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プレドニゾロンが配合されている通販商品

プレドニゾロンの禁忌事項

下記に該当する方はプレドニゾロンを使用しないでください。

プレドニゾロンを含んだ薬で過敏症(薬物アレルギー)を起こしたことがある

過敏症はプレドニゾロンに限らず、全ての医薬品において起こり得るアレルギー症状です。プレドニンなどプレドニゾロンを含んだ薬を飲んで過敏症を起こしたことがある方は、プレドニゾロンを使用できません。該当する方が再度プレドニゾロンを摂取すると、過敏症が重症化するおそれがあります。

プレドニゾロンは下記の薬と併用できません

デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)

男性における夜間多尿による夜間頻尿に使用している場合に禁忌となります。この薬をプレドニゾロンと併用すると、血液中のナトリウムが減少した状態(低ナトリウム血症)になることがあります。低ナトリウム血症では、倦怠感や食欲低下、頭痛、けいれんなどの症状が出ることがあります。

プレドニゾロンの働きと効果

効能・効果
内科・小児科領域、外科領域、整形外科領域、産婦人科領域、泌尿器科領域、皮膚科領域、耳鼻咽喉科領域、眼科領域の疾患における抗炎症剤または免疫抑制剤として
(1)炎症を鎮めたり、免疫反応を抑える働きがあります。
(2)重度のアレルギー症状や重い喘息、リウマチ、膠原病、ネフローゼ症候群など様々な病気の治療に広く使われます。

一般名:プレドニゾロン

プレドニゾロンは、炎症を抑えたり、免疫の働きを調整したりする「ステロイド内服薬」です。この薬には、炎症による腫れや痛みを和らげる作用(抗炎症作用)、免疫の過剰な働きを抑える作用(免疫抑制作用)、アレルギー反応を抑える作用(抗アレルギー作用)があります。
花粉症においては、抗ヒスタミン薬およびステロイド点鼻薬では効果が不十分な重症の場合に用いられます。

他にも喘息や痛風などの炎症疾患、膠原病(こうげんびょう)やリウマチ等の免疫疾患に幅広い適応があります。日本における適応疾患は100種類以上で、幅広い分野で処方されています(日本での先発薬はプレドニン)。

プレドニゾロンはステロイド内服薬の中でも、第一選択とされている薬です。薬の作用時間が適度に調整されており、長期間服用した後でも減薬(薬の量を減らすこと)や中止がしやすいという特徴があります。
ステロイド治療における減薬や服用中止は、ステロイド不足による離脱症状が起こりやすくなります。
プレドニゾロンは、離脱症状のリスクを軽減する安全性の高い薬です。

遺伝子に働きかけて炎症・アレルギー反応・免疫異常を抑える

プレドニゾロンは炎症や免疫に関与する遺伝子に働きかけ、それぞれの反応を抑えます。
経口摂取したプレドニゾロンは、細胞にあるグルココルチコイド受容体というタンパク質と結合します。プレドニゾロンと結合したグルココルチコイド受容体は細胞の中心部(細胞核)へと移動し、遺伝子と結合します。

グルココルチコイド受容体と結合した遺伝子は、遺伝情報のコピー(転写)を調整します。転写は体内で必要なタンパク質を作るための重要な過程です。転写の調整により、炎症反応や免疫反応を抑えるよう、遺伝情報が翻訳(細胞の活動を促す過程)されます。

炎症に関しては抗炎症作用のあるタンパク質や化学物質の合成を促します。これにより、アレルギー反応や炎症反応を引き起こすタンパク質(炎症性サイトカイン)を抑えます。
免疫に関しては、免疫細胞であるT細胞やB細胞の活性化を抑えます。これにより、免疫の過剰な反応を制御します。

プレドニゾロンが配合されている治療薬
先発薬(国内):プレドニン(塩野義製薬)
先発薬(海外):ワイゾロン(ファイザー)

プレドニゾロンの副作用

副作用
クッシング症候群様症状(顔に脂肪が沈着して丸顔になる症状)、血圧上昇、肥満、ニキビ、不眠、めまい、頭痛、脱毛、食欲不振、吐き気、下痢、便秘などが生じることがあります。
重大な副作用
誘発感染症、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血、膵炎、精神変調、うつ状態、痙攣(けいれん)、骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー、緑内障、後嚢白内障、中心性漿液性網脈絡膜症、多発性後極部網膜色素上皮症、血栓症、心筋梗塞、脳梗塞、動脈瘤、硬膜外脂肪腫、腱断裂、腫瘍崩壊症候群。

副作用の発症頻度

以下はプレドニンの添付文書(11. 副作用,医療用医薬品 : プレドニン,KEGG DRUG,[リンク])に記載されていた副作用の発現率です。

発症頻度:不明
過敏症 発疹
内分泌系 月経異常、クッシング症候群様症状
消化器 下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、腸管嚢胞様気腫症
循環器 血圧上昇、徐脈
呼吸器 縦隔気腫
精神神経系 多幸症、不眠、頭痛、めまい、易刺激性
筋・骨格 筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝 満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質 浮腫、低カリウム性アルカローシス
網膜障害、眼球突出
血液 白血球増多
皮膚 ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、脂肪織炎
その他 発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、尿路結石、創傷治癒障害、皮膚・結合組織の菲薄化・脆弱化

多く見られる副作用は、クッシング症候群による満月様顔貌(ムーンフェイス)です。クッシング症候群とは、ステロイドを摂取することによって脂肪の代謝に異常が生じる疾患です。特定の部位に脂肪がつきやすくなります。満月様顔貌は症状の一種で、顔に脂肪が沈着して丸顔になる状態です。
他にもまれに、ニキビ、不眠、頭痛、胃腸症状などが出ることがあります。

プレドニゾロンのようなステロイド製剤は、長期使用によって免疫力を低下させます。様々な感染症にかかりやすくなり、重症化すると命にかかわる場合もあります。感染症の他にも、重度の副作用が多数報告されています。服用期間中に何らかの異常を感じたら、医療機関を受診してください。

プレドニゾロンの使用上の注意点

この項目では、プレドニゾロンの使用に際して特に注意が必要な方や、併用に注意すべき薬について説明します。該当する方や併用薬がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。

使用に注意が必要な人

感染症、全身の真菌症、結核性疾患、単純疱疹性角膜炎の患者

免疫を抑える働きがあるため、症状が悪化することがあります。

消化性潰瘍の患者

損傷した部位を治療する組織(肉芽組織)に対し、増殖を抑える作用があります。このため潰瘍の治療(組織修復)に障害が出る恐れがあります。

精神病の患者

脳内の神経伝達物質(GABA、ドーパミン等)に影響を与え、症状が悪化することがあります。

後嚢(こうはつ)白内障の患者

症状が悪化することがあります。

緑内障の患者

眼圧が上がり、症状が悪化することがあります。

高血圧症の患者、電解質異常のある患者

電解質(ナトリウムやカリウムなど)の代謝を促す働きがあるため、もともと電解質の異常を有している患者では症状が悪化することがあります。

血栓症の患者

血液を固まりやすくする働きがあり、血栓(血のかたまり)ができやすくなるため、症状が悪化することがあります。

最近行った内臓の手術創(傷)のある患者

傷の治りが遅くなることがあります。

急性心筋梗塞を起こした患者

心臓の壁が損傷し、破れてしまう疾患(心破裂)を起こしたとの報告があります。

糖尿病の患者

体内で糖を生成する作用等により血糖が上昇し、糖尿病が悪化することがあります。

骨粗鬆症の患者

タンパク質を分解する作用等により、骨粗鬆症が悪化することがあります。

甲状腺機能低下のある患者

該当する患者では薬が通常よりも長く体内にとどまるとの報告があり、副作用があらわれる恐れがあります。

脂肪肝の患者

脂肪の移動や分解のバランスに影響を及ぼすことで、肝臓に脂肪がたまりやすくなり、脂肪肝が悪化する恐れがあります。

脂肪塞栓症(しぼうそくせんしょう)の患者

大量服用により脂肪塞栓症(血管の中に脂肪のかたまりが流れ込んで血流を妨げる疾患)が起こるとの報告があり、症状が悪化する恐れがあります。

重症筋無力症の患者

服用初期、一時的に症状が悪化する恐れがあります。

B型肝炎ウイルスに持続感染している方または過去に感染したことがある方

B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがあります。服用に当たっては医師が定期的に肝臓の検査を行い、B型肝炎の発症リスクに注意を払う必要があります。なお、投与開始前にB型肝炎ウイルスが陰性だった患者において、B型肝炎を発症した症例が報告されています。

腎不全の患者

プレドニゾロンが体から排泄されるのが遅延する場合があります。そのため、薬の成分が体内に蓄積して副作用が生じるおそれがあります。

肝硬変の患者

肝臓は薬を排出しやすい状態に変化させる働きがあります。肝臓の機能が低下している患者では、薬の濃度が高い状態が持続して副作用が出やすくなります。

妊婦

妊婦または妊娠の可能性がある女性は、医師が投与の可否を慎重に判断する必要があります。動物試験では胎児の奇形作用が報告されており、新生児に副腎不全を起こすことがあります。

授乳婦

授乳は安全性や母乳のメリットなどを踏まえ、医師が可否を判断する必要があります。母乳中に移行する可能性があります。

小児等

成長の遅れや、頭の内部の圧力が上がる症状、高血圧による脳の異常が起こることがあります。

高齢者

長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢(こうはつ)白内障、緑内障等の副作用があらわれやすくなります。

併用に注意が必要な薬

フェノバルビタール、フェニトイン、リファンピシン

フェノバルビタールとフェニトインは、てんかんの発作を抑える薬で、リファンピシンは抗菌薬です。これらの薬は、本剤を代謝する酵素の働きを強めるため、本剤が通常よりも早く代謝され、体の外へ排出されやすくなります。結果として本剤の血中濃度が下がり、効果が弱まる恐れがあります。

サリチル酸誘導体
  • アスピリン
  • アスピリンダイアルミネート
  • サザピリン等

アスピリンとサザピリンは消炎鎮痛剤、アスピリンダイアルミネートは血管の通りを良くする薬です。サリチル酸誘導体は本剤によって代謝が促され、血中濃度が下がります。しかし、併用している状態で本剤の量を減らすと、代謝が遅くなり、血中の薬の濃度が急に上昇し、サリチル酸中毒を引き起こすことがあると報告されています。

ワルファリンカリウム(抗凝血剤)

血栓塞栓症(けっせんそくせんしょう)の治療に使用される薬です。本剤には血液を固まりやすくする作用があり、抗凝血剤の作用を弱めることが報告されています。

糖尿病用薬
  • ビグアナイド系薬剤
  • スルホニルウレア剤
  • 速効型インスリン分泌促進剤
  • α-グルコシダーゼ阻害剤
  • チアゾリジン系薬剤
  • DPP-4阻害剤
  • GLP-1受容体作動薬
  • SGLT2阻害剤
  • インスリン製剤等

食事療法および運動療法だけでは十分に血糖値をコントロールできない糖尿病の治療に使用される薬です。本剤は肝臓で糖を作る働きを強め、筋肉や脂肪組織での糖の利用を抑えます。糖尿病用薬、インスリン製剤等の効果を弱めることが報告されています。

利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)
  • フロセミド
  • アセタゾラミド
  • トリクロルメチアジド等

高血圧症やむくみ等の治療に使用される薬です。本剤は腎臓におけるカリウムの排泄を促します。利尿剤との併用によって血液中のカリウムが過剰に低下する「低カリウム血症」があらわれることがあります。

アルファカルシドール等(活性型ビタミンD3製剤)

骨粗鬆症やビタミンD欠乏症の治療に使用される薬です。作用の仕組みははっきり分かっていませんが、本剤との併用によって尿にカルシウムが多く排出される(高カルシウム尿症)ことや、尿路結石があらわれることがあります。

シクロスポリン

自己免疫疾患の治療に使用される薬です。ステロイド剤はシクロスポリンの代謝を抑えます。他のステロイド剤の大量投与で、シクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があります。

非脱分極性筋弛緩剤
  • パンクロニウム臭化物
  • ベクロニウム臭化物

ともに手術時に麻酔薬と併用される薬です。作用の仕組みははっきり分かっていませんが、筋肉を緩める効果(筋弛緩作用)が減弱または増強するとの報告があります。

キノロン系抗菌剤
  • レボフロキサシン水和物
  • メシル酸ガレノキサシン水和物等

ともに様々な細菌感染症の治療に使用される薬です。作用の仕組みははっきり分かっていませんが、併用によって筋肉と骨をつなぐ腱(けん)に炎症や損傷が生じるリスクを増加させるとの報告があります。

CYP3A4阻害剤
  • コビシスタット含有製剤
  • リトナビル含有製剤
  • エリスロマイシン等

コビシスタット含有製剤およびリトナビル含有製剤はHIV感染症の治療に使用される薬です。エリスロマイシンは様々な細菌感染症の治療に使用される薬です。これらの薬は本剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる可能性があります。

プレドニゾロンと関連する成分
フルチカゾンフランカルボン酸エステル
花粉症などのアレルギー性鼻炎を治療するステロイド点鼻薬です。鼻づまりに対して最も推奨されている薬です。鼻腔内にピンポイントで働きかけて眠気を防ぎ、鼻炎症状を緩和します。
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