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クラリチンの飲み方「タイミング、飲み合わせ」について

クラリチン(ロラタジン)は、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹などのアレルギー症状を緩和するための抗ヒスタミン薬です。

本記事では、クラリチンの適切な飲み方について、用量・用法、服用タイミング、注意点、そして他の薬との併用に関するガイドラインを解説します。

クラリチンの服用は1日1回、食後に1錠が基本であり、正しい服用方法を理解することが、その効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑える鍵となります。

クラリチンの飲み方(用法・用量)

下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

用量・用法
1回の用量 1錠
(ロラタジンとして10mg)
1日の服用回数 1回(食後)
クラリチンの注意事項
<使用禁忌>
下記に該当する方は使用しないでください。
ロラタジンに過敏症がある
<使用注意>
下記に該当する方は使用前に医師に相談してください。
てんかん、腎障害、肝障害、妊婦または妊娠している可能性がある、授乳中(服用期間中は授乳を避けること)、高齢者(65歳以上)、相互作用を招く可能性のある薬を服用中(エリスロマイシン、シメチジン)
<併用禁忌薬>
特にありません。

いつ飲む?服用に適したタイミングと時間帯

クラリチンを服用する基本的なタイミングは、朝昼晩いずれかの食後です。飲むタイミングとして食後が推奨される理由は、空腹時よりも薬が僅かながら吸収効率が良いからです。

クラリチンの用法用量は1日1回1錠と定められており、毎日決まった時間に服用することで効き目が安定します。2日以上連続で使用する場合は、24時間の服用間隔を守りましょう。

クラリチンは、車を運転する直前でも問題なく服用できます。クラリチンは抗ヒスタミン薬の中で眠気や集中力の低下が最も起こりにくく、車の運転に関する制限は定められていません。

食前・食後を問わずに飲める改良版

クラリチンの有効成分ロラタジンを改良して作られた薬として「デスロラタジン」があります。

デスロラタジンは吸収効率に食事の影響を受けづらいため、食前・食後を問わずいつでも飲めます。

眠くなり辛いといったロラタジンの特徴を引き継ぎつつ、同等以上の効果が期待できるため、完全な上位互換といえる薬です。

デスロラタジンを配合する薬は、日本では「デザレックス」、海外では「エリアス」という名前で販売されています。

飲み忘れた場合の対処

クラリチンを飲み忘れた場合は、気がついた時点で飲み忘れた分だけ1錠飲んでください。ただし次の服用時間が近い場合は、1回飛ばして次の服用時間に1錠だけ飲むようにしてください。飲み忘れたからといって、決して1度に2錠を飲んではいけません。

過剰に摂取すると、眠気、頻脈、頭痛といった副作用のリスクを高めます。薬の効き目を正しく引き出すためにも、クラリチンの飲み過ぎは絶対に控えましょう。

唯一の禁忌である過敏症について

クラリチンの禁忌は、過去にロラタジンを含んだ薬(クラリチン、ロラタジン錠)を服用して、薬物性の過敏症(薬物へのアレルギー反応)を起こしたことがある場合だけです。クラリチンの適応症状である、花粉やほこり、ダニなどに対するアレルギー反応は含まれません。

薬物性の過敏症は蕁麻疹の他に寒気、発熱、しびれ、フラフラ感、呼吸困難、発汗、意識障害、目や口の周囲に見られる腫れといった症状が起こります。過去にクラリチンやロラタジン錠を飲んで、これらの症状が出た事のある方は服用できませんのでご注意ください。

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花粉症シーズンにおける長期服用について

クラリチンを花粉症に使用する場合は、できるだけ早めに飲み始める事が望ましいです。クラリチンを継続使用する期間の目安は、花粉の飛散が収まるまでとなります。

花粉の飛散が始まる2週間前から服用できる

クラリチンを飲み始める最も効果的なタイミングは、花粉症シーズン開始の2週間前です。花粉症の初期療法では、花粉の飛散が始まる前からの服用が可能とされています。シーズンが近くなったら花粉の飛散情報をチェックし、飛散量や飛びはじめ予想に応じて早めに手を打ちましょう。

夕食後の服用が最適なケース

夜間に鼻づまりで眠れない方や、朝起きた時にくしゃみが多発(モーニングアタック)する方は、夕食後の服用が効果的です。また、クラリチンは食事の有無で薬効に大きな影響はなく、空腹時の服用が禁じられているわけでもないため、寝る前に飲んでも構いません。

既に発症している場合は早めに服用開始

既に花粉の飛散が始まり発症している場合は、症状が軽いうちに服用し始めましょう。花粉症の症状がどのタイミングで発現するかは個人差があります。花粉症に例年悩まされているような方は、花粉日記をつけておくと発症の傾向がつかみやすくなります。

すでに激しい症状が現れている場合には、クラリチンよりも効果が強力な別の抗ヒスタミン薬を使用するのも手段のひとつです

花粉の飛散が本格化してからの対処

花粉の飛散が本格的に始まると、クラリチン単剤だと症状が抑えきれない場合があります。これは、薬効の範囲を超えるアレルギー物質(ヒスタミン、ロイコトリエン等)が体内で放出されているからだと考えられます。

こうした症状には、クラリチンとは異なる作用機序でアレルギー症状を抑える他の薬剤を併用すると効果的です。中等度以上の症状に対しては、ステロイド点鼻薬や、他の抗アレルギー薬(抗ロイコトリエン薬、ケミカルメディエーター遊離抑制薬)との併用が有効とされています。

ステロイド点鼻薬は鼻腔内に噴霧することで鼻炎に対して局所的に優れた効果を発揮する、アレルギー性鼻炎の定番とも言える薬です。ステロイド点鼻薬は代表的な処方薬としてアラミストやナゾネックスをはじめ、市販薬としてもフルナーゼなど多くの種類が販売されています。

また鼻づまりが酷い場合には「ナシビン点鼻薬」のような血管収縮剤を併用するのも有効です。

抗ロイコトリエン薬はアレルギー物質であるロイコトリエンが受容体と結合するのをブロックする薬で、ケミカルメディエーター遊離抑制薬はヒスタミンやロイコトリエンが肥満細胞から放出されるのを防ぐ薬です。

アルグレートMは、抗ヒスタミン薬と抗ロイコトリエン薬が一緒になった画期的な薬です。

服用期間中の注意点

長期間にわたりクラリチンを安全に利用するためには、服用期間中の飲酒や服薬継続の判断には注意を払わなければなりません。

アルコールの摂取は控えめに

クラリチンはアルコールとの飲み合わせても問題がない安全な薬ですが、飲酒は花粉症の症状を悪化させる要因となります。クラリチンの服用期間中は、なるべくお酒を控えた方が症状を抑えるうえで効果的と言えます。

服薬を継続するかの判断について

クラリチンは漫然と長期にわたって使用しないでください。効果が出ていても、2週間以上にわたって継続服用する場合は、医師や薬剤師に一度相談することが大切です。

他の薬との飲み合わせに関して

クラリチンと飲み合わせが悪い代表的な薬は、抗生物質のエリスロマイシンおよび胃酸分泌抑制薬のシメチジンです。これらの薬とクラリチンを併用すると、有効成分の血中濃度が高くなり、必要以上に作用が増強する恐れがあります。エリスロマイシン以外の抗生物質であれば問題はありません。

また、他の抗アレルギー薬(皮膚疾患の薬や鼻炎用の内服薬を含む)および抗ヒスタミン成分を含んだ内服薬(かぜ薬、咳止め、酔い止め、睡眠促進薬など)も注意が必要です。アレグラなど花粉症の薬を含め、他の抗ヒスタミン薬を併用する事は過剰服用になり、眠気などの副作用が起こりやすくなりますのでおやめください。

ロキソニンやバファリン等の頭痛薬は抗ヒスタミン作用に影響しない薬ですので、クラリチンとの飲み合わせても問題ありません。

効かない時は他の抗ヒスタミン薬に切り替え

クラリチンを1週間ほど継続服用して一向に効果が出ない場合は、医師や薬剤師に相談のうえ、他の抗ヒスタミン薬への切り替えを検討しましょう。

クラリチンは効果が比較的マイルドな抗ヒスタミン薬であり、他の薬への切り替えで症状が改善される可能性があります。

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軽症には眠くなりづらいビラノア

症状が軽い段階でクラリチンを服用して効き目がない場合は、原因としてクラリチンとの相性が悪い事が考えられます。抗ヒスタミン薬は有効成分の構造によってタイプが異なり、クラリチンの成分であるロラタジンは三環系と呼ばれるタイプになります。

軽度の症状に対してはまず、眠くなり辛いタイプのビラノアが有効です。ビラノアはピペリジン系と呼ばれるタイプで、クラリチンと同様に眠気が起こりにくくなっているため、切り替えに最も適した抗ヒスタミン薬と言えます。

ビラノアは海外では「ビラクステン」という名前で販売されており、通販で購入することもできます。

重症化した鼻炎には強力なルパフィン

鼻炎が重症化してクラリチンの効果が及ばない場合、抗ヒスタミン作用が強めの薬に切り替える手段もあります。クラリチンよりも強力な抗ヒスタミン薬としてルパフィンが挙げられます。

ルパフィンは、抗ヒスタミン作用に加えて抗PAF作用を有する薬です。日中の鼻水や目のかゆみを抑えるだけでなく、夜間の鼻づまりの症状にも強力に作用します。

ルパフィンは強力な効き目でつらい症状をしっかり緩和できる反面、クラリチンよりも眠気や集中力の低下といった副作用も出やすいです。服用後に車の運転といった危険を伴う機械の操作を行うことは禁じられています。

ルパフィンに市販薬はありませんが、海外版のルパフィンであれば個人輸入という形で通販購入できます。

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クラリチンの飲み方(用法・用量)まとめ

クラリチンの服用に際しては、1日1回食後に1錠を水またはぬるま湯で服用することが推奨されます。

適切なタイミングでの服用が、安定した効果を確保するために重要です。飲み忘れた場合の対処法や、他の薬との飲み合わせ、長期服用時の注意点など、クラリチンを安全かつ効果的に使用するための情報を理解し、適切に対応することが大切です。

症状が改善しない場合は、医師や薬剤師に相談し、適切なアドバイスに従うことが望ましいです。正しい知識と理解に基づく服用が、アレルギー症状の緩和に向けた第一歩となります。

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