖尿病の治療薬として古くから使われているメトホルミン。低血糖や体重増加の副作用が起こりづらいなどのメリットも多く、糖尿病の治療に欠かせない薬です。
一方で、メトホルミンには体重を減少させる効果も確認されています。実際に海外の研究では、6ヶ月間の治療で-5.8kgの減量が確認されたといった報告もあります。
過度な運動や食事制限を行わずとも健康的に減量できることから、メトホルミンを使ったダイエットは病院の肥満外来でも高い人気を集めています。
今回は、メトホルミンの服用で痩せる仕組みや、実際のダイエット効果などについて詳しく解説します。
あわせて、メトホルミンと併用することでより効果が高まる薬や、服用するタイミングや用量についても見ていきましょう。
そもそもメトホルミンは、2型糖尿病の治療薬です。先発薬であるメトグルコや、そのジェネリックの有効成分として配合されています。有効成分としての正式な名称は「メトホルミン塩酸塩」です。
メトホルミンは、ビグアナイド薬という種類に分類されます。ビグアナイド薬とは、インスリンの機能を高め、糖新生を抑制して血糖値を下げる効果を持つ薬です。
体重が増えにくい、低血糖を起こしづらいといったメリットも併せ持つことから、2型糖尿病の治療における第一選択薬として世界各国で処方されています。
糖尿病治療薬として古くから用いられているメトホルミンですが、近年では肥満治療薬としても活用されるようになりました。
運動や食事制限をせずに痩せられる薬として、肥満外来を行っている病院やクリニックで処方されています。
ではメトホルミンは、どのような仕組みでダイエット効果を発揮しているのでしょうか?
実はメトホルミンの服用で体重が減少する仕組みについては、まだよく分かっていないのが現状です。
それどころか糖尿病治療薬としてのメカニズムでさえも、まだ完全には解明されていないといわれています。
ここからは、ダイエット効果に寄与している可能性が考えられている3つの働きについて紹介します。
それぞれの働きについて、順番に見ていきましょう。
上記した3つの働きの中で、体重の減少にもっとも大きく影響していると考えられているのが「食欲の抑制」です。
メトホルミンには、瘦せホルモンと呼ばれる「GLP-1」と「ペプチドYY」の分泌を増加させる作用があります。
GLP-1とペプチドYYは、脳の視床下部や消化管に直接働きかけ、食欲を低下させる働きを持っています。
視床下部には満腹中枢と呼ばれる箇所があり、身体に満腹感を知らせる役割を担っています。
GLP-1はこの満腹中枢に作用し、摂食抑制神経と呼ばれるPOMC神経を活性化させ、食欲を抑制するのです。
また、GLP-1には胃内容物の排出を遅延させる働きもあります。
通常、食事を行った後、消化された食べ物は、胃の蠕動(ぜんどう)運動によって小腸へと送り出されます。
GLP-1は、この蠕動運動を抑制し、食べ物が胃に残留している時間を長引かせます。
この作用によって食べ物がゆっくり消化・吸収されるため、満腹感がもたらされ、過度な食欲が抑えられるのです。
消化のスピードが遅くなることで食後の血糖値の上昇が緩やかになるため、肥満の原因になる「食後高血糖」を防ぐ上でも有用です。
近年の研究では、メトホルミンに体内のブドウ糖を便から排泄させる効果があることが判明しました。
2020年に神戸大学のグループは、FDG(フルオロデオキシグルコース)というブドウ糖に似た物質を用いて研究を行いました。
FDGはブドウ糖と同じ働きをするため、患者の血管内に投与することで、ブドウ糖がどのように移動するのかを疑似的に知ることができます。
研究の結果、メトホルミンを飲んでいる患者と飲んでいない患者とでは、飲んでいる患者のみブドウ糖が腸に集まることが分かりました。
引用:神戸大学.「便の中にブドウ糖を出す」という糖尿病治療薬の新しい作用を発見
腸に集まったブドウ糖は、その後、便として排泄されます。
結果的にブドウ糖の吸収が減少して摂取カロリーが低下することにより、減量効果が得られるのだと考えられます。
メトホルミンには、筋肉量を維持しながら脂肪の燃焼を促進させる効果も期待されています。
メトホルミンを摂取すると「AMPキナーゼ」というリン酸化酵素の一種が活性化します。
AMPKは、肝臓での糖新生を抑制し、細胞のエネルギー代謝を調整してATPの生成を増加させる作用を持っています。
肝臓にあるAMPキナーゼが活性化すると、筋肉を落とすことなく、脂肪がエネルギー源として燃焼されるようになるのです。
また2017年に行われた研究では、メトホルミンが筋肉量や筋肉の収縮力を増加させる効果があることが示唆されました。
研究では筋肉量が減少した高齢者をメトホルミン投与群と非投与群に二分し、経過観察が行われました。
結果として、16週間後にはメトホルミン投与群のみ、平均歩行速度が改善していることが分かったのです。
メトホルミンの効果で筋肉が維持されたまま脂肪のみが燃焼されることで、程よく引き締まった健康的な身体が作られます。
メトホルミンのダイエット効果は、海外で行われた臨床試験によって実証されています。
2012年にドイツで行われた研究で、メトホルミン投与群154人と非投与群45人が集められ、メトホルミンのダイエット効果について検証されました。
対象者は夜間の炭水化物の摂取を控えるよう指導されましたが、その他の運動療法や食事療法は行われませんでした。
6ヶ月間の治療を行った結果、それぞれのグループには以下のような体重の変化が確認されました。
グループ | 体重変化量 | 体重変化率 |
---|---|---|
メトホルミン投与群 | -5.8kg | -5.6% |
非投与群 | +0.8kg | +0.8% |
メトホルミンが投与されたグループでは、平均して5.8kgの減量が確認されたのに対して、非投与グループでは減量が見られないどころか微増(+0.8kg)が確認されたのです。
また平均したメトホルミンの体重変化率は-5.6%ですが、被験者の16.2%では-10%以上の変化が確認されたようです。
もっとも大幅な体重減少が確認された例として、-35kgの減量が確認された被験者も報告されています。
以上の結果から、運動療法や食事療法を行わずとも、メトホルミンの服用で一定以上のダイエット効果が得られることが示されました。
メトホルミンから得られるダイエット効果は、一時的なものではないことが示されたデータもあります。
アメリカで実施された長期間の研究では、メトホルミンの減量効果が15年間にわたって維持されたことが示されたのです。
この研究では、メトホルミン投与群とILS群(運動療法や食事療法)で、15年間にわたる体重変化の推移が比較されました。
以下は5%以上の体重減少を達成した参加者の割合を比較したものです。
年数 | ILS群 | メトホルミン投与群 |
---|---|---|
2年目 | 74% | 61% |
3~5年目 | 51~62% | 54~57% |
6~15年目 | 41~47% | 51~64% |
試験の結果、ILS群の割合は、2年目の時点では高い数値を見せていましたが、3年目以降から次第に低下していきました。
一方、メトホルミン投与群は、2年目こそ61%とILS群に劣っていたものの、3年目以降にはその差が縮まり、最終的には逆転しています。
メトホルミン群の割合は6~15年目の時点で最高値(64%)が示されていることからも、長期間の減量効果が維持されていたことが伺えます。
メトホルミンのダイエット効果は、人気の肥満治療薬である「ゼニカル(オルリスタット)」と同等であることが示されたデータもあります。
オルリスタットとメトホルミンのダイエット効果を検証するために、肥満になりやすい病気である「PCOS(多嚢胞卵巣症候群)」の女性を対象とした比較試験が海外で行われました。
検証の結果、オルリスタットとメトホルミンがPCOS女性のBMIやインスリンなどの減少に同等の効果を示したことが分かりました。
食欲抑制などの働きでダイエット効果を発揮するメトホルミンに対して、オルリスタットは食事から摂取する脂肪分を約30%カットする薬です。
同等の有効性が示されているとはいえ、全く作用機序の異なる薬なので、適切に使い分けることが重要です。
メトホルミンは、他の薬剤と併用することでよりダイエット効果を増強させることができます。
メトホルミンとの併用でより高いダイエット効果が期待できるのは、以下の3つです。
それぞれの薬との併用で得られたダイエット効果について、順番に見ていきましょう。
フォシーガ(ダパグリフロジン)は、メトホルミンと同じ糖尿病治療薬です。「SGLT2阻害薬」と呼ばれる別タイプの薬であり、メトホルミンと併用できます。
両剤を併用した場合のダイエット効果は、メタボリックシンドロームの患者を対象とした試験によって実証されています。
この試験では、患者をそれぞれメトホルミン群、ダパグリフロジン群、メトホルミンとダパグリフロジンの併用群に分け、経過観察がされました。
以下は「メトホルミン単体」と「メトホルミン+ダパグリフロジン」の治療効果を比較したものです。
被験者グループ | メトホルミンのみ | メトホルミン+ダパグリフロジン | 測定値の差 |
---|---|---|---|
体重 | -3.6kg | -6.9kg | 3.3kg |
BMI | -1 | -1.7 | 0.7 |
ウエスト | -3.0cm | -4.7cm | 1.7cm |
メタボリックシンドロームの改善率 | 57.30% | 76.60% | 1.33倍 |
体重やBMI、ウエストなど、いずれの値においても、メトホルミン単体と比べてダパグリフロジンと併用したときの方が、大幅に改善されていることが分かります。
メトホルミンとダパグリフロジンの併用療法には、非常に優れたダイエット効果が期待できることが示されました。
当サイトでは、通販で購入できる海外版のフォシーガを紹介しています。
ビクトーザ(リラグルチド)も「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれるタイプの糖尿病治療薬であり、メトホルミンとの併用が可能です。
両剤の併用によるダイエット効果は、肥満傾向にある2型糖尿病患者を対象に行われた試験によって実証されています。
試験では、患者をメトホルミン群とメトホルミンとリラグルチドの併用群の2つに分けて、減量効果が比較されました。
被験者グループ | メトホルミンのみ | メトホルミン+リラグルチド | 測定値の差 |
---|---|---|---|
体重 | -4.59kg | -11.38kg | 6.79kg |
BMI | -2.11 | -6.41 | 4.3 |
体脂肪量 | -2.09kg | -5.88kg | 3.79kg |
※どちらのグループも適度な運動療法と食事療法が実施されました。
試験の結果、体重・BMI・体脂肪量などの項目で、メトホルミン群に比べてリラグルチドとの併用群において大幅な改善が確認されたのです。
また併用群はダイエット効果のみならず、血糖値のコントロールなどといった項目でもメトホルミン群を上回りました。
当サイトでは、リラグルチドと同様のGLP-1受容体作動薬であり、内服できるタイプの薬である「リベルサス」を紹介しています。もちろん、メトホルミンとの併用も可能です。
過活動膀胱の治療に使われる「ベタニス(ミラべグロン)」という薬と併用されたデータもあります。
ミラべグロンとの併用試験は、マウスを用いて行われました。
メトホルミンとミラべグロンを併用した結果、高脂肪食による体重増加が12%から14%改善されました。
また、単剤で使用するよりも体重減少の作用が促進されたことが判明しました。
さらに、併用することで耐糖能とインスリンの感受性も改善されたことが分かっています。
メトホルミンをダイエットに使用するにあたり、留意すべき危険性として「1.下痢や吐き気などの副作用」「2.乳酸アシドーシス」「3.ビタミンB12の欠乏」の3つが挙げられます。
いずれも糖尿病治療薬としてメトホルミンを使用する場合にも起こり得る危険性でもあります。以下、詳しく解説します。
メトホルミンを服用すると、下痢や悪心、腹痛などの副作用が起こる場合があります。これらは比較的、発生頻度の高い副作用です。
メトホルミンの服用で消化器系の副作用があらわれるメカニズムについて、詳しいことは分かっていません。
一説によると、メトホルミンが引き起こす消化器系の副作用は、小腸からの糖吸収の抑制が原因であるとされています。
小腸からの糖吸収が抑制されることで、ブドウ糖の代謝や腸内フローラに変化が生じ、下痢や悪心が起こると考えられているのです。
消化器系の副作用は、メトホルミンの飲み始めや用量の増量を行ったタイミングであらわれます。
服用を継続するうちに消退していくことが多いため、過度な心配は必要ありません。
メトホルミンの重大な副作用として、乳酸アシドーシスが挙げられます。
乳酸アシドーシスとは、血中の乳酸濃度が上昇することによって起こる疾患です。嘔吐や下痢、倦怠感などの初期症状から始まり、過呼吸や脱水、昏睡といった重篤な症状が引き起こされます。
乳酸アシドーシスは、メトホルミンを服用している患者の中でも年間10万人あたり数人程度に見られる極めてまれな副作用です。
とはいえ、一度発症すると死亡率は50%にも上るため、命に関わることもある深刻な副作用でもあります。
腎臓の機能が低下している人がメトホルミンを服用すると、乳酸アシドーシスを発症するリスクが高くなります。
乳酸アシドーシスを予防するためにも、メトホルミンを服用する前には腎機能の検査を受けておきましょう。
メトホルミンを長期的に服用すると、ビタミンB12欠乏症が起こる場合があります。
ビタミンB12欠乏症が起こると、貧血や神経障害などの健康障害が発生するリスクが高まります。
ダイエットのためにメトホルミンを服用する場合、おのずと服用期間が長期にわたります。
また、過度な食事制限によってビタミンの摂取が不十分になる可能性も考えられます。
メトホルミンをダイエットに活用する際は、サプリメントなどを使用してビタミンB12を積極的に摂取するといった対策が必要です。
メトホルミンを服用するタイミングは食後です。
1日2~3回に分けての服用が指定されていますので、朝晩、もしくは朝昼晩の食後に飲みましょう。
ダイエットにメトホルミンを使用する場合の用量は定められていません。
用量は医師の指示に従って決めるべきですが、目安として肥満治療にメトホルミンが用いられた際の投与量(海外臨床試験)を紹介します。
1日あたりのメトホルミンの投与量は、患者のBMIに応じて以下のように調整されました。
BMIの値 | メトホルミンの投与量 |
---|---|
30未満 | 1,500mg/日 |
30以上、35未満 | 2,000mg/日 |
35以上 | 2,500mg/日 |
※上記はあくまで目安です。メトホルミンの用量については医師に相談してください。
服用する際には、手元にある錠剤の規格を確認してください。例えば先発薬である「メトグルコ錠」であれば、250mgと500mgの2種類の規格が存在します。
仮に1日あたり1,500mgの服用量で使用する場合、250mg錠であれば6錠/日、500mg錠であれば3錠/日、といったように服用する錠数が変わってきます。
当サイトで扱っているメトホルミン製剤の「メトホル」「ビルダスマート」「テンランファインM」を購入された方の口コミのうち、ダイエットに関連した投稿を集めました。
食欲について悩んでいましたが、メトホルミンを飲むと食欲が収まってダイエットに本当に向いていると思います。続けて購入したい。
1年前に3ヵ月ほど医療ダイエットに通い、83.6kgあった体重を72.0kgまで落としました。 それ以来、メトホルミンを朝昼晩の毎食時に1錠ずつ服用し続け、73kg台を維持出来ていますので、おそらく効いていると思われます。 一度に購入する数量が多くなると単価がとても安くなるので、大助かりです。
半錠を食前に服用しています。飲み忘れた時は食直後に服用。2か月程で2キロ以上落ちました。が、会社等の血液検査に成分が出ているみたいで、飲んでるサプリや薬の申告を求められました。糖尿病では無いのですが、糖尿病の薬として用いられてますので、検査前は服用しないほうがいいのか、な…と思ってます。お薬自体は効果があるので続けるつもりです。
去年の10月くらいからダイエット目的として使っています。糖尿病の薬ですが、糖の取り込みを阻害するのでダイエットに使えます。効果は上々。甘いもの大好きでよく食べますが、食べても第十が余り増加しません。気になっていた血糖値にも効果があるので一石二鳥ですね。
糖尿病薬がダイエットに効くと聞きつけて購入して飲んでいます。現在、飲み始めてから2か月くらいですが、以前と変わらない生活をしているのに2キロストンと落ちました。気をよくしたので次は軽い食事制限と運動を取り入れながら服薬してみようと思ってます。
痩せるために購入して服用しています。半年利用して10キロ落とすことができました。とはいっても、薬だけ服用しているのではなく、食事制限と運動も一生懸命行いました。なので、いったい何が効いているの?という感じですが、以前、運動と食事制限をしていた時はこれほどスムーズに痩せなかったので、薬が効いているのだと思います。
ここまでメトホルミンのダイエット効果について紹介しました。
糖尿病治療薬として古くから用いられているメトホルミンですが、食欲を抑制したり、ブドウ糖を便から排出させたり、といったダイエット効果が期待できます。
海外の臨床試験では、6ヶ月間の治療で-5.8kgといった優れたダイエット効果も確認されています。
過度な運動や食事制限を行わずにダイエットできることから、病院の肥満外来でも人気の薬です。
ただし、病院でダイエットを目的にメトホルミンを処方してもらう場合、保険は適用されません。自由診療では全額自己負担になるため、費用が高額になってしまうこともあります。
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