リベルサスは、2型糖尿病の治療に用いられる内服タイプのGLP-1受容体作動薬です。血糖値が高い場合にのみインスリンの分泌を促し、低血糖のリスクを抑えて血糖値をコントロールします。食欲を抑える働きがあり、減量効果も期待できます。美容医療においては、注射不要で手軽にGLP-1ダイエットができる痩せ薬として人気があります。NovoNordisk(ノボノルディスク)社より製造販売されています。
リベルサスの成分容量選択ガイド
リベルサスは、服用開始からの期間と効果に応じて用量を調節するのが一般的です。ご購入の際は、以下の内容を参考に選択してください。
- 3mg:リベルサスを初めて服用する方(服用開始から1か月間)
- 7mg:リベルサスを1ヶ月以上服用している方
- 14mg:7mgでは効果が不十分な方
リベルサスのご購入について
商品名 |
Rybelsus 7mg / Semaglutide Tablets |
内容量 |
10錠 |
有効成分 |
Semaglutide / セマグルチド(遺伝子組換え) 3mg & 7mg & 14mg |
販売元 |
Novo Nordisk A/S |
製造元 |
Novo Nordisk A/S |
在庫 |
あり |
発送元 |
台湾 |
受取先 |
ご自宅、郵便局留め |
納期 |
7日から14日前後(入金確認後) |
お支払方法 |
銀行振込、コンビニ決済、クレジットカード決済、WebMoney決済 |
返品 |
返品不可。但し、誤送や明らかな破損の場合は7日以内の連絡で対応(※補償範囲と条件)。 |
医薬品 |
自己責任においてご使用ください。
|
- リベルサスを安心してご購入いただくための取り組み
- 偽物が混入しない安全な流通ルートを確保するために、以下の対策を徹底しております。
- (1) ご注文の取り次ぎ先となるサプライヤーが持つ医薬品の取り扱いライセンスを十分に吟味しております。
(2) 専門機関への成分鑑定依頼を定期的に行い、偽造品混入の予防に最大限努めております。
リベルサスの特徴
リベルサスは、2型糖尿病の治療および医療ダイエットに使用される薬です。主成分はセマグルチドで、GLP-1受容体作動薬に分類されます。セマグルチドは体内で自然に生成されるホルモン、GLP-1と同様の働きをします。
GLP-1はインスリンの分泌を調節し、血糖値を正常に保つ役割を果たします。また、胃腸の機能を調整し、食欲を抑える効果もあります。リベルサスによりGLP-1を補うことで、2型糖尿病患者の血糖値管理が改善され、肥満の改善にも寄与します。
新しい経口タイプのGLP-1受容体作動薬
リベルサスは、経口での服用が可能となった、初めてのGLP-1受容体作動薬です。従来の皮下注射タイプであるオゼンピックと同等の効果が期待されています。
これまで、経口タイプのGLP-1受容体作動薬の製造は困難とされてきましたが、最新技術の導入により、2020年にリベルサスが初めて製造・販売されました。注射が苦手な方でも使用できる点で注目されています。
2型糖尿病への治療効果を示す臨床データ
2型糖尿病に対するリベルサスの有効性は、日本で行われた臨床試験で証明されています。(17.1.2 単独療法:プラセボ対照二重盲検比較試験(第III相国際共同試験), 医療用医薬品:リベルサス, 添付文書情報, [リンク])
この試験は、食事療法および運動療法で血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者703名を対象に実施されました。試験では以下の治療群に無作為に割り付けられました。
- 本剤3mg群(175例、日本人29例)
- 本剤7mg群(175例、日本人29例)
- 本剤14mg群(175例、日本人28例)
- プラセボ群(178例、日本人30例)
各群は1日1回の投与を26週間続けました。投与は3mgから開始し、4週間ごとに用量を増やして7mgおよび14mgに達するように設定されました。薬は空腹状態で、その日の最初の食事の30分以上前にコップ半分以下の水と共に経口投与されました。
臨床試験では、糖尿病の診断に用いられる指標であるHbA1c(ヘモグロビンA1c)の変化量が測定されました。
HbA1cとは
HbA1c(ヘモグロビンA1c)は、過去1~2か月の平均的な血糖値を反映する指標です。血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンとブドウ糖が結びついたもので、血糖値が高い期間が長ければ長いほど、この値が高くなります。糖尿病の管理において、血糖コントロールの状態を把握するための重要な指標となっています。
HbA1cの変化量(26週)
成分名 |
ベースライン |
変化量 |
vs. プラセボ |
プラセボ(偽薬) |
7.9±0.7% |
-0.3±1.2% |
- |
セマグルチド3mg |
7.9±0.7% |
-0.9±1.2% |
-0.6% |
セマグルチド7mg |
8.0±0.6% |
-1.3±1.0% |
-0.9% |
セマグルチド14mg |
8.0±0.7% |
-1.5±1.0% |
-1.1% |
セマグルチドは、いずれの投与量においてもプラセボより顕著にHbA1cの改善が見られました。2型糖尿病において、リベルサスが血糖値をコントロールする効果が明示されています。
飲むだけでGLP-1ダイエットができる痩せ薬としても人気
リベルサスは本来の適応外使用として、ダイエット医薬品としても人気があります。
美容外科で行われる自由診療の医療ダイエットは、「楽に痩せられる」「リバウンドしにくい」といった特徴で注目を集めています。中でも、リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬を使用するGLP-1ダイエットが代表的です。
GLP-1ダイエットは、脂肪の燃焼を促進し、体質を改善することで、無理なく自然に痩せることができるというメリットがあります。ダイエット注射とも呼ばれ、リベルサス以外は皮下注射型の薬が使用されます。
飲むだけで手軽にGLP-1ダイエットができる薬として、リベルサスは減量目的でも高い人気を誇っています。
減量効果を示す臨床データ
前述したセマグルチドの臨床試験では、体重変化量の測定も行われています。(17.1.2 単独療法:プラセボ対照二重盲検比較試験(第III相国際共同試験), 医療用医薬品:リベルサス, 添付文書情報, [リンク])
体重の変化量(26週)
成分名 |
ベースライン |
変化量 |
vs. プラセボ |
プラセボ(偽薬) |
88.6kg |
-1.4±3.5kg |
- |
セマグルチド3mg |
86.9kg |
-1.5±3.3kg |
0.1kg減量 |
セマグルチド7mg |
89.0kg |
-2.6±4.1kg |
1.2kg減量 |
セマグルチド14mg |
88.1kg |
-4.0±4.2kg |
2.6kg減量 |
セマグルチド3mgにおいてはプラセボとほとんど変わりなかったものの、7mgおよび14mgでは顕著に体重が減少しました。最も改善した14mgにおいては、26週(半年間)で平均2.6kgの減量ができることを証明しています。
- リベルサスの特徴についての参考サイト
- 医療用医薬品 : リベルサス (臨床成績) - KEGG DRUG
- リベルサス® TOP | MSD Connect
リベルサスの効果
- 効能・効果
- 2型糖尿病
- (1) 食事療法および運動療法で十分な効果が得られなかった場合に有効です。
リベルサスは、消化管ホルモンであるGLP-1と同様に作用します。
血糖値が上昇すると膵臓からインスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる効果があります。また、状況に応じて適切に血糖値をコントロールするため、低血糖のリスクは低いとされています。
さらに、GLP-1は消化速度を遅くして空腹感を防ぎ、食欲を抑制します。このため、リベルサスには減量効果もあり、ダイエットにも有用です。
リベルサスを服用すると食欲が低下し、早ければ3ヶ月ほどで減量効果を実感できることが期待されます。
3つの働きで血糖値をコントロールし食欲を抑制
リベルサスの有効成分セマグルチドは、膵臓の細胞にあるGLP-1受容体と結合します。GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事によって血糖値が上がった際に小腸や脳で分泌される消化管ホルモンです。セマグルチドはGLP-1と同等の働きを持ち、受容体と結合することで、その機能を活性化します。
受容体が活性化されると、以下の3つの働きをします。
- インスリンやグルカゴンの分泌をコントロールし、血糖値を正常化する
- 消化管のぜん動運動を抑えて、食べ物が消化される速度を遅くする
- 摂食をコントロールする脳の視床下部に作用し、満腹感を促す
これにより、食後の血糖値の急上昇や空腹感を防ぎます。同時に、少量の食事でも満腹感を得られるため、自然に食欲が軽減されます。
リベルサスのダイエット効果について
リベルサスの飲み方(用量・用法)
下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。
用量・用法
1回の用量 |
開始用量 … 3mg
維持用量 … 7~14mg |
1日の服用回数 |
1回 |
リベルサスは副作用が出やすいため、少量から服用を開始します。開始用量として、1回3mgを1日1回飲みます。ダイエット目的で服用する場合も、同様に3mgからスタートしましょう。
まずは3mgを4週間以上継続し、効果や副作用の有無を確認します。少量でも食欲の抑制などの効果が実感できている場合は、そのままの量を続けることが推奨されます。
4週間以上経過し、体調に問題がなければ、7mgに増量することができます。同様に、7mgを4週間以上継続して服用し、問題がなければ14mgに増量できます。
14mgに増量する場合は、必ず14mg錠を使用してください。7mg錠を2錠飲むと吸収効率が低下します。また、錠剤は分割したり噛み砕いたりせずに服用してください。
服用にあたって気をつけるべきこと
リベルサスは、服用タイミングや一緒に飲む水の量が細かく決められています。以下の点に注意して服用してください。
1. 服用タイミング
起床後、食事や飲水をする前に服用してください。服用後、少なくとも30分間は飲食や他の薬の内服を避けてください。
2. 水の量
少量(120ml以下)の水で服用してください。コーヒーや牛乳など、水以外の飲み物は使用しないでください。これはリベルサスの錠剤が吸収されにくい性質を持つためです。最も吸収効率の良い状態で飲まなければ、効き目が低下します。
3. 飲み忘れ
飲み忘れた場合は、その回の分を飛ばして翌日に1回分を飲んでください。決して1度に2回分を飲まないでください。
4. ダイエット目的での使用
ダイエット目的で使用する場合、服用をやめるとリバウンドしやすくなるため、食生活に注意しましょう。
他の痩せ薬との併用に関して
リベルサスは、他の糖尿病治療薬や痩せ薬と併用することができます。併用が可能な糖尿病治療薬には、ビグアナイド薬やSGLT2阻害薬があります。これらの薬はリベルサスと作用機序が異なり、相互に影響を与えることなく効果を発揮します。
併用可能な薬剤
- ビグアナイド薬: メトホルミン(商品名: メトホル)など
- SGLT2阻害薬: ダパグリフロジン(商品名: フォシーガ)など
- 脂肪吸収阻害薬: オルリスタット(商品名: ゼニカル)など
一方で、併用に適さない糖尿病治療薬も存在します。DPP-4阻害薬と併用すると、血糖降下作用が強まり低血糖を引き起こす恐れがあります。
併用に注意が必要な薬剤
- DPP-4阻害薬: テネリグリプチン(商品名: テネリア)など
リベルサスを使用する際には、医師に相談し、適切な併用薬を選択することが重要です。
リベルサスの飲み方について
リベルサスの注意事項
禁忌
次に当てはまる方はリベルサスを服用できません。
- セマグルチドに対して過敏症の既往歴のある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の方
- 重症感染症、手術等の緊急の場合
特に注意して使う必要がある人
次に当てはまる方はリベルサスを服用する前に医師に相談してください。
- 過去に膵炎(すいえん)にかかったことのある方
- 重い胃不全麻痺など重度の胃腸障害のある方
- 低血糖を起こしやすい方(脳下垂体機能に異常がある、副腎機能に異常がある、栄養状態が悪い、飢餓状態、食事が不規則、食事が十分に摂れていない、衰弱している、激しい筋肉運動をしている、飲酒量の多い)
- 胃の摘出手術を受けた方
- 妊婦または妊娠している可能性のある方、2ヵ月以内に妊娠を予定する方
- 授乳中の方
- 高齢者
- 基本的な注意事項
- まれに低血糖症状が起こる場合があります。脱力感や倦怠感、冷や汗や強い空腹感といった症状が出た場合は糖分を含んだ食べ物を摂ってください。α-グルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、セイブル、ベイスン)を併用している場合はブドウ糖を摂取してください。低血糖症状がひどいと意識を失う可能性もあります。インスリン製剤やスルホニルウレア剤を併用するときは必ず同居者に知らせてください。
- 自動車での運転中や高所での作業中などは、低血糖症状が思わぬ事故の原因になります。 危険をともなう作業は、特にご注意ください。
- リベルサスを3~4ヶ月服用しても十分な効果が得られない場合は、使用を中止して医師に相談しましょう。
- リベルサスは使用を中止した後も作用が持続する性質があります。引き続き副作用や低血糖症状に気をつけてください。何らかの異常を感じたら医師に相談しましょう。
- 嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛は急性膵炎の疑いがあります。これらの症状が出たら、使用を中止して速やかに医療機関を受診してください。また、嘔吐や下痢によって脱水をくり返すと、急性腎障害が起こる可能性があります。他にも胃腸の症状が出た場合はこれらのリスクを考慮し、必要に応じて医師に相談してください。
- 甲状腺関連の症状として首に硬いしこりが出ることがあります。また、血糖コントロールが急激に改善することで、糖尿病網膜症が顕在化もしくは悪化する可能性があります。専門医の治療が必要なこともありますので、疑わしい場合は医師に相談してください。
- 妊婦や妊娠の可能性がある女性、2ヶ月以内に妊娠予定の女性は、使用に適していません。該当する場合はインスリン治療が適切であるため、使用せず医師に相談してください。
- 授乳婦の方は、使用前に医師に相談してください。
- リベルサスと他のセマグルチド製剤(ウゴービ等)は併用しないでください。
- リベルサスの注意事項についての参考サイト
- 医療用医薬品 : リベルサス (添付文書情報) - KEGG DRUG
リベルサスの相互作用
併用注意とはリベルサスと飲み合わせの悪い薬です。併用すると(1)作用の減弱、(2)副作用の増強など、体に悪い影響がでるおそれがあります。注意しながら使うか、併用は避けることが望ましいでしょう。
併用禁忌とはリベルサスと一緒に飲んではいけない薬です。該当する薬はありません。
- 併用禁忌
- なし
- 併用注意
- 糖尿病用薬(ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤等)
- レボチロキシン製剤
- リベルサスの相互作用についての参考サイト
- 医療用医薬品 : リベルサス (相互作用情報) - KEGG DRUG
- Semaglutide Interactions Checker - Drugs.com
リベルサスの副作用
リベルサスの主な副作用は、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状です。主成分のセマグルチドは膵臓に働きかけるため、膵臓への負担が大きくなります。膵臓の状態が悪化すると、近接する胃腸に副作用が起こりやすくなります。
一般的な副作用
重篤な副作用
まれに以下のような重い副作用が発生することがあります。
リベルサスは服用を中止しても作用が持続するため、注意が必要です。症状がひどい場合や長く続く場合は、直ちに医師に相談してください。
リベルサスの副作用について
- 発症頻度:5%以上
- 悪心(10.8%)
- 下痢(6.2%)
- 発症頻度:1~5%未満
- 便秘(4.3%)
- 嘔吐(4.3%)
- 腹部不快感(2.4%)
- 腹痛(1.9%)
- 消化不良(1.9%)
- 上腹部痛(1.7%)
- リパーゼ増加(1.7%)
- 腹部膨満(1.6%)
- 胃食道逆流性疾患(1.5%)
- 糖尿病網膜症(1.3%)
- 頭痛(1.2%)
- 発症頻度: 0.5~1%未満
- 浮動性めまい、味覚異常
- 鼓腸、胃炎、おくび
- 疲労、無力症
- 体重減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、アミラーゼ増加
- 発症頻度: 不明
- 過敏症(発疹、じん麻疹等)
- 心拍数増加
- 胃排出遅延
- 胆石症
- リベルサスの副作用についての参考サイト
- インタビューフォーム リベルサス錠 - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PDF:2.65MB)
- Rybelsus (Semaglutide Tablets): Uses, Dosage, Side Effects - RxList
- リベルサスの保管方法
- 光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。
- (1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。
リベルサスのQ&A
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- リベルサスはどんな効果がある?
- GLP-1受容体作動薬に分類される薬で、血糖コントロール効果に加えてダイエット効果も期待できます。適度にインスリンの分泌を促し、低血糖にならない程度に血糖値を下げます。脳や腸に働きかけて食欲を抑え、食事制限を楽に行えるようサポートします。本来の適応は2型糖尿病のみですが、無理なく痩せられるGLP-1ダイエットの薬として高い人気があります。
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- リベルサスで何キロぐらい痩せる?
- 日本で行われたリベルサスの臨床試験では、14mgの26週間の投与により、平均2.4kgの体重減少が認められています。同試験では3mgで0.5kg、7mgで1.0kgの減量となりました。他の臨床試験では26週間の投与によって、14mgで最大4.4kgの減量を確認。同様に7mgで2.4kg、3mgで1.5kgの最大減少量となりました。
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- リベルサスはどれくらいの期間で痩せる?
- リベルサスで痩せるのに要する期間は、臨床データがある半年(26週)後が目安です。人によっては、早ければ1ヶ月以内にkg単位での減量も可能です。トレーニングなどの運動を一緒に行えば、より効率的に早く痩せられます。リベルサスの服用のみでは、減量に時間がかかる場合があります。なかなか痩せない時は、他の痩せ薬を併用することで効果が期待できます。
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- リベルサスはなぜ痩せる?
- 血糖値や食欲に関与するGLP-1というホルモンと同等の働きをして減量効果を発揮します。GLP-1の主な働きは3つ。血糖値が上がった時にのみインスリンを分泌し、血糖コントロールをします。脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑えます。腸の運動を抑えて食べ物を長く腸内にとどまらせ、空腹を防ぎます。血糖値が下がり、自然に食事量が減って痩せられるのです。
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- リベルサスとサクセンダの違いは?どちらが痩せる?
- 厳密な比較データはありませんが、同じGLP-1受容体作動薬ですので、体重減少量に大きな差はないと考えられます。リベルサスは毎日の内服、サクセンダは週1回の皮下注射を自分で行います。実際の使用感は個人差が出るので、どちらが良いかは人によって異なります。リベルサスは通販で個人輸入ができますが、サクセンダは自由診療クリニックでの処方のみです。
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- リベルサスダイエットの飲み方は?
- ダイエット目的での使用は適応外ですので明確な決まりはありませんが、1日3mgから飲み始めましょう。1日のうちで最初の飲食の前(起床時など)に、1錠をコップ半分(120ml)の水で飲みます。服用後、30分間は飲食や他の薬の服用を避けてください。体調に問題がなければ、4週間ごとに7mg、14mgと増量できます。
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- リベルサスを空腹時に少量の水で飲むのはなぜ?
- リベルサスは、胃が空っぽの状態で飲まなければ、効き目が十分に発揮できなくなります。有効成分のセマグルチドは、胃の中に少しでも食べ物や飲み物があると吸収が低下する性質があります。このため、一緒に飲む水の量も最低限に設定されています。水以外の飲み物は、吸収効率を下げるおそれがあるため使用できません。
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- リベルサスを飲む際に水の量が決まっているのはなぜ?
- 薬を適切に吸収させるためです。リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、胃腸で分解されてしまうため、そのままだと適切に吸収されません。そこで吸収促進剤として、SNAC(サルカプロザートナトリウム)という薬が配合されています。このSNACは、濃度によって吸収に影響をおよぼします。SNACが適切な濃度となる水の量、それが120mlなのです。
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- リベルサスを飲む時に守るべきことは?
- コーヒーやお茶、服薬ゼリーなど、水以外での服用はおやめください。錠剤は服用直前にシートから取り出しましょう。錠剤を分割したり噛み砕いたり粉砕したりしないでください。飲み忘れた場合、その日は飲まず翌日に1錠飲みましょう。1度に2錠飲まないでください。まれに低血糖が起こる場合があります。空腹感や発汗、手足の震えなどが出たら糖分を摂りましょう。
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- リベルサスを飲んだ後に二度寝してもいい?
- リベルサス服用後の二度寝は基本的に問題ありませんが、ごくまれに起こりうる低血糖には注意が必要です。睡眠中に低血糖が起こると、悪夢や歯ぎしり、寝汗といった症状がでることがあります。目が覚めないまま低血糖が重症化すると、昏睡状態になって起きられなくなる危険性もあります。リベルサスを飲んだ後は、できるだけ二度寝を避けた方が良いでしょう。
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- リベルサスのシートを縦に切れないのはなぜ?
- シートを縦に切ってはいけないのは、錠剤の質を保つためです。リベルサスの錠剤は光や湿気に弱いので、完全に密閉した状態で保存しなければなりません。縦に切ったり丸く切ったりして、ミシン目以外を切ってしまうと、密封性が保てなくなります。すると錠剤の質が低下し、薬としての効果が得られなくなります。シートは必ずミシン目にそって切るようにしましょう。
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- メトホルミンなどの痩せ薬と併用できる?
- リベルサスは単剤でも減量効果がありますが、別タイプの痩せ薬と併用することで効果を上乗せできます。相性が良いのはビグアナイド薬のメトホルミンやSGLT2阻害薬のフォシーガなどです。このうちメトホルミンは、併用に関する臨床データもあります。海外の臨床試験では、26週間の併用投与で3.8kgと単剤よりも優れた減量効果が認められました。
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- リベルサスの副作用は?
- 主な副作用は吐き気、下痢、嘔吐、腹痛・腹部不快感、消化不良、胃食道逆流症などの胃腸障害です。臨床試験では、1~11%の頻度でこれらの症状がみられました。次いで頭痛やめまい、味覚障害、リパーゼ(消化酵素)の増加が2%未満の頻度で認められています。まれに低血糖の症状として無力感や疲労、頻脈などが1%未満の頻度で起こりえます。
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- リベルサスの吐き気や下痢はいつまで続く?原因や対策は?
- リベルサスの服用による吐き気や下痢といった胃腸障害は、多くの場合2~3週間ほどで軽減してきます。吐き気が起こるのは、リベルサスが食事の消化を遅らせて胃に長くとどまらせているためです。下痢が起こるのは、リベルサスの服用初期に作用が強く出過ぎるためです。吐き気止めや下痢止めとの飲み合わせは大丈夫なので、対策としてこれらの頓服薬を併用できます。
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- リベルサスを飲み続けるとどうなる?危険性は?
- 長期服用における危険性は低い薬ですが、膵臓や肝臓に影響が出る可能性があります。セマグルチドは膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促し、肝臓で代謝されます。これらの臓器はリベルサスを服用している間、少なからず負担がかかります。頻度不明で極めてまれですが、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸の副作用も報告されています。
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- リベルサスの使用注意や禁忌は?
- 過去にセマグルチド製剤で過敏症を起こしたことがある方は使用できません。糖尿病性ケトアシドーシスや1型糖尿病などインスリン製剤による治療が必要な方も禁忌となります。他の糖尿病治療薬と併用すると低血糖を起こしやすくなります。めまいが出ることがあるので、車の運転や高所での作業などはご注意ください。服用して体に異常を感じたら医師に相談しましょう。
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- リベルサスにジェネリックはある?
- 2023年4月現在、リベルサスのジェネリックは認可されていません。リベルサスは2019年にFDAで承認された新しい薬です。新薬の特許を出願してから20年間は、他の製薬会社がジェネリックを製造することはできません。同一成分で内服タイプの代替薬もありません。日本のみならず海外でも、セマグルチドの内服薬は先発薬のリベルサスのみです。
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- リベルサスはどこで買える?
- 2型糖尿病の治療であれば内科や糖尿病内科、ダイエット目的であれば美容外科などの自由診療クリニックで処方してもらえます。処方薬ですので、薬局やドラッグストアなどの店舗、Amazonや楽天などの通販サイトでは買えません。通販でお求めの場合は、当サイトのような医薬品の個人輸入代行サービスで海外製のリベルサスを購入できます。
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- リベルサスは保険がきく?保険適用だといくら?
- リベルサスは糖尿病治療であれば保険がききますが、肥満治療に対しては保険適用外となります。リベルサスの1錠あたりの薬価は、3mg錠が約140円、7mg錠が約326円、14mg錠が約489円です。保険適用(3割負担)の場合、それぞれ約42円、約98円、約147円となります。ダイエット目的だと自由診療となり、価格はクリニックによって異なります。