ジルテック

ジルテックの概要

ジルテックはアレルギーに対し強力な効き目と即効性を示す抗ヒスタミン薬

つらい鼻水やくしゃみの症状をピタッと止めます。

服用から40分ほどで効き目がピークに達します。

1回の服用で抗ヒスタミン作用が24時間持続します。

ダニやハウスダストなど通年性のアレルギー鼻炎にも効果的です。

ジルテックの適応症

• アレルギー性鼻炎
• アトピー性皮膚炎

ジルテックの成分

• セチリジン

ジルテックは、花粉症・アレルギー性鼻炎の薬の中でも効果と早さは強力な部類に属する抗ヒスタミン薬です。有効成分としてセチリジンを配合しています。かなり強力に作用しますので、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状をピタッとおさえる反面、眠気の副作用も強く現れます。UCB（ユーシービー）社より製造販売されています。

ジルテックのご購入について

ジルテックを安心してご購入いただくための取り組み

偽物が混入しない安全な流通ルートを確保するために、以下の対策を徹底しております。

(1) ご注文の取り次ぎ先となるサプライヤーが持つ医薬品の取り扱いライセンスを十分に吟味しております。
(2) 専門機関への成分鑑定依頼を定期的に行い、偽造品混入の予防に最大限努めております。

ジルテックの特徴

ジルテックは、アレルギー性鼻炎の症状を強力におさえる第2世代の抗ヒスタミン薬です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、花粉症の諸症状を緩和する効果に優れています。

花粉症のアレルギー症状が出てしまった場合でも、1錠の服用で鼻炎などの症状をピタッとおさえる効き目を発揮しますので、ジルテックは発症してしまった花粉症の鼻炎などをおさえる用途に適しています。他の花粉症治療薬で改善がされなかった方にもジルテックは有効です。

花粉症に早く、強く、長く効く抗ヒスタミン薬です。

ジルテックは早く、強く、長く効きます。日本では1998年に販売され始めて以降、強力な抗ヒスタミン薬として、ジルテックは様々なアレルギー性疾患の治療に使われてきました。有効成分のセチリジンは吸収性に優れており、素早く花粉症のアレルギー性鼻炎をおさえます。ジルテックの効果は服用から約24時間ほど持続するため、1錠飲むだけで抗ヒスタミン作用が1日続きます。

花粉症の薬は、症状をおさえる働きの強さと眠気の副作用は比例しており、効き目が強いほど眠気が起こりやすくなります。
ジルテックを含む第2世代の抗ヒスタミン薬は、第1世代の抗ヒスタミン薬と比べて眠気や口の渇きの副作用の問題が軽減されています。しかし、アレグラなど眠気の作用が少ない花粉症の薬と比較すると、強力な効き目に比例して眠気が起こりやすいデメリットがあります。中でもジルテックの効果は強力なので、服用後の運転や高所での作業を控えるよう注意喚起されています。そのため、服用は日中ではなく、就寝前が推奨されています。寝る前にジルテックを服用しておくと、寝起きを襲う花粉症（モーニングアタック）もおさえることができます。

ジルテックよりも効き目が強い薬

ルパフィン
花粉症の薬の中でも最強の部類に入ります。鼻炎などの症状をおさえる効果に優れる反面、眠気の作用も出やすい傾向があります。

ジルテックよりも眠くならない薬

ザイザル
効き目の強さと眠気の副作用のバランスが良く、発症してしまった花粉症の症状をおさえる働きに優れています。

アレグラ
花粉症の予防に最も適している薬です。花粉シーズンに入る2週間ほど前から服用するのが効果的です。

クラリチン
眠気の副作用が少ない花粉症の薬です。ゆっくり、長く効きます。花粉症の発症予防にも効果的です。

ジルテックの効果

効能・効果

アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患（湿疹、皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症）

(1) 花粉症など季節性の鼻炎および通年性のアレルギー性鼻炎の症状緩和に有効です。
(2) 蕁麻疹、湿疹や皮膚炎などの皮膚疾患の症状を和らげます。

ジルテックは、スギやヒノキなど植物の花粉が原因で起こるくしゃみ、鼻水などのアレルギー反応を緩和します。強力な効果が素早く効き始めるため、花粉症の発作が起きてからでも症状を解消します。
花粉症だけでなくほこり、ダニ、ハウスダストなどが原因で発症する通年性のアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎など免疫機能の低下に伴って発症する疾患にもジルテックは有効です。

服用から40分で効き始めて24時間のあいだ効果が持続します。

ジルテックは、即効性と持続性に優れています。服用から40分ほどで効果が現れはじめ、素早く花粉症の発作を抑制します。その後、6から7時間のあいだ最も強い効果が発揮され、服用から約24時間にわたってほどよい効果が持続します。

セチリジンがヒスタミン受容体の結合や伝達物質の遊離を阻害します。

ジルテックの有効成分セチリジンは、アレルギー反応を誘発するヒスタミンと受容体の結合や伝達物質（ケミカルメディエーター）の遊離を阻害するH1受容体拮抗薬です。
植物の花粉など抗原が体内に侵入すると遊離する科学伝達物質ヒスタミンとその受け皿であるヒスタミンH1受容体の結合を阻害する作用があります。
アレルギー反応はヒスタミンとH1受容体が結合することで誘発されるため、セチリジンが働くことでくしゃみや鼻水などの症状を抑制できます。

セチリジンには伝達物質を遊離させている肥満細胞に作用して、その働きを抑制します。ヒスタミンなどの伝達物質の遊離が抑制されるため、アレルギーの発生を元から断つことができます。

ジルテックの効果について

セチリジンが配合されている通販商品と成分について

ジルテックの飲み方

下記の用量を守って、水またはぬるま湯と一緒に服用してください。

1回1錠、1日1回、就寝前にジルテックを服用します。年齢や症状に応じて用量を変更でき、1日最大20mg（2錠）まで増量できます。
ジルテックの服用後は眠気の副作用も現れますので、自動車の運転や機器の操縦、高所での作業はなるべく控えてください。

ジルテックの飲み方について

ジルテックの注意事項

基本的な注意事項

眠気が出ることがあるので、ジルテックの服用期間中は自動車の運転や危険をともなう機械の操作を控えてください。

効果が認められない場合には、漫然と長期にわたって服用しないでください。

花粉症の治療をする場合は、シーズン直前から服用を開始し、シーズン終了時まで続けましょう。

ジルテックの注意事項についての参考サイト

医療用医薬品：ジルテック (添付文書情報) - KEGG DRUG

Who can and cannot take cetirizine - NHS

ジルテックの相互作用

併用注意とはジルテックと飲み合わせの悪い薬です。併用すると（1）作用の減弱、（2）副作用の増強など、体に悪い影響がでるおそれがあります。注意しながら使うか、併用は避けることが望ましいでしょう。

併用禁忌とはジルテックと一緒に飲んではいけない薬です。該当する薬はありません。

併用禁忌

なし

併用注意

テオフィリン

リトナビル

中枢神経抑制剤

アルコール

ピルシカイニド塩酸塩水和物

ジルテックの相互作用についての参考サイト

医療用医薬品 : ジルテック (相互作用情報) - KEGG DRUG

Cetirizine Interactions Checker - Drugs.com

ジルテックの副作用

主な副作用は眠気、倦怠感、口の乾き、吐き気、食欲不振、肝機能数値の上昇などです。

他にもまれに起こる副作用として、頭痛やめまい、胃腸障害、発疹、動悸などが確認されています。

ジルテックの副作用について

発症頻度：0.1％〜5％未満

眠気、倦怠感

口渇、嘔気、食欲不振

好酸球増多

ALT上昇、AST上昇、総ビリルビン上昇

発症頻度：0.1％未満

頭痛、頭重感、ふらふら感、しびれ感、めまい、浮遊感

胃不快感、下痢、消化不良、腹痛、腹部不快感、胃痛、口唇炎、便秘、口唇乾燥感、嘔吐、味覚異常、口内炎

動悸、血圧上昇、不整脈（房室ブロック、期外収縮、頻脈、発作性上室性頻拍、心房細動）

好中球減少、リンパ球増多、白血球増多、白血球減少、単球増多、血小板増加、血小板減少

発疹、蕁麻疹、浮腫、かぶれ、そう痒感、血管浮腫

結膜充血、霧視

Al-P上昇

尿蛋白、BUN上昇、尿糖、ウロビリノーゲンの異常、頻尿、血尿

耳鳴、月経異常、胸痛、ほてり、息苦しさ

発症頻度不明

不眠、振戦、抑うつ、激越、攻撃性、無力症、錯感覚、幻覚、不随意運動、意識消失、健忘、自殺念慮、悪夢

腹部膨満感、食欲亢進

多形紅斑

眼球回転発作

排尿困難、遺尿、尿閉

関節痛、手足のこわばり、嗅覚異常、鼻出血、脱毛、咳嗽、体重増加、筋肉痛

ジルテックの副作用についての参考サイト

インタビューフォーム ジルテック錠5／ジルテック錠10 - 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構（PDF：1.76MB）

Zyrtec (Cetirizine): Side Effects - RxList

ジルテックの保管方法

光、温度、湿度などにより、効果が損なわれる場合があります。以下を守って保管してください。

(1) 高温多湿を避けて、直射日光があたらないところで保管してください。
(2) 日中に長時間にわたって車中に置かないようにしてください。
(3) お子様の手が届かないところで保管してください。
(4) 使用期限を過ぎた場合は破棄してください。

ジルテックのQ&A

• ジルテックはどういう薬？何に効く？

  アレルギー性鼻炎（花粉症、ハウスダストなど）の症状に加え、蕁麻疹やアトピー性湿疹などのかゆみに効く薬です。花粉症の薬の中では、効き目が最も強力な部類に入ります。体のアレルギー反応にともなうくしゃみや鼻水・鼻づまり、かゆみを緩和します。第2世代抗ヒスタミン薬に分類されます。市販薬の「新コンタック鼻炎Z」や「ストナリニZ」と同じ成分の薬です。

• ジルテックの成分や特徴は？

  有効成分はセチリジン塩酸塩で、第2世代抗ヒスタミン薬の中でも強い効き目がある薬です。アレルギー症状の原因となる化学物質（ヒスタミン）の働きを抑えます。体内にアレルゲンが侵入した際に放出されるヒスタミンが、受容体と結合するのを防ぎます。第1世代の抗ヒスタミン薬に比べて、抗コリン作用による眠気や口の乾きなどの副作用が出にくいのが特徴です。

• ジルテックの花粉症に対する効き目は？

  花粉症などのアレルギー性鼻炎の症状を緩和する効果は、日本国内で行われたセチリジンの臨床試験で実証されています。試験ではアレルギー性鼻炎の患者に対し、セチリジン10mgが1日1回、2週間にわたって投与されました。結果、被験者の53.8％に中等度以上の改善が認められました。継続服用によって、鼻炎症状が顕著に改善したことを示しています。

• ジルテックはじんましんにも効く？

  日本国内で行われたセチリジンの臨床試験では、慢性蕁麻疹の患者において症状の改善が認められました。試験ではセチリジン10mgが1日1回、2週間にわたって投与されました。結果、被験者の82.2％に中等度以上の改善が認められました。継続服用によって、蕁麻疹の症状が高い確率で顕著に改善したことを示しています。

• ジルテックの効果時間や即効性は？

  ジルテックは服用から40分ぐらいで効きはじめ、24時間にわたって効果が続きます。即効性は抗ヒスタミン薬の中でも高い方です。即効性を示す最高血中濃度の到達時間は服用後1.44時間で、この時が効果のピークです。持続時間を示す血中濃度半減期は服用後6.73時間で、この時まで効果は高くなります。その後、効き目は弱くなりつつ24時間は維持されます。

• ジルテックの作用機序は？

  ヒスタミンの受容体を遮断し、アレルギーに関係する化学物質が活性化するのを抑制します。アレルゲンの刺激でアレルギー反応がはじまると、免疫系の細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されます。そして、ヒスタミンは受容体と結合し、さまざまなアレルギー症状をおこします。ジルテックは先行して受容体と結合し、ヒスタミンとの結合をブロックします。

• ジルテックの飲み方は？

  1日1回、1錠（10mg）を就寝前に水またはぬるま湯と一緒に服用します。就寝前に飲むことで寝つきが良くなり、起床時におこるアレルギー症状（モーニングアタック）を緩和できます。時間を決めておくと、効き目が安定して飲み忘れを防げます。症状がつらい場合、1日の服用量を20mgまで増やせます。飲み忘れた場合は1度に2回分のまないでください。

• ジルテックと他の薬との飲み合わせは？

  テオフィリン、リトナビル、ピルシカイニドは飲み合わせに注意が必要です。テオフィリンは喘息治療薬で先発薬はテオドールなどです。リトナビルは抗HIV薬で先発薬はノービアなどです。ピルシカイニドは抗不整脈薬で先発薬はサンリズムです。これらの薬を併用すると、互いの作用に影響するおそれがあります。併用する場合は、事前に医師に相談してください。

• ジルテックとお酒を一緒に飲んでもいい？

  お酒との併用は禁止されていませんが、注意を払う必要があります。セチリジンの臨床試験では、アルコールとの併用で相互作用がないことが証明されています。一方で、アルコールとの飲み合わせに関する注意喚起もあります。アルコールには中枢神経を抑え込む作用があり、併用によって眠気がおこりやすくなります。服用期間中の飲酒は控えた方が良いでしょう。

• ジルテックの副作用は？

  最も多い副作用は眠気で、臨床試験では被験者の6.0%に確認されています。ついで吐き気や腹痛、消化不良などの胃腸障害が2.55%、口の乾きや倦怠感、頭痛、食欲不振、心臓障害などが0.2～0.9%の頻度で確認されてます。まれにおこる重度の副作用としてショック、アナフィラキシー、痙攣、肝機能障害、黄疸、血小板減少が頻度不明で報告されています。

• ジルテックは眠くなる？

  第1世代の抗ヒスタミン薬に比べると軽減されているものの、第2世代の中では眠気がおこりやすい薬です。眠気は抗ヒスタミン薬が脳に入り込んで鎮静作用をもたらすことで起こります。ジルテックは第2世代の中でも強力な効果がある一方、鎮静作用も強くなります。服用してから1～2時間後に眠くなりやすいので、この間は自動車の運転などは避けましょう。

• ジルテックの注意点や禁忌は？

  重度の腎機能障害がある方は、ジルテックの作用が強まるリスクがあるため服用できません。同様に、セチリジン製剤および同じような構造を持つピペラジン誘導体（ザイザルやアタラックスなど）で過敏症をおこしたことがある方も禁忌となります。てんかんや腎・肝機能障害をお持ちの方、妊娠中もしくは授乳中の方、高齢の方は使用前に医師に相談してください。

ジルテックの評価・口コミ（14件の評価）

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• 花粉症・抗アレルギー薬
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