フラジールは、トリコモナス症をはじめとした感染症の治療薬で、幅広い適応菌種があります。特にトリコモナスに対する有効性は96.4%という高い効果を示しています。有効成分にメトロニダゾールを使用しています。Abbott Laboratories(アボットラボラトリーズ)社より製造販売されています。仕入れルートの違いにより「500mg」はSanofi Aventis(サノフィ・アベンティス)社の製品となります。
フラジールのご購入について
商品名 |
Flagyl 200 & 400 Metronidazole Tablets I.P. / Flagyl 500mg Film Tablet |
内容量 |
15錠 / 20錠 |
有効成分 |
Metronidazole:メトロニダゾール 200mg & 400mg & 500mg |
販売元 |
Abbott Laboratories / Sanofi Aventis |
製造元 |
Abbott Laboratories / Sanofi Aventis |
在庫 |
あり |
発送元 |
台湾 |
受取先 |
ご自宅、郵便局留め |
納期 |
7日から14日前後(入金確認後) |
お支払方法 |
銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード決済、WebMoney決済 |
返品 |
返品不可。但し、誤送や明らかな破損の場合は7日以内の連絡で対応(※補償範囲と条件)。 |
医薬品 |
自己責任においてご使用ください。
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- フラジールを安心してご購入いただくための取り組み
- 偽物が混入しない安全な流通ルートを確保するために、以下の対策を徹底しております。
- (1) ご注文の取り次ぎ先となるサプライヤーが持つ医薬品の取り扱いライセンスを十分に吟味しております。
(2) 専門機関への成分鑑定依頼を定期的に行い、偽造品混入の予防に最大限努めております。
フラジールの特徴
フラジールは、メトロニダゾールを有効成分としたニトロイミダゾール系に分類される抗原虫剤の先発薬です。
日本国内では1961年に承認されて以降、50年以上にわたってトリコモナス治療の第一選択薬としてフラジールは使われ続けています。
フラジールには内服薬と腟錠が存在しますが、トリコモナス原虫の再出現率を抑えるには飲み薬がより効果的です。臨床試験において、フラジールの内服薬と腟錠でトリコモナス原虫の再出現率を検証したところ、フラジールの飲み薬を用いた治療では、トリコモナス原虫の再出現率が15%以上低いことがわかりました。
原虫再出現率は、トリコモナスの治療後に再び原虫がいることを示す数字ですので、低いほど良い結果となります。
フラジールの内服薬と膣錠のトリコモナス原虫の再出現率
薬剤 |
原虫の再出現率 |
フラジール内服薬 |
14.1% |
フラジール膣錠 |
29.3% |
トリコモナス原虫は腟内だけでなく、尿道にも拡がっていることがあります。膣錠でも膣内の原虫に対して抗菌および抗原虫作用を示しますが、フラジールの効果が十分に届かない場合があり、確実にトリコモナスを治療するには、全身に作用する内服薬が効果的に働きます。
フラジールはトリコモナスに対して96.4%の有効性があります。
腟トリコモナスによる感染症に対して、フラジールは極めて高い有効性を発揮します。
日本での承認時に行われた臨床試験によって、337名を対象にフラジールの効果が検証された際、96.4%(325/337件)に症状の改善がみられました。
トリコモナスを発症すると腟内の環境を良好に保つ善玉菌の働きが弱まってしまうため、他の病原菌からの感染に対して非常に無防備な状態になります。
このような状態では二次感染が起こりやすく、二次感染によって腟の炎症が悪化し、性器やおりものから悪臭がするなどの不快な症状を伴うようになります。
腟内の善玉菌の機能が衰えている中高齢者では、トリコモナス症の治療と並行して他の細菌に対する治療が必要となることも少なくありません。
フラジールは適応菌種の幅が広く、トリコモナス症の原因となるトリコモナス原虫に対してだけでなく、腟内で二次感染を起こしやすい嫌気性菌に対しても高い殺菌効果があります。
トリコモナスの治療と二次感染による悪化の予防を同時に行えるため、フラジールはトリコモナス症および嫌気性菌感染症の治療に用いられています。
フラジールは嫌気性菌感染症など幅広い適応を持ちます。
使用実態調査によると、感染性腸炎(偽膜性腸炎)で85.4%%、赤痢アメーバ症で94.3%、嫌気性菌感染症で72.4%というフラジールの有効率が確認されています。
フラジールは幅広い細菌に適応が認められていることから、細菌性腟炎の治療にも活用されています。
細菌性腟炎は非特異性腟炎とも呼ばれており、特定の病原微生物の感染ではなく膣内に常在している細菌が異常に増加して発症する疾患で、トリコモナス症と合併することもあります。トリコモナスと合併している細菌性腟炎に対して、フラジールは効果的な治療薬として使用されます。
フラジールの効果
- 効能・効果
- トリコモナス症、嫌気性菌感染症、感染性腸炎、細菌性腟症、ヘリコバクター・ピロリ感染症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症
- <適応菌種>
ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス・フラジリス、プレボテラ・ビビア、モビルンカス属、ガードネラ・バジナリス
フラジールは、トリコモナスをはじめとした原虫や菌類による感染症に対して治療効果のある抗原虫薬です。
フラジールの抗菌・抗原虫作用によって病原体を死滅させることで、トリコモナスによる性器のかゆみや痛み、おりものの異臭・増加、排尿痛などの不快な症状を改善します。フラジールはトリコモナスに対する治療効果と共に、他の病原菌による二次感染を予防する効果もあります。
トリコモナス以外にも、フラジールは細菌性腟炎や偽膜性腸炎、嫌気性菌感染症、赤痢アメーバ症など幅広い適応を持ちます。フラジールが殺菌効果を発揮する作用機序は独特であるため、一般的な抗生物質が効きにくい細菌や原虫に対しても有効に作用します。
フラジールの効果について
有効成分メトロニダゾールが原虫のDNAを切断することで殺菌します。
フラジールの有効成分メトロニダゾールは、トリコモナス原虫に取り込まれると酸化還元系によって還元反応を受けてニトロソ化合物(R-NO)という有機化合物に変化します。このニトロソ化合物が、トリコモナス原虫に対して殺菌作用を発揮します。
フラジールの成分メトロニダゾールが作用する過程で、ヒドロキシラジカルと呼ばれる活性酸素が生じます。ヒドロキシラジカルは、トリコモナス原虫のDNAを切断する作用を持ちます。生き物の生命活動に必須であるDNAが切断されることで、らせん構造のバランスが乱され、原虫を死滅させます。
メトロニダゾールが配合されている通販商品と成分について
フラジールの飲み方(用量・用法)
下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
トリコモナス症の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠
500mg錠の場合 … 1/2錠
(メトロニダゾールとして250mg) |
1日の服用回数 |
2回 |
服用する期間 |
10日間 |
感染性腸炎の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠
500mg錠の場合 … 1/2錠
(メトロニダゾールとして250mg) |
1日の服用回数 |
4回 |
服用する期間 |
10~14日間 |
ランブル鞭毛虫感染症の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 1錠と1/4錠
500mg錠の場合 … 1/2錠
(メトロニダゾールとして250mg) |
1日の服用回数 |
3回 |
服用する期間 |
5~7日間 |
細菌性腟症の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠
500mg錠の場合 … 1錠
(メトロニダゾールとして500mg) |
1日の服用回数 |
2回 |
服用する期間 |
7日間 |
アメーバ赤痢の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠
500mg錠の場合 … 1錠
(メトロニダゾールとして500mg) |
1日の服用回数 |
3回 |
服用する期間 |
10日間 |
嫌気性菌感染症の治療 用量・用法
1回の用量 |
200mg錠の場合 … 2錠と1/2錠
500mg錠の場合 … 1錠
(メトロニダゾールとして500mg) |
1日の服用回数 |
3~4回 |
フラジールの錠剤を分割して、用途に合わせて1回分の用量調整をしてください。
フラジールは必ず1回分の用量を守って、飲み忘れても2回分をまとめて飲まないでください。
症状が治まっても、治療に必要な服用期間を守ってフラジールを飲み続けてください。
フラジールの服用期間中はアルコールを控えてください。フラジールの有効成分がアルコールのアルデヒド脱水素酵素(お酒の毒素を分解する酵素)を阻害しますので、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させてしまい副作用の発生リスクが高まります。
飲みやすさの点では、500mg錠が他の規格よりも勝っています。フラジールは、基本的に250mgもしくは500mgの用量で服用します。500mg錠であれば、1錠で500mg、半錠で250mgの有効成分メトロニダゾールが摂取できます。200mg錠や400mg錠と比較すると用量の調節が簡単で飲みやすい規格となっています。
フラジールの飲み方について
フラジールの注意事項
禁忌
次に当てはまる方はフラジールを服用できません。
- メトロニダゾールに対する過敏症を起こした経験がある方
- 脳、脊髄に器質的疾患のある方(脳膿瘍を除く)
- 妊娠3ヵ月以内の女性
特に注意して使う必要がある人
次に当てはまる方はフラジールを使用する前に医師に相談してください。
- 血液疾患のある方
- 脳膿瘍の方
- コケイン症候群の方
- 血液透析を受けている方
- 肝機能障害のある方
- 妊娠3ヵ月を過ぎた女性
- 授乳婦
- 小児等
- 高齢者
- 基本的な注意事項
- 耐性菌の発現を防ぐため、疾病の治療上、必要最小限の期間の服用に留めましょう。
- 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるため、定期的な血液検査を受けましょう。
- 肝機能障害があらわれることがあるため、定期的な肝機能検査を受けましょう。
- フラジールの注意事項についての参考サイト
- 医療用医薬品 : フラジール (添付文書情報) - KEGG DRUG
- Who can and cannot take metronidazole - NHS
フラジールの相互作用
併用注意とはフラジールと飲み合わせの悪い薬です。併用すると(1)作用の減弱、(2)副作用の増強など、体に悪い影響がでるおそれがあります。注意しながら使うか、併用は避けることが望ましいでしょう。
併用禁忌とはフラジールと一緒に飲んではいけない薬です。該当する薬はありません。
- 併用禁忌
- なし
- 併用注意
- アルコール
- リトナビル含有製剤(内用液)
- ジスルフィラム
- ワルファリン
- リチウム
- ブスルファン
- 5-フルオロウラシル
- シクロスポリン
- フェノバルビタール
- フラジールの相互作用についての参考サイト
- 医療用医薬品 : フラジール(相互作用情報) - KEGG DRUG
- Metronidazole Interactions Checker - Drugs.com
フラジールの副作用
主な副作用は胃腸にまつわる症状です。副作用は少ないものの、血便、頻回の下痢、腹痛が続くようであれば、念のため医療機関で受診してください。
重い副作用はありませんが、大量または長期使用において、末梢神経障害や中枢神経障害が起こることがあります。
手足のしびれ、ピリピリ感、ふらつき、ろれつが回らないなどの症状がみられた場合は注意してください。
フラジールの副作用について
- 発症頻度:不明
- 発疹
- 舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常
- AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇
- Candida albicansの出現
- 暗赤色尿、発熱
- フラジールの副作用についての参考サイト
- インタビューフォーム F1_フラジール内服錠250mg - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PDF:1.18MB)
- Flagyl (Metronidazole): Side Effects - RxList
- フラジールの保管方法
- 光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。
- (1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。
フラジールのQ&A
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- フラジールは何の薬?
- フラジールは主に腟トリコモナス症や細菌性腟炎の治療に使われる抗生物質です。これらの感染症によるおりものの悪臭や腟のかゆみを改善します。日本では50年以上にわたり、トリコモナスの第一選択薬として活用されています。口臭の原因菌にも抗菌効果があり、口臭の改善ができます。他にも感染性腸炎、アメーバ赤痢、嫌気性菌感染症など様々な感染症に使われます。
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- フラジールの特徴は?
- 有効成分メトロニダゾールの特徴として、嫌気性菌や原虫の撃退に優れた効果を発揮します。トリコモナスのみならず細菌性腟炎に対しても治療ガイドラインで最も推奨されています。通常の抗菌薬が効果を示さない細菌や原虫を死滅させることができます。これらの抗原に取り込まれると、抗菌・抗原虫作用のある物質に変化し、活性酵素が細菌や原虫のDNAを切断します。
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- トリコモナス症に対するフラジールの効果は?どのくらいで治る?
- フラジールはトリコモナス症に対し、96.4%の高い有効性が臨床試験で証明されています。女性においては、トリコモナス症によるおりものの悪臭や腟のかゆみなどを緩和します。治療に要する期間は10日ですが、早ければ数日で症状が治まってきます。トリコモナス原虫は女性の月経血中で増殖することがあります。次回の月経以降に消失を確認して完治となります。
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- トリコモナス症に対するフラジールの飲み方は?
- トリコモナス症には1回250mgを1日2回、10日間飲み続けます。フラジールの500mg錠を半分に割ってお飲み下さい。治療期間中はタオルなどの共有を控え、トイレやお風呂にも注意しましょう。服用期間を終えて自覚症状がなくなったら、検査を受けて原虫の死滅を確認し、完了です。原虫が死滅していない場合は、1週間の間隔を空けて再び10日間飲みます。
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- 細菌性腟炎に対するフラジールの効果は?
- フラジールは細菌性腟症(細菌性腟炎)に対しても適応があり、治療効果が期待できます。7日間の服用により、細菌性腟炎によるおりものの増加や悪臭といった症状を緩和できます。細菌性腟炎は腟の常在菌が異常に増加して起こる炎症疾患で、トリコモナス症と併発することもあります。フラジールは細菌性腟炎の原因菌に対して幅広い抗菌作用があります。
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- 細菌性腟炎に対するフラジールの飲み方は?
- 細菌性腟炎には1回500mgを1日2回、7日間飲み続けます。500mg錠を1錠そのままお飲み下さい。食前・食後どちらでも構いません。服用間隔を一定に保ち、飲み忘れた場合は1回分とばしましょう。妊婦の方に対しては、副作用や体への影響が少ない膣錠が推奨されます。特に妊娠3ヵ月以内の女性は内服錠が使えませんのでご注意下さい。
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- 口臭に対するフラジールの効果は?
- 日本では適応がありませんが、口臭に対する効果は臨床試験で証明されています。試験では強い口臭を自覚した被験者にメトロニダゾール100mgが5日間投与されました。有効率において、薬効のない偽薬と比較検証が行われました。結果、偽薬の有効率は43.3%、メトロニダゾールの有効率は80.0%を確認。明確な差により、口臭への治療効果が実証されました。
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- 口臭に対するフラジールの飲み方は?
- 口臭に対する用法・用量は100mgを1日2回、5日間が目安です。日本で口臭は適応外となりますので、前記は臨床試験で採用された用法・用量を記載しています。200mg錠を半分に割り、朝夕の食後に半錠ずつお飲み下さい。注意点や飲み合わせなどは他の疾患の場合と同じです。口臭が改善されない場合や体に何らかの異常を感じた場合は、医師に相談しましょう。
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- フラジール服用中の飲酒や性交は?
- お酒は服用終了の3日後まで、性交は服用を終了して症状が完治するまで控えましょう。メトロニダゾールは、飲酒時に発生する有毒物質の分解を邪魔してしまいます。結果としてお酒に弱くなり、腹痛や嘔吐といった二日酔い症状が出やすくなります。服用期間中は、途中で症状が治まったとしても性交するべきではありません。抗原が減っても感染リスクがあるためです。
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- フラジールの副作用は?
- 主な副作用は吐き気、食欲不振、腹痛、下痢といった消化器症状です。他にも舌の上に見られる白いカス(舌苔)が増えます。これらはいずれも消化器や口内に常在する菌のバランスが急激に変化して起こります。他にもまれにカンジダ症やアレルギー症状による発疹が起こりえます。頻度は極めて低いですが、手足のしびれやふらつき等の神経症状も報告されています。
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- フラジールで注意すべき飲み合わせは?
- リトナビルの内服液を併用するとアルコールの摂取と同様の二日酔い症状が起こることがあります。ジスルフィラムを併用すると錯乱などの精神症状が出ることがあります。ワルファリン、リチウム、ブスルファン、5-フルオロウラシルは本剤によって作用が強まります。フェノバルビタールは本剤の作用を弱めます。これらの薬を服用中の方は事前に医師に相談しましょう。
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- フラジールはどこで買える?
- フラジールは処方薬なので、薬局やドラッグストア等の量販店で購入することはできません。同様に、Amazonや楽天などの通販サイトでも取り扱われていません。フラジールを購入する際は病院で診察を受けるか、海外から個人輸入をする必要があります。個人輸入代行サイトを利用すれば、医師の処方箋が無くともフラジールを通販から購入できます。
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- 腟トリコモナス症や細菌性膣炎を放置するとどうなる?自然に治る?
- 細菌性膣炎は自然に治る場合もありますが、腟トリコモナス症は自然治癒しません。これらを放置すると、細菌や原虫による炎症部位が広がっていき、骨盤内炎症性疾患を起こす可能性があります。子宮頸管炎・子宮内膜炎を経て卵管炎にまで発展すると、不妊症や早産・流産のリスクが高まります。放置によって他の感染症にもかかりやすくなるので、早めの治療が肝心です。