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シロドシンが配合されている通販商品

シロドシンの禁忌事項

下記に該当する方はシロドシンを使用しないでください。

  • シロドシンに対して過敏症をおこしたことがある

シロドシンでは発疹や蕁麻疹、顔面の腫れなど過敏症の副作用が報告されています。過去にシロドシンを服用して過敏症が出たことのある方では、再発の危険性が高いことから使用が禁じられています。

シロドシンの働きと効果

効能・効果
前立腺肥大症に伴う排尿障害
(1) 前立腺や膀胱の筋肉を弛緩させます。

一般名:シロドシン

前立腺肥大症の治療に使われる排尿障害治療剤です。
尿道への交感神経の働きを抑える作用をします。肥大化した前立腺の筋肉が緊張状態になることで尿道が圧迫される男性特有の排尿困難や頻尿といった排尿障害の症状改善に用いられます。

人間の排尿に関わる仕組みのひとつに、交感神経という神経の働きがあります。この交感神経が前立腺に対して必要以上に働きかけると、尿道を取り囲む前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿路が圧迫され狭くなります。α1受容体という特殊なタンパク質を介して行われる前立腺に対する交感神経の働きかけをシロドシンが遮断して尿路を広げます。シロドシンのような効果を発揮する排尿障害改善薬はα1受容体遮断薬と呼ばれています。

2006年に販売が開始されたシロドシンはα1受容体遮断薬の中で最も新しい薬です。従来の類似薬よりも前立腺の筋肉を弛緩させる効果が強いことで知られています。
前立腺の過剰な収縮を改善する効果が最も高いα1受容体遮断薬であるシロドシンは、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療において多く第一選択されています。

過活動膀胱既にタムスロシンなど他の類似薬を使用しても症状に十分な改善がみられなかった場合、第二選択的にシロドシンが用いられるケースもあります。

シロドシンが前立腺の筋肉を収縮させるアドレナリンを遮断します。

前立腺には、筋肉を収縮させる神経伝達物質(アドレナリン)を受け取るα1受容体という特殊なタンパク質があります。α1受容体は、前立腺だけでなく膀胱や血管にも存在し、A、B、Dと3つのタイプに分けられます。
血液中に取り込まれたシロドシンは、前立腺に多く分布しているAタイプ(α1A受容体)に結合します。
α1A受容体にシロドシンが結合することで、交感神経から放出されたアドレナリンが前立腺に受け渡される流れが遮断されます。

シロドシンの働きによりα1A受容体がアドレナリンを受け取れなくなると、過剰に収縮していた前立腺の筋肉が弛緩して、排尿がスムーズに行えるようになります。結果として膀胱に余分な尿が溜まりづらくなるため、残尿感や頻尿といった症状も併せて改善されます。

シロドシンの臨床成績では排尿障害の改善率にプラセボとの明確な差が確認されています。

前立腺肥大症を有する263名の患者を対象に行われた臨床試験*によって、シロドシンの排尿障害を解消する効果が確認されています。
シロドシン4mgカプセルと有効成分を含まない偽薬(プラセボ)による比較によって臨床試験は行われました。対象となる患者をグループ分けし、12週にわたって継続投与した後に症状が改善した患者の割合を比較するというものです。症状が改善しているかどうかは、前立腺肥大症の重症度を示す国際的な指標(IPSS)を元に検証されています。

臨床試験の結果、プラセボの改善率が31.5%(28/89)であったのに対して、シロドシンの改善率は、47.7%(83/174)となりました。シロドシンでは服用開始から1週間ほど自覚症状が改善し、重度の排尿障害が認められた患者の症状も改善しています。
プラセボよりも優位な結果が得られたことで、前立腺肥大症に伴う排尿障害に対するシロドシンの有効性が認められました。

※出典:リンク先、販売名:ユリーフ錠2mg/ユリーフ錠4mg/ユリーフOD錠2mg/ユリーフOD錠4mgのインタビューフォームを参照

ユリーフを先発薬とする前立腺肥大症の薬の有効成分として配合されています。

シロドシンが配合された前立腺肥大症の薬
先発薬:ユリーフ(キッセイ薬品)
後発薬:シロファスト(シプラ)

シロドシンの副作用

副作用
射精障害、口の渇き、下痢、軟便、めまい、ふらつき、鼻閉などが生じることがあります。
重大な副作用
失神、意識喪失、肝機能障害、黄疸。

以下はユリーフ錠のインタビューフォーム*に記載されていた副作用の発現率です。

副作用の症状発現数発現率
射精障害(逆行性射精など)150例17.2%
口渇50例5.7%
下痢35例4.0%
軟便34例3.9%
立ちくらみ31例3.6%
鼻閉29例3.3%
めまい23例2.6%
ふらつき22例2.5%
頭痛19例2.2%

シロドシンの副作用として射精障害(逆行性射精など)が報告されています。このような副作用は、筋肉の緊張が強力に抑制されるシロドシンの作用に起因します。
めまいや立ちくらみといった症状が副作用として報告されています。めまいや立ちくらみは起立性低血圧の代表的な症状で、まれにシロドシンが全身の血管を拡張させてしまうことで発症します。血管拡張に伴い、頭痛、眠気、口の渇き、下痢、軟便、鼻づまりといった症状もシロドシンの副作用として報告されています。

起立性低血圧のある患者、肝機能・腎機能に障害のある患者は、シロドシンの使用に適さないことがあります。また、PDE5阻害薬(ED治療薬)を服用している場合など、必ず医師に相談してください。

使用に注意が必要な人
<起立性低血圧のある患者>
起立性低血圧とは、起床時や立ち上がった時に急激な血圧低下によるめまいなどの症状が生じる自律神経症状です。シロドシンには末梢血管の収縮を妨げる作用があることから、低血圧が促されるおそれがあります。
<肝機能障害のある患者>
上記疾患に該当する場合、血中濃度の過度な上昇が生じる可能性があります。シロドシンが代謝を受けるのは肝臓です。肝代謝機能が低下している方では、血中からのシロドシンの消失が遅延するおそれがあります。
<腎機能障害のある患者>
上記疾患患者において、血中濃度の上昇が報告されています。腎機能正常者に比べて、シロドシンの最高血中濃度が3.1倍を示したとの臨床試験結果が得られています。
併用注意薬
<降圧剤>
高血圧症の治療に使われます。シロドシンと飲み合わせると、起立性低血圧が引き起こされるおそれがあります。降圧剤を服用中の患者では、立ち上がった時の血圧コントロールが低下している可能性があります。
<アゾール系抗真菌剤>
イトラコナゾールなど。
真菌症の治療に使われます。シロドシンの血中濃度が過度に上昇するおそれがあります。アゾール系抗真菌剤は、シロドシンの代謝に関わるCYP3A4を阻害します。
<PDE5阻害剤>
シルデナフィル、バルデナフィルなど。
EDなどの治療に使われます。低血圧が生じるおそれがあります。PDE5阻害剤の有する血管拡張作用がシロドシンのα遮断作用に付加されることで、降圧作用が増強される可能性があります。
シロドシンと関連する成分
タムスロシン
前立腺や膀胱の病変部位に選択的に効き目を発揮するα1受容体遮断薬です。アドレナリンとα1受容体の結合を阻害して排尿障害の症状を改善します。
アリルエストレノール
男性ホルモンの働きを妨げる抗アンドロゲン作用があり、前立腺の肥大化や排尿障害など、前立腺肥大症に伴う症状の改善および治療に有効性を発揮します。
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