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トレチノインが配合されている通販商品

トレチノインの禁忌事項

下記に該当する方はトレチノインを使用しないでください。

  • トレチノインに対して過敏症を起こしたことがある

トレチノインに対してアレルギーなどの過敏症が生じたことのある方は使用できません。塗布した皮膚に発疹や腫れがみられた場合には、アレルギーである可能性が高くなります。

トレチノインの働きと効果

効能・効果
尋常性ざ瘡
(1) 軽度から中度の顔のニキビに対して有効です。

一般名:トレチノイン

尋常性ざ瘡(ニキビ)および老人性色素班などのシミ・肝斑の治療に使われるビタミンA誘導体です。
肌のターンオーバー(細胞の入れ替わり)を促進します。ニキビやシミ、肝斑を改善する効果があります。

トレチノインは、ビタミンAと似た働きで肌の成長や正常化を促します。ニキビやシミ、肝斑だけでなく、加齢などによる小じわの改善にも効果的です。

肌のアンチエイジングに役立つ成分として美容の分野で広く活用されています。
トレチノインは、市販のスキンケア化粧品や美白クリーム、 美容医療で処方される医薬品など数多くの美容製品に配合されています。日本では未承認ながら、確かな実績を持つ医薬品成分です。トレチノインは、WHO(世界保健機関)が制作した必須医薬品リストにも記載されています。

ニキビは、毛穴に「角栓」が詰まって起こります。角栓とは、古い角質(皮膚の最も外側にある細胞)や過剰に分泌された皮脂が混ざったものです。皮脂が溜まると、それを好む細菌(アクネ菌)が増殖します。アクネ菌はニキビを炎症・化膿させるため、症状が悪化していきます。

トレチノインは、古い角質を剥がれやすくするピーリング効果と皮脂の分泌を抑える効果があります。これらの働きにより、角栓の発生とアクネ菌の増殖を抑えます。ニキビの発症と症状の悪化を同時に食い止められます。ニキビが改善された後の再発予防にもトレチノインは効果的です。

肌に起きる炎症や紫外線などで刺激を受けると、体の防御機能により過剰なメラニン分泌が行われます。メラニンによって表皮に色素沈着が起こり、シミや肝斑となります。トレチノインは、表皮の入れ替わりを早めてメラニンの排出を促します。色素沈着によるシミや肝斑に対しても、症状の改善が期待できます。

トレチノインは単剤で使用してもシミ・肝斑の治療に有効ですが、ハイドロキノンとの併用で、より美白効果が高まります。メラニンの排出を促すトレチノインに、メラニンの生成を抑えるハイドロキノンの働きが加わります。両剤が同時に働くことで、シミ・肝斑やニキビの炎症後の色素沈着が効率良く解消されます。

トレチノインが肌のターンオーバーを促してメラニンを排出します。

トレチノインの作用イメージ

トレチノインは、皮膚を構成する表皮層と真皮層に働きかけてニキビやシミ、肝斑、小じわを改善します。皮膚に吸収されたトレチノインは、表皮層にある特殊なタンパク質と結合します。そして皮膚の内部にある顆粒細胞が角質へと変化するのを早めます。一方で最も外側にある古い角質は剥がれやすくなります。これにより、毛穴を詰まらせている角質層が徐々に薄くなっていきます。
角質層が薄くなると肌のターンオーバーが促進され、表皮層に沈着したメラニンの排出が促されます。

トレチノインは表皮の奥にある真皮層まで浸透します。真皮層まで浸透したトレチノインは、皮脂を分泌する皮脂線の機能を抑えます。そしてコラーゲンを生成する線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きを活発にします。
真皮層におけるトレチノインの働きにより、アクネ菌の増殖を助ける過剰な皮脂の分泌が抑えられます。これにより、肌の保水力を高めるコラーゲンの生成量が増加します。

トレチノインの臨床成績ではニキビを43%減少させました。

角質の形成や皮脂の分泌を抑制するトレチノインの効果は、臨床試験*で証明されています。試験は顔にニキビを有する患者を対象とし、12週間にわたって実施されました。10〜65歳までの男女1,161名の患者に対し、トレチノインが投与されました。1日1回就寝前の洗顔後にトレチノインを塗布し続け、プラセボ剤との比較検証が行われました。

12週間のトレチノインの使用で確認されたニキビの減少率は、約43%となりました。一方でプラセボ剤を使用したグループの減少率は約22%となりました。プラセボの2倍に近い減少率が確認されたことで、トレチノインの有効性が実証されました。

美容目的で用いるクリーム剤の有効成分として配合されています。
患部を剥離するピーリング効果に優れており、美肌効果も期待できます。ニキビ治療薬シミ・肝斑を消す薬にも使用されています。

トレチノインが配合されているニキビ治療薬、シミ・肝斑を消す薬
先発薬:レチンAクリーム(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
後発薬:レチノAクリーム(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
後発薬:Aレットジェル(メナリーニ)

トレチノインとハイドロキノンを配合した肌再生と美白効果が同時に得られる合剤もあります。

トレチノインにハイドロキノンが加わった合剤
ユークロマプラスクリーム(ヤッシュファーマラボラトリーズ)
メラケアForteクリーム(アジャンタファーマ)
コスメライトクリーム(コスメファーマラボラトリーズ)

※出典:PIPELINE PREVIEWS - JDDonline - Journal of Drugs in Dermatology

トレチノインの副作用

副作用
皮膚の発赤や乾燥、かゆみ、かすみ、軽度の灼熱感、ニキビの悪化などが生じることがあります。
重大な副作用
水疱や皮膚のひどい焼けまたは腫れ、目の赤み、結膜炎、まぶたの腫れ、肌の変色。

トレチノインで多く確認されている副作用は、刺激感や赤みなど皮膚に発生する軽い炎症反応です。いずれもピーリング効果にともなう一過性の症状です。トレチノインの使用を続けていくうちに、大半の副作用は自然と治り、起こりにくくなります。

ごくまれではありますが、激しい刺激感や炎症反応が発生する可能性もあります。これらの症状が発生した場合は、トレチノインの使用をいったん中止して、休薬期間を設けるか医師に相談しましょう。

使用上の注意
トレチノインを使用している間は、患部を日光にさらさないようにしてください。日焼けした場合、赤みがとれずに残るおそれがあります。紫外線を避けるために、日中は室内にいる場合でも日焼け止めクリームを使用してください。
目や口、鼻などの粘膜にトレチノインを塗ることはできません。粘膜面に薬液が触れた場合には、ただちに水で洗い流してください。
使用に注意が必要な人
<妊婦または授乳婦>
妊婦がトレチノインを使用した場合の安全性は確立されていません。胎児の成長に害を及ぼす危険性が示唆されています。治療上トレチノインの投与がどうしても欠かせないと医師が判断した場合を除き、妊婦は使用するべきではありません。母乳中にトレチノインが移行する可能性もありますので、授乳婦の使用も避けるべきとされています。
併用注意薬
特に設定されていませんが、現在トレチノインの他に使用中の薬がある場合には医師に相談してください。
トレチノインと関連する成分
ハイドロキノン
医薬品や美白クリームや美容液などのスキンケア化粧品に使われる成分です。メラニン色素の生成を抑えて、シミを改善します。
フランカルボン酸モメタゾン
炎症を鎮めるステロイド剤です。湿疹や蕁麻疹、赤み、かゆみなどの症状を改善します。
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